全国大会の再延期・・・!いつ決まるんだ?|5月27日〜6月2日
はじめに
ムラホ!
先週はいろいろな事情があり日記を更新することができませんでしたが、
めちゃめちゃ元気に過ごしていました!
今週は、モヤっとする出来事もありましたが、
総じて充実した1週間でした!
それでは、スタート!
5月27日|生徒よりも、自分の都合優先!
朝、体育教員から連絡が。
「体育倉庫の鍵を置いていくのを忘れた。バレーボールのコーチから借りてこい。
無理なら、生徒に教室でセルフスタディするように伝えろ。」と。
彼は今日と明日とでキガリで行われるコーチング研修に参加する予定だった。
体育倉庫の鍵がなければ、ボールなど教具を取り出すことができない。
つまり、体育の授業はウォーミングアップまでしか行えない。
彼は、月曜日に授業が行えずに生徒が困るということを想像したのだろうか。
私はそう思わない。
職があったとしても、自由に使えるお金がない状況下。
彼らは、お金、人とのコネクション、資格など
とにかく自分のためになるようなものを求めている。
生徒のこと以上に、自分のことを第一に考え、行動する教員が多いように感じる。
それは、必ずしもルワンダの教員全員がそういうわけではないが、
それでも、やっぱり多いと思う。
結局、鍵はバレーボールのコーチが持ってきてくれて、
なんとか体育授業は行うことができた。
しかし、体育の授業は大荒れ。
誰1人として、ウォーミングアップで走ろうとしない。
1クラス50名が3クラス合同で150名を対象に授業を行う必要がある。
正直にいうと、厳しいって!(笑)
彼がいなければ、生徒たちをコントロールできず、
授業が崩壊してしまうことが本当に情けない。
今週末は、全国大会。
それなのにも関わらず、開催地が決まらない状況が続いている。
試合が行われると信じて、最大限の準備をしようと思う。
5月28日|「彼らは彼らが求めていることしかやりたがらないからね」
今日も体育教員はいない。
彼から、鍵についての連絡は特になく
今日もバレーボールのコーチに借りようと思っていた。
しかし、電話が全くつながらない。
結局授業の時間になってしまった。
今日は、教育実習生の女の子と合同での授業。
やり投げの用具を取り出すことができたので、
なんとかこの道具を使って授業をしようと決めた。
授業に行くと
「ボール!持ってきて!」
「サッカーじゃないなら、やらない!」
出席確認をして、ウォーミングアップ開始。
誰1人として、走らない。
この状況はまずい!と、教育実習生の女の子が言いにきて、
1周歩き終えた生徒たちを集め、事情を説明することに。
体育の先生がいないこと
鍵は彼が持っていること
今日はやり投げの授業をする以外に他の選択肢がないこと
女の子もなんとか説得してくれて、
生徒たちはジョギング、ストレッチと進めることができた。
「彼らは彼らが求めていることしかやりたがらない。」という彼女の言葉がとても印象的だった。
やり投げの前に、リレーをやることに。
これが予想外に盛り上がり、気づいたら時間が過ぎていた。
「新しいことに対して挑戦する」ことに対して
大人に近づくにつれて、やらなくなるのは
「今までやってきた物事の方が確実に面白い!」という思いが強くなるからだろう。
日本の食べ物を食べてみたい!と彼らはいうが、
実際に用意してみると「食べたくない」と言わんばかりの表情をされる。
興味は持つが、実際に挑戦することには躊躇う。
食べ物に限らず、新しいトレーニング方法も含めて。
「誰が言うか、誰が伝えるか」がものすごく大切なんだなと感じた。
5月29日|断水生活開始!
