子供を産み育てることの自己選択と反出生主義

わたしは子供の頃からずっと子供はいらないと言っていました。痛いのが嫌だったし、なんとなく生み育てたくないと思っていたからです。こんな世界に生まれてきたことも嫌だったし、なんで産んだんだ!?っていう怒りもあったからです。

でも、わたしが子供を産みたくないと言って、「そうなんだね、そういう考え方もあるよね」「そっか、子供を産みたくないんだね」って同意されたことはありませんでした。

子供の頃から、子供は産んだ方がいいよ!少子化なんだよ!と言われたり、産めばなんとなるから産んだ方がいいとか、産むなら早く産んだ方がいいとか、そんなことばかり言われてきました。小学校の頃の習い事の先生にも、親にも、知り合いの男性にも。

そんな社会で、子供を産み育てることが、女性の自己選択と呼べるでしょうか?

女の子は子供を産み育てるのが当たり前と言われてきて、ずっとずっとそれを繰り返し言われて育ちます。わたしのように、子供を産み育てたくないと言えば否定されます。

そんな世界で、当たり前のように産み育てることを選択する人を、わたしはもちろん責めるつもりはなくて、ただそれは自己選択ではなく、それしか選べない、選ばされてるだけの人が圧倒的なんだと思います。洗脳され続けてきて、それが当たり前だと思わされていて、本人は気付いてないのかもしれないけど。自分が選んでいると思わされていても、本当は、違うことだってあるんじゃないかなと思います。

結婚して幸せな家庭を築き子供を産み育てるのがいかにも理想のルートかのように洗脳され、いざ結婚して子供を産み育ててみたら、思い描いていた未来とは全然違って。そういう人多いと思います。そのルートに乗るように社会に仕向けられてるだけなんだと思います。

でももし、選べたら、子供を産み育てたくないと表明して、それが受け入れられてる世の中で、それでも私は産みたいと思えるなら、それは自分で選んだことになる。でも今はまだそうじゃないよねって思っています。

メイクも、ハイヒールも。それが当たり前だ、そうするのが当たり前、そうしないのはおかしいという社会で、メイクするのは自己選択も言えるのか?などなど。

また書きます。またね。

よろしくお願いします。いただいたサポートは一歳半の姪のおやつ代(いちごやみかんやぶどうなど)にします。