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運動連鎖に関するKANEKO予想2.0

理学療法士や柔道整復師などの方々が勉強する筋肉の繋がりや動きの連動に関する言葉として使われる「運動連鎖」です。これまで少し研究した内容を備忘録代わりにまとめます。今回の内容はスポーツ指導者必見だと自負しています。特に、打撃系と投擲系種目に関して。
※なお、今回のブログは令和二年度のゴルフ学会全国大会シンポジウムでの発表用に研究していた内容を一部利用していますが、誤字脱字、ファクトチェックは完全ではありませんので、考察の延長(理論ではなく予想)として書き留めます。

今回の内容における「運動連鎖」は理学療法の分野で用いられる(kinetic chain)の概念とは異なります。
学部生の方へ、スポーツ学科の学生が学ぶ運動生理学やバイオメカニクスなどで用いる概念とは異なりますので、レポートでコピペしないことをお勧めします。(たぶん、落とされます)
なぜならば、このブログで紹介する運動連鎖は、速度加重の概念と、シークエンスの概念(時間の概念)が多分に加わります。

運動連鎖(シークエンス)の理屈がわかると、およそすべてのスポーツにおけるスキルの評価が容易になります。
イップスといわれる、スポーツメンタルに関する障害においても一部、改善の可能性が見られます。


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「ボールを投げる」という動作を、運動連鎖の観点から、時間軸とエネルギー伝達の軸でグラフ化したものです。
スポーツキャリアがある人なら経験的にわかると思いますが、①スタートがなければ、強い力を生み出すことはできません。
スタートの部位というのはフィニッシュで動くパーツから最も遠いところと考えられます。ゴルフでいえば、右かかとや左ひざあたりでしょうか。

②のトランスファー(中継)は①と③以外のすべて、と考えてください。ですから、②を担う部位は多数存在します。私は、②がパフォーマンスにとって最も重要な働きだと考えています。

③のフィニッシュというのは、動きの終わりとしてのフィニッシュではありません。投球動作でいえばリリースポイントです。
※誤解注意

ゴルフスイングで考えると、バックスイングにしろ、ダウンスイングにしろ、スイングの始動で腕やグリップから動くのはエネルギー効率上好ましくない動作、ということになります。
※異論、ご意見のある方はぜひご連絡ください。私自身、議論の余地を感じています。

したがって、バックスイングはどこから動き出せばよいか、という問いに対しては右かかとに重心を感じることからスタートする、というのが運動連鎖の観点からふさわしい答えではないか、と予想しています。

では、ダウンスイングの開始は?
→左かかとに体重をかけることから始める
となるのではないでしょうか。






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