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とうもろこしの収穫。ルワンダで過ごすクリスマス

こんにちは!
ルワンダ到着後から、毎週日曜日に投稿しているこの日記。
心と体の体調を第一に考えていたので、何度かお休みしてしまうこともありましたが、なんとか続けることができました。

2023年の日記はこれが最後です。
拙い文章ではありますが、読んでいただけますと幸いです。


12月18日|身体測定

同じ任地で活動している先輩隊員さんにお時間をいただき、陸上クラブの選手に対する身体測定を行った。
体重と身長の測定を行い、BMIは選手自身が算出できるような用紙を作成していただいた。

測定前に「これからミサがあるから、練習の時間がない!」
突然決まるイベントや用事に尽く振り回されている・・・。

初めて?ではないはずなのだが、体重計に興味津々の選手たち(笑)
体重計の周りに群がって、なかなか測定できなかった(笑)

体重が想像以上にあって驚く選手、初めて知った自分の身長に喜ぶ選手。
一つひとつの反応が日本と違って面白かった。

もう一つ驚くことがあって、参加したほぼ全員がBMIの算出に挑戦していた。
「知らないことを知る」ことに対する意欲がとても高いルワンダの子どもたち。


その意欲を刺激し続けていきたいな。

時間がない中で、生徒にBMIの説明や、丁寧に測定してくださった先輩隊員さんに感謝。
次回は、しっかり時間をとって、身体管理の重要性を伝えたいと思っている。

12月19日|最後の練習

本日は、最終練習日。
明日には成績を受け取り、選手は帰省する。

2週間のお休み。
選手にとっては、貴重な休みになるはずだ。

ミニハードルトレーニングに慣れてきた選手たち。
足の運び方がぐんぐんと良くなっている。

休み明けには、高いハードルを作成したいと思っている。
基礎をしっかり積み重ねつつ、練習をアップデートし続けていきたいと思っている。


今日は、ユース選手たちはリレーを行った。
2セット目のリレーでは、アンカー勝負。
20mほど離れていたが、逆転勝利!

最後のミーティングでは
「走る前に決着はつかない。最後まで諦めないこと」の大切さを伝えた。

日々の練習は、学びに溢れている。
練習をする意味とは、もちろん競技力を向上させることもあるけど、
それ以上に、練習を通じて、人生に生かせるような学びを与えることだと思っている。

一つ一つの出来事に意味をもたらせるコーチでありたい!

この休み期間、選手たちは自主練習になる。
休みを楽しみつつ、練習もしてねと伝えた。

帰宅準備をしていると、選手たちが「ウェルカムテスト」の話をしていた。
学校開始の日から、1週間ほど冬休み期間に勉強をしてきたかどうかの確認テストが行われるらしい。
宿題はないので、完全に自主勉強・・・。
そして、そのテストの成績がセカンドタームの成績にも反映されるとのこと。

生徒も先生の負担も増えるわけだが、校長先生なりの考えがあるのだろう。
「私たちは受け入れるしかない」と先生も生徒も言っていた。

新しい校長先生に変わり、いろいろ学校のルールが変わったらしい。
それがわりと厳しいらしく・・・
さらに、練習時間もかなり短くなってしまうようだ。

セカンドタームが始めるのが少し怖い・・・(笑)

12月20日|大家さんの誕生日

今日は、歴代隊員さんもお世話になっている、大家さんの誕生日!

お祝い事をする時には近隣住民や仲の良い女性が料理を作ってくれる。

家庭の経済力にもよるが、ビュッフェ形式で何品も振る舞ってくれる。
18時に集合ではあるが、大抵の場合、全ての料理が完成するまでに2時間は待つので、お腹が空く(笑)

パスタ、お米、ポテト、肉、野菜、スープ・・・!
とても豪華だった。

一度、生徒のお家にお邪魔した際には、魚やお肉、ポテト、お米を振る舞っていただいた。
ハーブが効いていてとても美味しかった。
ルワンダの家庭料理はどれも絶品で、家庭の味があって、日本とも似ているなと思った。

食事を終え、素敵なケーキが運ばれてきた!
写真が大好きなルワンダ人。

主役の大家さんと一緒に撮影会がはじまった。


誕生日を祝えるってとても幸せなことだなと思った1日だった。

12月21日|新しい鶏をお迎えした

先月から卵を生むようになったMwizaさんだが、
最近は不調で、たまにしか卵を産まない。

セキュリティが「Mwizaを売って、新しいにわとりを買おう」と提案してくれた。

そんなわけで、イソコ(市場)に行き、「買う」側ではなく「売る」側を経験することに。

市場では、週に2回、動物イソコと呼ばれる日がある。
イソコでニワトリ、ヤギ、うさぎなどが売りに出される日のことだ。

セキュリティの彼女は、ルワンダ人の中でも人見知りが激しい(笑)
押し売りする人々が多い中で、彼女は突っ立っているだけで、売る気が全く感じられない(笑)


