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私たちは食べたもので出来ているvol.5#085

皆様、おはようございます。
佐伯です。

毎週土曜日は食について様々な角度から検証していく連載を始めたいと思います。
私は仕事柄、様々な食品に関わることがあります。
一つの製品に生産者様やメーカー様のこだわりや信念など、様々な思いが込められております。
これが製品の美味しさや健康への配慮、地球への配慮など様々な面でも思いが反映されています。

近頃、地震の影響か甘いものが食べたくなる事が多くあります。
甘いものを食べると気持ちが落ち着きますからね。

甘いお菓子は多くの人々にとっての楽しみの一つです。しかし、その甘さを出すために使用される砂糖や他の天然甘味料は、カロリーが高く、時には健康に影響を及ぼすこともあります。この問題の解決策として、多くの食品製造者は人工甘味料を利用しています。
では、私たちはどのようにして甘味を感じるのでしょうか?また、人工甘味料と天然甘味料の違いは何なのでしょうか?
今回は人工甘味料について掘り下げてみたいと思います。


①甘味を感じるメカニズム

私たちの舌には味蕾があり、これが甘味を含む様々な味を感知します。甘味が感じられると、味蕾は脳に信号を送り、私たちは「甘い」と認識します。

しかし、人工甘味料は天然の砂糖とは異なる方法でこのメカニズムに作用します。人工甘味料は通常、非常に強い甘さを持ちながらも、ほとんどまたは全くカロリーを含んでいません。

このことから人工甘味料とは本来の甘味を感じる脳の働きを騙して私たちに甘味を感じさせているのです。
では具体的にどんな種類の人工甘味料があるのでしょうか?

②主な人工甘味料の種類と効能

代表的なものには、アスパルテーム、サッカリン、スクラロースなどがあります。アスパルテームは多くのダイエット飲料に使用され、サッカリンは最も古い人工甘味料の一つです。スクラロースは熱に強いため、焼き菓子に適しています。これらの甘味料は、砂糖の数百倍から数千倍の甘さを持っています。

天然甘味料、例えば砂糖やハチミツは、人工甘味料と比べるとカロリーが高く、血糖値に影響を与えやすいです。一方、人工甘味料はカロリーがほとんどなく、血糖値を上昇させることが少ないです。しかし、天然甘味料は味の面で優れていると感じる人もいます。

③安全性と健康への影響

人工甘味料の安全性は、長年にわたり研究されてきました。多くの研究では、適量を守れば安全であると結論付けています。
しかし、適量という点がミソです。
他の添加物に同様に言えますが過剰摂取や長期使用による健康リスクも指摘されています。特に、甘味料による味覚の変化や、過剰な甘味への慣れが懸念されています。

④まとめ

人工甘味料は、カロリーを抑えたいが甘いものを楽しみたい人々にとって有用な選択肢です。しかし、その使用には適量を守ることが重要です。また、食生活全体をバランス良く保つことが健康維持の鍵です。

人工甘味料は、私たちの甘味に対する選択肢を広げてくれますが、その利用は慎重に行うべきです。この記事が、皆様の食生活の一部として人工甘味料を考慮する際の参考になれば幸いです。

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