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230822_情報漏洩の話

2023/08/22

昨日、後輩にもうビザは取りましたか?と聞かれて、まだ取ってないんだよなと思いながら、心配をかけるので、もう取ったよと言った。明確な嘘。

ということで今日は来月行くA国とB国のビザの申請をする。3年前にもやったはずなのに、何も覚えていなくてかろうじてサイトのUIのユーザーフレンドリーではないことだけ覚えていた。

まずA国のビザは、顔写真のところで手こずる。jpgデータ指定なのにjpgがアップロードできなくて困るというのはどうやらみんな経験するものらしい。日本語のツイートに、拡張子をjpgからjpegにすると通ったという人を見つけて、やってみる。それでもうまくいかない。

今度は英語で似た症状の人を探したら、jpgがアップロードできない人が世界中にいることがわかる。その中にwebアプリでpngからjpg変換したらなぜかうまく行ったという人がいて、それまで使ってたphotoshopではなくwebアプリで変換をし直してみる。自分の顔写真をwebアプリにあげることにはためらいがあるけれども背に腹はかえられぬ。そしてなぜかうまくいく。

次にB国のビザ、こちらはステップの最終段階になって初めて文字列エラーを教えてくれる。たぶん最初の方に使ってはいけない文字列が含まれていたのだろう。どんな文字列が使えないかは教えてくれないので、怪しいものを削る。手続きの途中でIDとパスワードを教えてくれるけど、それでログインしても作業途中の手続きにアクセスできないから意味はない。

それでもなんとか手続き終えると、自分の記入した内容に一箇所間違いがあることに気づく。どうやら修正はできないらしいので改めてやり直す。ところが最初からやり直して、最終画面に辿り着くと、書類のプレビューには全く知らない人の顔がそこにある。顔写真だけではなく、住所や名前などの個人情報もその人のが書かれている。

初めは見本が誤って表示されているのかと思った。インドネシア人の家政婦の女性。中国人のビジネスマンの男性。ブラウザやメアドを変えて、何度かやり直しても違う人が出てくる。どうやら見本じゃない。おそらく同じ人間が2回目以上の申請をするとエラーが起きるらしい。何回かやり直してようやく僕の写真や個人情報がプレビューされるようになった。

B国のビザ申請は、かなりカジュアルな形で情報漏洩している。おそらく僕の情報も漏れている。調べたらB国国内では、国民の個人情報漏洩が発覚したばかりで問題になっているらしい。もしかするとビザ申請の漏洩はまだ気づいていないかもしれない。明日、大使館に行くから教えてあげようか。でも、あんまり意味はなさそう。

なんだか旅行に行くのが怖くなってきたが、まあいいや。たぶんそんなことを気にしていたら生きていけない国なんだろうと思う。

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