それでも、数名が足を止めて値段交渉をした。
無事に売りたい価格で売ることができた。

そして、手にしたお金で新しい鶏を買うことに。

通りかかる人々が選び方を教えてくれて、最終的にはセキュリティが決めて買った。

帰りに寄ったカンティーン(イチャーイが飲めるルワンダ人の憩いの場)で、愉快なおばちゃんたちと生徒、これから働きに出る男性たちに出会った。
カンティーンにいる全員で名前を出し合って、最終的にMutesiと名付けた。
親から最も愛された子という意味があるらしい。

これから大切に育てていこうと思う。

12月22日|とうもろこしの収穫

休み期間は本を読んだり、街を散歩したりしながら過ごしている。
そして、庭に生えているとうもろこしやら豆やらを収穫している。

9月下旬、一時帰国から戻ると、庭にたくさんの植物が植えられていた。
全てセキュリティが植えたらしい。笑

その数がえげつないのだ。

庭一面に生えるとうもろこし。
そして、その隙間を埋めるようにして生えている豆たちと、ルワンダ人はこよなく愛すドードーと呼ばれる緑の野菜。

とうもろこしはちょうど今が収穫期らしく、セキュリティに教わりながら収穫した。

ルワンダのとうもろこしは白いと思っていたのだが、我が家のとうもろこしは黄色だ。
品種が違うのかな。


これらはそのまま焼いて食べたり、乾燥させてから粉にして、メイズパウダーとして売ったりする人もいる。
また、このメイズパウダーを水と練ってカウンガという主食にして食べる人もいる。

日本では考えられないのだが、ルワンダのあちらこちらでとうもろこしが生えている。
道の端に生えていたり、バーの横、空きスペースには必ず生えている。

誰が管理しているのか、私は知らないが、何もお世話をしなくても育ってくれる便利な食物だなと感じる。


ルワンダにはルワンダなりの野菜の育て方があるみたいだ。
私はこういった知識が乏しいので、初めて知ることばかりでとても面白い。

これもセキュリティに教わったことなのだが、とうもろこしが育ってくると、先っぽが虫に食べられてしまうことがあるらしく、
それを防ぐために、近くの葉っぱを使って、乾燥や虫に食べられてしまうことを防ぐらしい。

写真がなくて申し訳ない・・・。

ルワンダ人のほとんどがそこらへんに生えている食物の名前を言えるのは、それだけ農業が生活の一部にあるからだと言える。

たくさん生えたとうもろこし、さてどうしようか。
いくつかは、少し離れた地域に住む隊員さんにプレゼントする予定だが、それにしても一人で食べられる量ではないので
近隣住民にもあげたいと思っている。

さて、今日からキガリへ!

12月23日|街が浮ついている

今日は、学校の元生徒であり、キガリ在住の女の子とハンバーガーを食べにいった。


このハンバーガーが絶品だった!!笑
日本で食べるハンバーガー並の美味しさだった。

ルワンダで食べるハンバーガーといえば、肉が成形されておらず、それもかなり小さいのが特徴的だ。
そして、かたすぎて、乾燥しているパン・・・。

今日食べたハンバーガーはパンもふわふわしていて、お肉もとてもジューシーなのだ。
肉汁が溢れるハンバーガーは久しぶりに食べた!笑

元生徒とは最近の近況について話し合ったり、家族の話をしたりした。
そして、スナップチャットをたくさん撮った(笑)
若いエネルギーを吸い取った(笑)

その後、タウンと呼ばれるところまでバスで移動し、エジプト人のエキスポに行ってきた。
ルワンダ在住でビジネスをしているエジプト人やルワンダ人の方々が集っていた。

あるエジプト人はキガリだけでなく、ケニアやウガンダでもビジネスをしていると教えてくれた。
彼が「ケニアだったら、こういったブレスレットも高く売れるけど、ルワンダでは商売にならない。」と話していた。

