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伊良湖岬
芭蕉が保美の里に隠棲していた愛弟子の杜国を訪ね、伊良湖岬を清遊したのは貞享四年(1687年)十一月。
また島崎藤村は
「名も知らぬ遠き島より
流れ寄る椰子の實一つ
故郷の岸を離れて
汝はそも波に幾月
舊の樹は生ひや茂れる
枝はなほ影をやなせる
われもまた渚を枕
孤身の浮寢の旅ぞ
實をとりて胸にあつれば
新 なり流離の憂
海の日の沈むを見れば
激り落つ異郷の涙
思ひやる八重の汐々
いづれの日にか國に歸らむ」
と「落梅集」の「椰子の實」で詠んだ。
これは藤村の想像であり、それは柳田国男から齎されたと聞く。
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温暖で過ごしやすい気候である。
名産のメロンは瑞々しく甘い。
陸路だと名古屋市内からは思ったよりも時間がかかるから、いっそ知多半島の師崎からフェリーに乗るがいい。
椰子の実ではなく、網の浮き玉が流れ着いていた。
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