水道から水が出なくなった。
数え切れないくらい断水してきたので
この生活には慣れているのだけど。
それにしても水がないと
洗濯も料理も掃除も、シャワーも何もかもが困る(笑)
街ではジェリカンと呼ばれる黄色い入れ物に水を入れて運んでいる自転車のお兄ちゃんをよく見かける。
通常、水は100RWF(約10円)で買えるが
町中が断水すると200RWFや250RWFに値上がりする。
セキュリティによると、10日以降に水がくるとのこと。
どこまで本当なのかはわからないけど、彼を信じて、
ジェリカンと、これまでペットボトルに貯めた水を使って生活しようと思う。
5月30日|またまた大会が延期・・・。
今週末に行われる予定だった全国大会。
延期が決定した。
ただ新しい試合日程はまだ決まっていない。
とにかく選手がかわいそう。
ルワンダでは、6月2週目からサードタームのテストが始まる。
今回のテストは進級にも関わるとても大切な試験だ。
大会が来週に行われることになれば、彼らはテスト準備期間にも練習を行うことになるため、
十分な勉強時間を確保できなくなる。
今週を逃せば、大会日程はおそらく来週か、テスト明けの6月下旬となる。
来週は、キガリピースマラソンというルワンダの大きなスポーツイベントが控えている。
もうどうなることやら・・・。
5月31日|CPの授業を見て感じたこと
今日は近隣校で働くCPの授業を見に行った。
彼は生物の先生だが、体育の授業も兼任している。
私の活動先とは違い、学校内にグラウンドがないため、
近くにあるセクター管理のグラウンドを使用している。
学校からそのグラウンドまでは徒歩10分ほど。
到着すると、整列させて、その後、筋力トレーニングが始まった。
月曜日・火曜日とで彼もコーチングの研修に参加していた。
おそらくそこで学んだのであろうトレーニングを行なっていた。
気づきは、活動先の女子生徒と比べて運動に積極的に参加している女子生徒が多かったこと。
Dayスクールということもあり、日頃の身体活動量が多いことも関係しているのかなと思う。
体を動かすことに抵抗がないように思った。
私の活動先、CPの学校では女子と男子が同じ内容で授業を行う。
学習指導要領には、ジェンダー平等の重要性が書かれていて、共に体育の授業を行うことが推奨されている。
ただサッカーなどゲームになると、なかなか女子生徒がボールを触れていなかったりする様子があった。
共に行うことはもちろん大切だと思うけど
女子生徒が参加できるような工夫をすることがルワンダの教員には求められているかもなと思った。
6月1日|選手のモチベーション
先週開催予定だった全国大会の延期、今週も延期。
そして、現在、大会の日程は決まっていない。
この状況で、こうなってほしくないなあということが起こりはじめている。
それは、選手のモチベーション低下だ。
ここまで出来る限りの準備、ピーキングが合うように練習を考え、
選手たちはついてきてくれた。
少しずつ「試合はいつなの?」「本当にあるの?」という先の見えない不安から
練習に取り組む態度に変化が現れている。
これまでは、準備期間が伸びたのはラッキーだ!
試合に備えて、最高の準備をしていこうと選手に伝えてきた。
なんとか保てていると思ったけど、
今週は練習時間に遅れてきたり、明らかに手を抜いている様子
練習後に行うミーティングでは表情が暗い。
・・・このままではマズい。。。
試合の日程は、私がコントロール出来るものではない。
今、私ができることはなんだろう。
選手のモチベーションを保つために、私は彼らにどんな言葉がけをすれば良いのだろう。
6月2日|Sport For Women’s Day!
今日はルワンダのほとんど全てのディストリクトで
Sport For Women’s Day! というランニングイベントが行われていた。
普段、毎月第1・第3日曜日はカーフリーデーという
車道をランニングできるイベントがルワンダ では開催されている。
今日はいつもに増して女性の参加者が多い。
活動先の生徒たちもシニア5とシニア6のみイベントに参加していた。
街を走り終え、参加者全員でエアロビ!
イベントの様子がXに上がっていました!
1月には、キガリのセカンダリースクールで女子生徒のスポーツ促進に関わるイベントが行われていた。
学校の生徒の多くはスポーツがそこまで好きではない印象だ。
もちろん大好きな生徒もいるから、一概には言えないけど。
運動・スポーツが、彼らの健康にもたらす価値を、私は自分の行動や言葉で示していきたいな。
さいごに
今週は断水が始まり、なかなかハードな1週間でした。
実は、月曜日から日本の大学院生の子が、私の家で宿泊しながら
1週間ほど私の地域で研究活動をしていました。
たくさんの気づきをくださった大学院生には心から感謝!
こうして日本人と長い期間過ごす中で、
この環境で暮らしていることが幸せであることを実感しました。
もちろん苦労はあるけど、
協力隊として、現地の人々と共に活動できることって本当に貴重な時間だなと。
残りの活動期間は少ないけど、こんな毎日に感謝して、過ごしていきたいです。
それでは!
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