東アフリカの中でも、ケニアやウガンダはひとまわり発展していると感じているようだ。
確かに、スポーツ、陸上競技で考えても、この2国はとても発展している。

一通り見て、彼女をバスまで送り届け、少しキガリのタウンを散歩してみた。

任地にはないきらびやかなイルミネーション。
サンタ帽子をかぶった子どもたち。
イルミネーションの前で写真を撮る人。


街全体が浮ついている。

任地ではイルミネーションもないし、クリスマスグッズを売っているお店もほとんどない。
こうした違いを感じられるのも楽しい。

イルミネーションを見ていると、急に日本にいる恋人や友だち、家族が恋しくなった。

12月24日|ルワンダで過ごすクリスマス

去年の今頃は、日本でKFCを食べて
ケーキを食べていたなあなんて思い出しながら迎えたクリスマスイブ。


クリスマスの過ごし方は人それぞれだが、
ルワンダでは家族と共に過ごして、一緒にミサに参加する人が多いように思う。

チキンは高級品。
キガリでは比較的食べている人が多いように思うが
私の任地では普段通りの食事を食べて過ごす人も多い。

今日は協力隊員の方々が集まって、キガリでクリスマスパーティが行われた。
クリスマスを誰かと過ごせることって幸せ。

クリスマスプレゼント交換や、チーム対抗ゲームなどなど。
企画していただいた隊員の方に感謝!

そのあとは、キガリでクリスマスミサに参加!

昔クリスマスには教会に行っていたなあと思い出した。
今回のミサはキニアルワンダ語ではなく、英語のミサだったので、理解できる部分もあってよかった。

ハッピーメリークリスマス!

12月25日|同い年隊員のおうちへ!

キガリでしか手に入らない食べ物や飲み物を買い、
それから同い年隊員の任地へ。


彼女の任地ではなかなか手に入らないというイビゴーリを手土産にした。

日本で暮らしていたら出会えてはいないだろう人と共に過ごすクリスマス。
忘れられない思い出になった。

12月26日|やっぱり自分の任地は落ち着くなあ。


自分に任地に帰ってきた。

歩いている時にすれ違うご近所さんや先生方、
行きつけのビール屋さん、レストランの店員さんは
みな口を揃えて「Noheri nziza!!」(メリークリスマス)と。

クリスマス終わったんだけどなあと思いつつ、
その余韻を楽しんでいる。

12月27日|転職おめでとう。

朝から大雨で、昼過ぎまで外に出ることができなかった。

おうちで本を読んだり、セキュリティと話したりしながら過ごした。

その後、お世話になっているエマニュエルとレストランへ。
実は、最近まで転職活動をしていて、無事転職することが決まった。

それも、FERWAFA(ルワンダフットボールアソシエーション)への就職。
特別支援学校の先生から大きくキャリアアップした。

これまで地域でNGOを作ったり、スペシャルオリンピックスのオーガナイザー、ゴールボールの監督をしたりと、手広く仕事をしてきたエマニュエル。

純粋に素晴らしい。

転職に伴い、Google formの使用方法やオンラインミーティングの使用方法を教えてほしいとのことだった。

快く引き受けたものの、小手先のテクニックを習得するばかりで、本質的な目的や細かい機能を理解しようとしないエマニュエル。
それで良いのかもしれないけど、それじゃあ、この先困るよなあと思いつつ、もどかしい時間だった。

もちろん転職は素晴らしい。
でも、連盟で仕事をはじめることで、現場を大切にしていたエマニュエルの良さがなくなってしまうのではないかなとか不安な気持ちにもなる。

おめでたいのだけどなあ。
なんだか心がうずうずする。

12月28日|ひとり大忘年会!

今日も今日とて朝からエマニュエルと勉強会。
オンラインミーティングの他に、デザインツールCanvaの紹介をした。

その後、いつも行っているレストランでご飯を食べ、イソコ(市場)へ。
きっと今年最後だ。

今日は夜に一人で忘年会をすると決めていた。
その材料を買いに行った。

ようやく適正価格で売ってくれる人が増えてきた。

じゃがいも500g 500RWF
きゅうり1つ 100RWF
にんじん2本 200RWF
白い玉ねぎ500g 900RWF
トマト 100RWF
ピーマン2つ 200RWF
全部で2000RWF!(約200円)

卵は、家で飼っているニワトリが産んでくれたもの。

唐揚げ、きゅうりのなんか、だし巻き卵、肉じゃがを作った。

今年一年健康に、美味しいものを食べられたことに感謝。

おわり

投稿がかなり遅れてしまいました。
新年はじめ日記投稿は、年明けの学校が始まった週にしたいと思います。

私の2023年のテーマは
「自分の感覚に鋭く、健康に生きる」でした。

日本からルワンダに移動することで、環境が大きく変わりました。
だからこそ、自分の心と身体を大切にしたいと思いました。
また「言葉に残す習慣を身につける」ことで、自分の感覚に鋭く生きたいと思いました。大きな病気や怪我もなく、一年生きることができたので、自分に花まるを贈りたいです。

皆さんはどんな一年でしたか?

一年を改めて振り返ってみると、自分の頑張りが見えます。
自分が頑張っていないと感じていても、言葉にして、文字にすると、自分が気づいていなかったことに気づけます。

もしかしたら日記と別で振り返り投稿をするかも。

それでは、よいお年を・・・!

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