マーケットインとは?もっと詳しく!バリュープロポジションの重要性#144
皆様、こんにちは。
佐伯です。
なんだか天気が安定していませんね。
こうも気圧が変化すると体調にダイレクトにダメージがあり中々難儀しているところです。
早く暖かな春が恋しいところです。
さて、難儀しているという点ですは日々の営業活動はその際たるものでしょう。
ですが、多くの方々が七転八倒しているので数多くの研究がなされています。
今回はその中でも「新商品や新サービスを作るとき具体的にどうする?」という視点で掘り下げてみたいと思います。
お付き合い頂けたらとても嬉しいです。
①マーケットインとは?
マーケットインは、市場のニーズや顧客の声を先に理解し、それに基づいて商品やサービスを開発するアプローチです。
よくある失敗例はプロダクトアウトです。
これは作り手の熱意がこもっている熱い製品なのですが、如何せんお客様に伝わらなければ価値を認めてもらえません。
よくこんな話を聞きませんか?
「うちの商品は1度使ってもらえれば絶対気に入ってもらえるのにな」
これがプロダクトアウトのあるある失敗例です。
ではマーケットインなら必ずうまく行くのでしょうか?
実はそんなに世の中は甘くはありません。
下記のベン図はとても分かりやすかったので引用させて頂きました。
意外と間違えやすいのは3つの円が重なっている中心を選んで営業することです。
これは完全にレッドオーシャンなのです。
ここでおさらいですがバリュープロポジションとは、顧客にとっての製品やサービスの独自の価値や魅力を明確に伝えることを指します。
そのためマーケットインとバリュープロポジションの両者を組み合わせることで、市場のニーズに合致し、かつ独自の価値を持つ製品やサービスの開発が可能となります。
②マーケットインとバリュープロポジションの組み合わせ
成功事例: AppleのiPhoneは、ユーザビリティの高さと革新的な機能で市場のニーズに応えつつ、そのデザインとブランドで強力なバリュープロポジションを打ち出しました。この組み合わせが大成功を収める要因となりました。
失敗事例: Kodak(アメリカのカメラ会社)はデジタルカメラ市場への適応が遅れた例ですが、これは市場のニーズの誤読と、フィルムカメラという既存の製品に対する独自の価値(バリュープロポジション)をデジタル化の波で更新できなかったことに起因します。
噛み砕くと成功したAppleは徹底してユーザー目線かつ他社にない独自性を打ち出していました。
そして失敗したKodakはかつての栄光にしがみ付き作り手目線での製品開発を止めることが出来ずに衰退したのです。
③まとめ
マーケットインとバリュープロポジションの考え方を組み合わせることで、単に市場のニーズに応えるだけでなく、そのニーズを満たす独特の方法で顧客にアプローチすることが可能になります。
このアプローチにより、製品やサービスは市場で際立ち、営業活動はより成果を上げやすくなるでしょう。
私も同じことが言えますが営業担当者は、この二つの概念を自社の商品やサービスにどのように適用できるかを考え、実践に移すことがとても大切になってきます。
それでは皆様、ご機嫌よう。
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