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私たちは食べたもので出来ているvol.8#106

皆様、こんばんは。
佐伯です。

毎週土曜日は食について様々な角度から検証していく連載を始めたいと思います。
私は仕事柄、様々な食品に関わることがあります。
一つの製品に生産者様やメーカー様のこだわりや信念など、様々な思いが込められております。
これが製品の美味しさや健康への配慮、地球への配慮など様々な面でも思いが反映されています。

皆様、新年のドタバタも落ち着き疲れが出ていることではないでしょうか?
疲れが溜まるとお肌の調子が悪くなったり、風邪を引きやすくなりますよね。
そんな中でも、大変なのは便秘と軟便です。

私も元々お腹が強い方ではないので疲れると大体お腹が痛くなります。
また、息子も牛乳が好き過ぎて他の飲み物をあまり飲みません。
そのため、慢性的な便秘に悩んでいました。

今回は、腸のトラブルに欠かせない乳酸菌について製薬会社の営業さんから聞いた話と自分で調べた内容を踏まえてご紹介したいと思います。


①乳酸菌って詳しくご存知ですか?

先にお話ししたとおり便秘や軟便は多くの人が直面する問題です。
健康な生活を送るためには、腸内環境のバランスが重要であり、乳酸菌はその鍵の一つです。
しかし、乳酸菌には生きた菌(生菌)と死んだ菌(死菌)があり、それぞれの役割と効果には大きな違いがあります。
まずは、便秘や軟便に悩むあなたに向けて、乳酸菌の死菌がどのように役立つのかを解説します。

②乳酸菌とは、生菌と死菌の違い

乳酸菌は、発酵食品に含まれる微生物の一群で、健康な腸内環境を支える重要な役割を担っています。
乳酸菌には、腸内で生きて活動する「生菌」と、加熱や処理によって死んだ状態の「死菌」があります。
これらは腸内フローラに異なる方法で影響を与えます。

・生菌と死菌の違い
生菌は腸に到達して生きたまま活動することが理想ですが、実際には胃酸や胆汁によってその多くが死滅してしまいます。

一般に、生きた乳酸菌が胃酸や胆汁の影響を受けずに完全に腸まで到達することは困難であるとされています。
研究によれば、特定の乳酸菌株や製造技術を使用した製品では、比較的高い到達率を達成しているものもありますが、到達率は数パーセントから数十パーセントの範囲で大きく変わることがあります。

このように生菌を腸まで届けることは非常に難しいことなのです。
また、個々人の消化器科の状態や摂取時の食事の状態、製品の加工方法、使用される乳酸菌の種類によって結果が大きく変わります。
このため、生菌を腸まで届けることは不確定要素があまりにも多く、期待した成果を一定の割合で出し続けることがとても難しいのです。

一方で、死菌は生きて腸に到達する必要はありません。
なにせ元々死んでいますから。
しかし死んでいても、腸内の常在菌の栄養源となり、腸内フローラのバランスを整えるのに役立ちます。

腸内フローラは、健康を維持する上で重要な役割を果たします。
特に、消化吸収や免疫システムに大きく影響します。
腸内の常在菌を活性化し、健康な腸内フローラを維持することは、便秘や軟便の改善にもつながります。

意外と生菌を広告にしている製品は多くありますが、死菌を含んでいるかどうかはあまり知られていません。
ちなみに私はきちんと調べて、営業さんからも丁寧に説明を受けた協和薬品さんのラブレワールドを愛用しています。

こちらは京都の伝統漬物「すぐき漬け」から発見された乳酸菌を使用しています。
その為、純植物性乳酸菌のため非常に体にも優しい製品となっています。

私の感覚ですが、大体2週間ほどで効果が感じられます。
初めは便の排泄リズムが整い始め、お腹を下すこともなくなりました。そして風邪も引きにくくなりました。

営業さんに確認したところ、腸内環境が整って免疫力が向上した為とのことでした。
個人の感想ですが、乳酸菌にも色々な種類と効果があるのだと感じました。

③腸内環境を整えよう!

よく「腸の調子を整える」というワードがありますよね?
あれは正確には常在菌を活性化し、免疫力を向上しようという意味なのです。
あまり知られていないですが乳酸菌の死菌は、腸内の常在菌を活性化させることにより、腸内環境の改善に貢献します。
便秘や軟便に悩む方は、死菌を含む乳酸菌製品の選択を検討してみると良いでしょう。
日々の食生活に取り入れることで、より快適な腸内環境を目指しましょう。

それでは皆様、ご機嫌よう。

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