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熱田神宮

荒俣宏の『帝都物語』でも少しバラされてるけど、先の大戦末期に機密勅令によって全国の主だった寺社でルーズベルト米大統領調伏のための儀式修法が同時一斉に行われたんだよね。

その時、高野山や東寺でも禁断の大元帥明王法が修された。

熱田神宮に至っては政府中枢からの相当強硬な圧力により、 天皇さんや大宮司でも見ることさえかなわぬ草薙神剣がついに開封され、大宮司による機密御仕の主依とされたという。 草薙剣の話については、当時の大宮司の孫(あれ?ひ孫だったかも) が大学で同級でそいつから詳しく話を聞いたんだが、相当ヤバい話…あまり聞きたくない話だった。

…で、結果はというと、ルーズベルト、本当に死んじゃったんだよな。

これが偶然だったのか必然だったのかはともかく、結果として神風だの本土決戦だのを本気で妄想する連中を増長させることになったのだけは確かだろう。

スレ違いは承知の上なんだけど(スマソ)リクエストが多かったので前回は敢えて伏せておいた部分について。

まず、草薙剣本体の材質について。

社伝ではかつて一度、新羅僧に盗まれ再び封印された際の『剣』の描写が残っているが、再封印後、現代に至るまで御神剣は一切錆を被っていないとの伝説、あくまでも伝説があったが、六十年前にその勅儀のために封印が解かれたとき、思わぬ象で伝説の根拠が明らかになった。

つまり御神剣は「錆びることのありえない素材」=金のムクで、もとより剣としての実用に耐えぬ、あくまでも祭祀用の具として造られたと思われる。

そして最も問題だったのは御神剣の形そのもの。

社伝では中空の矛のような短銅剣とされていたのだが、実際には、とても《剣》とは言いがたい、異様な形状の御体だったという。

喩えることのできるものがあるならば、国宝・石上神宮七支刀にやや近いというべきだったらしいが、七つに別れたその先が左右に羽根をひろげるが如く長く手を広げ、これまた、そもそもこれが《剣》として造られたものでないことを示していたという。 (ちなみに、後年、俺のその同級生の曽祖父=当時の大宮司は、自らの日記の中で、御神剣が七支の形状をなしていた事実と、記紀中のヤマタノオロチより剣がいでたとの伝承を結び合わせ、ヤマタノオロチの八つの頭がそのまま草薙神剣の七支の穂先と幹の突端になったのではないか、との自説を記しているという。…なるほどね。)

で、問題の儀式中に起きたことは、大宮司が祭文を唱えるにつれ、御体が唸り声のような重い音声をあげたかと思いきや、祭殿の左、西の方角に向けて自らいざりはじめそのまま震えて祭文を唱え続ける大宮司に代わって、御神剣を押しとどめようとした禰宜職が御体に触れた途端、口より青い炎を上げて体が燃え上がり、骨も残さず溶けるように一片の黒い炭になってしまったという。

あまりのことに、神職・禰宜らが取り乱す中、何とか祭文をほふり終えた大宮司だったが、三ヶ月半後に再び同じ儀式を行うよう命が下った際には、さすがにこれを拒み続け、そのまま敗戦を迎えたという。

なお、その時も爾後も、その大宮司の一の弟子だったのが、神社本庁・前総長だった鶴岡八幡宮の白井前宮司で、存命中の方でその儀式に立ち会っていた数少ないお人だそうなので、当時の‘’ナマの様子を聞きたい方は訪ねてみては、 との友人のことばでした。

…以上が、今から13年前に、京大文学部史学科の某助教授の研究室で、そのセンセと私ほか2名の前で語られた内容の大筋です。

草薙の剣 - 呪術・呪物について語るスレまとめwiki - livedoor Wiki

都市伝説の域は出ないが、どう思われるだろう。
これについて熱田神宮の御神体である「草薙剣(天叢雲剣)」は臨界量に近いウランを含有している素材で出来ていて、この禰宜職が炭になったというのは、おそらく臨界ではなかったかと推理する説がある。
デーモン・コアでも知られるように、臨界質量を超えていなくても、ちょっとした衝撃で臨界となってしまうことがあるのだ。

このご神体は、5尺(約1.5m)ばかりの木の箱に入っていて、木箱の中に石の箱があった。二つの箱の間には赤土がしっかり詰めてあった。さらに石の箱の中に樟の箱があって、その中にご神体が入っていた。そして石箱と樟の箱の間も同じように「赤土にてよくつつめり」となっていた。

草薙の剣

臨界ギリギリのウランを含有している物質からできているからこその厳重さではないかというのだ。

文中に出てくる熱田神宮に近しい京大の同級生というのも特定ができるとしている。
名前を見たのだけど、結構スレスレの話なので、ここでは伏せておく。
それこそ信じる信じないはアナタ次第なのだけど、これを考えると、壇ノ浦の合戦で安徳天皇と海に沈んだと言われているのは、やはりコピーではなかったかと推測できる。

でもまあ。
御神体は御神体であればいいのであって、その実際を知ることに大した意味はない。

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