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ティーチングプロのマーケティング「秘技伝授」

今回のブログも確実に同業者を敵に回しそうです。

前回「専門領域の壁を越えることの重要性」を日米の研究者事情に併せて書きました。
新しい風が入ることで組織は新陳代謝が生まれやすくなります。
研究やスポーツ指導も分野の壁を越えた時に新しい発見が生まれたりします。

携帯電話に小型カメラを融合させた人は最初周りから総スカンだったそうです。

リハビリのテクニックをスポーツや整体のコンディショニングに持ち込んだ人は、きっとよそ者扱いされたり、本流から虐げられたり、部外者だったりしたのかもしれません。

趣味が多かったり、いくつかの仕事を経験していたり、複数の顔を持つ生活していたりすると時には思いもよらない発見や発明が生まれます。

遊びや過去の運動経験とゴルフが化学反応を起こすことがあります。
楽器のドラムを演奏した経験がゴルフのパフォーマンス向上に役立つことがあるんです。
興味にある方は直接お問い合わせください。ドラム演奏とゴルフのクロストレーニングテクニックをお教えします。

私もレッスンの現場では、趣味程度でも自分の経験をフルに動員してクライアント様と向き合うようにしています。クライアント様のスポーツ経験や幼少期の体験などはとても重要な情報として扱っています。

肩こり改善のスポーツPNFや筋膜リリースを施すことでゴルフが上手くなることもあります。というか、それで上手くなっている人は特にアマチュアにはたくさんいます。肩の辛さがなくなってゴルフが上手くなって、一石二鳥ですね。
腰まで良くなったら、感動しますよ!

私が実際にレッスンで動作を改善しながらレッスンしている様子を動画で確認してみてください。

ゴルフの指導に筋トレが導入されたのは、野球やサッカー、ラグビーなどの他のスポーツに比べればその歴史は浅いと言えます。
つまりゴルファーのトレーニング指導はまだまだ需要過多の時期にあるんです。
ビジネスチャンスな訳です!が今回は省きます。

それでもまだ、「ゴルフに筋トレは要らない」っていう人がいます。

ではなぜ、有効なスキルやテクニックが分野の壁を越えられないのか?
っていうのが本題です。

専門家って自分の領域に対して、外から言われることを嫌うんです。
よそ者、新参者を嫌うんです。
(嫌わないまでも、「うちのヒエラルキーではお前は下な!的圧力」がめちゃ強いんです。)

あなたの周りにいませんか?
難しいことを言って、相手を言い負かそうとする人。

話をして、そのように感じる人は注意が必要です。
だって相手が同じ土俵にいないのに、マウント取ろうとするのはフェアじゃないでしょ!

つまりね、
①「秘匿性を最大限高めることでブランディングしている。」
②「乗り越えるのが難しいヒエラルキーを作って、自分のノウハウを教義とすることで自分の位置を保つ」

この2つがティーチングプロのマーケティングなんです。

お前らが普通なら知り得ない、とても貴重な俺の秘技を伝授して欲しかったら、いうことを聞け!…みたいな。
もはや宗教です。

ゴルフレッスンの旧来のマーケティングにはこういう側面がありました。
今でもこういうティーチングプロやインストラクターは多いです。それが残念です。
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言葉にすると定義すると難しいのでこんなケースで考えてみましょう。

例:この世で一番の正しくて優れたレッスンがあるとして…
①世界一優れたレッスン。それを受けられるのは限られた人のみ。
②世界で50番目くらいのレッスン。それは誰でも受けられる。
そして、②の誰でも受けられるレッスンは情報発信もできていて広く普及している。

①と②、どっちが社会に付加価値を生み出しているのでしょうか?
(完全に #武井壮  さんの影響です)
答えは…宿題にします!

私の周りに、もとても評判の良いお節介なゴルフおじさんがいます。アマチュアです。自分の教え子さん(数名)と一緒に練習場で見かけます。昔はゴルフが上手かったようですが今は…あまりゴルフをする姿すら目撃されていないとか。
よく観察してみるとおよそレッスンとは言い難い、時々明らかな誤りを教えていたりていたりします。(※全て間違っているわけはないですよ)

でも、受けた人はみんな笑顔で、なんとなく「ゴルフ楽しい」ってなって、
ゴルフを好きになってくれて…めちゃくちゃいい感じなんです。
マナーもいいし、何より他の人を不快にさせないグッドゴルファーが育ってたりします。

それに対して、私は「それ間違いを教えられていますよ!」なんてツッコミません。
これはこれで世の中に付加価値を生み出しているからです。
※人(自分を含め)になんらかの危害を加えるかもしれない場合は別ですよ。そもそも前提が違いますから!


レッスン選びの際、レッスンを受けようと思ったら、まずレッスンを受けている生徒さん、クライアントさんを見てください。宗教みたいなレッスンは問題を起こす場合があるので避けるのが得策でしょう。
変に仲間意識が強い(排他的な感じ)があったり、難しい言葉を使っていたり、癖のある動きを(みんなが)一様にしていたら、申し込みする前に注意が必要です。

最後に 
「金子のレッスンには秘技はないの」って聞かれたことあるんですけど、
ないです。

一般的に知られていることしか言いません。

今時情報なんてネットで調べれば大抵のことは出てきますからね。それ故に誤った情報が拡散する危険性もありますが、今回は別次元のお話。

もし仮に私が、相手が理解できないような言葉を使ったら、
すぐに「コーチそれ、意味わかんない!」って指摘してくれるように約束事を作っています。

運動学習っていう学問領域なんですけど、
「わかっているのにできない」のがスポーツの難しいところなんですよ。
クラブとボールって道具が介在するから自分が思っていた動きがそのまま実行され難いんです。
人は「自分の身体は自分の思い通りに動く」と思っているので更に更に難しいんです。
はっきり言って、100%自分の身体をコントロール出来る人はなんていませんから!
あ、もしかしたらインドの山奥にヨガの達人でそういう人がいるかもしれませんが、まあ、いないでしょう…

【イラスト】自分の身体を操る

私はこの画像をしょっちゅう使います。
簡単なことしか言わないから、誰でも理解はできる。

じゃあ、どうやったらできるようになるか?

ここに焦点を当ててレッスンをプログラムするのです。ここが腕の見せ所なんです、私のレッスンは。

私のレッスンでは「自主練でも上達する方法」を学んでもらいます。これは大学時代の研究が役立っていますね。

実際、コースに出たら自分しか頼れませんから、それでもなんとかしなきゃならないんですね。ゴルフってとっても自律したスポーツだと思っています。
そこを鍛えるとゴルフがもっと楽しくなります。「内発的に動機付け」※られるんです。

以下、今から3年くらい前に有料版の指導者セミナーで公開していた内容をほんのさわりだけご紹介します。

私のレッスンはセカンドオピニオンを受け付けているんです。
ティーチングプロ、インストラクターのためのセミナーだったので、客単価向上とブランディングのテクニックとして紹介した手法です。
・私のレッスンを他のプロに評価してもらう
・他のプロの教えの補足として解説する
どちらも歓迎です。

詳しく聞きたい方は是非、指導者のためのオンラインサロン「ゴルフレッスン研究所」に遊びにきてください。

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