“今しかない” チケット
今まで生きてきて、あの時ああすればよかったというたらればはかなり過去まで遡って思い返してもそんなない感じがする。
自分の中にカードをいくつか持っていて、Aにしようと強く決めていたのに、一瞬の心の揺らぎでBにしてしまったことなどはあるかもしれないが、それによって人生の方向性が大きく変わってしまった、というようなことはないはずだ。
人生を揺るがすかもしれない大きな決断は、どんなに周りの声が大きくなろうとも、自分自身で心から納得できるまで考え抜いて答えを出すし、
例えその先に失敗があったとしても、自分の興味が湧いた先への直感や、こちらへ向かってきた境遇や運をポジティブに迎合していって結果オーライにしていく気概が持てるかどうかをだいじにしたいと思っている。
とはいっても100%振り切った気持ちになるまで待っているには時間がもったいない
し、ましてや迷っている時間が無限に許されないこともあるので、肩の力を抜き、楽観的に賭けに出るような気持ちもたいせつなのかもしれない。
何かを選んだ5秒後に、自身の選択への後悔があったりすることもあるのだが、
(メニューが届いたあとで「あっ、やっぱりそっちのステーキランチにすればよかった…」など)
その答えに引きずられない、選んだ方を良しとしドライブを切ることで選ばなかった方を窓から海に投げ捨てて忘れているせいで、結構明るめに生きられているのかもしれない。
いまの記憶が消えるのであれば、タイムマシーンはいらない
今、なるべくしてこの道を歩いてるなという気持ちもあるが、もし受験生に戻れるとしたら?という話になった場合、自分の後天的価値観を論理的に構築しなにかを創生するほうと先天的価値観の真髄に迫る上で、美大を選ばなかったらそれはそれで面白い人生になっていたのではないかというのはある。
というのも、好きなことや興味の強いことばかりにフォーカスできる道を辿りながらも、「とても人の役に立つ」ことや「社会的貢献度の高いこと」に年々強く興味を惹かれるようになったからだ。
まあでも結果論、今までこの道を歩いてきたからこそそう思えることも大きいなと思い、
自分がまだまだ素人領域でありつつ興味の強い分野がたくさんあることは、生きる意義を強められ、とても幸せなことだ。
いきなり学生時代から「人間の真の欲求とは」「社会をよりよくするために」「サピエンス全史」と学んでいたらまったく今の自分とは違った価値観でまったく違う環境に身を置きまったくべつのことに勤しんでいたりするんだろうなと感慨深く思う。
一生勉強
という気持ちはずっとあるものの、今までの勉強法とは違った方法もとっていきたい。
それこそ今興味あるのは、職種は違えども、何か同じ目的を持った人たちで相互作用のあるもの、などだ。
私が誰か大勢にたいしてgiveする側にまわることでも良いかもしれないし、
まったくいままで覗いてこなかったコミュニティなどにも足を運んでみたい。
欲しいのであれば今しかない
冒頭の真面目な話(言っていることに嘘はない)で頭をクールに冷やしポジティブな気持ちを取り戻そうとしているが、私はつい最近、とてもショックな知らせを聞いた。
(その時の気持ちを振り返り沈み倒しますが、今はめっちゃ元気です心配しないでください)
'2020東京オリンピック開催にあたりチケット争奪が予期される時期、
チケットの転売禁止法が施行された。
[ SOLDOUT ]したチケットでも、手段や投じる金額を選ばなければ、なんやかんやのルートで手に入る、ということが法的に禁止となったのだ。
私の場合、なんやかんやの手段はもともと使用せずに普通に一般的手段でチケットを取ってきたが、
転売禁止法が施行され、チケットが市場から消え去るスピードがかなり速くなったように思う。
「去年は直前くらいまで余裕でとれたから、いつでもだいじょうぶと思う!」
とお正月に義姉から聞いていて、チケットの有無をオンラインで確認せず余裕でいたところ、まさかの去年クリスマス時期にすでに、SOLDOUTだったらしい。
https://www.knotfestjapan.com/
このライブイベントの、DAY2に行きたかった。
ほんとうに泣ける。
大袈裟でなく、赤ちゃんのようにしゃくりあげた泣き声で泣きたいくらいの気持ちだった。
(少しだけ声に出してわーんわーんと言いました)
私は直近、自分のSNSで
髪型を思いっきり変えたい!!
というポストをしているのだが、
いま眠りに就く前によくよく考えてみると、行けると思っていたはずのそのライブイベントに行けないとわかった喪失感のひどさにより、そのLIVEに行くまでの楽しみな気持ちやその当日に心身ともに震撼したはずの架空の衝撃を、なにか別のかたちで自分に与えたいと思った動機なのかもしれない。
なので、ひと呼吸おいてみると、
私はおそらく、髪型を大変わりさせることはないだろう
という結論になり、アイディアや意見、有益な情報を与えてくださった方々には申し訳ない気持ちだが、
また別の機会、気持ちや決断力が振り切れたときに、
「普段の自分だったらしないだろう」
と思うようなことを、やってみたいと思う。
基本的には自分の場合、よっぽど逃れられない任務などでない限りは、
自分の気の進まないことは流されて実行しない
というポリシーがある。
だが、ぜったい1億積まれてもやりたくないバンジージャンプも、何か自分の殻を壊したり次のステージに進めるチャンスを自分自身で強く感じることができれば、
「この渡されたチケットの発行・使用期限は今しかない」
と思う気持ちを見逃さず、新しい世界に飛び込んでいきたい、という気持ちの高鳴りもある。
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