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【実質0円大学生活のすすめ】第55回:デジタルデバイスを使いこなす(8)共有パソコンは「使えるマシン」なのか?03
今回は、かなり上級者向けの学校の施設の使い方を紹介します。この方法であれば、学校のパソコンのスペックを気にする必要がなくなります。
外部モニターとしてだけ使う方法
共有パソコンの最もおすすめの使い方は、モニターだけを外部モニターとして使うというものです。第50回でスマートフォンをモニターに接続する方法を紹介しました。
これは、スマートフォンだけではなく、iPadなどのタブレットや、もちろんノートパソコンにも使える作業効率化テクニックです。電源が確保できるのであれば、Windows系ミニPCやApple Macminiなどの小型のパソコンを接続して使うことも可能です。
自宅の環境を学校で再構築する
ミニPCやMacminiとノートパソコンの違いは、液晶モニターやバッテリーなどがない点です。比較的軽量なので、持ち歩けない重さではありません。自宅で使っているものを、キーボードとマウスごと持ち込み、学校のパソコン室で外部モニターだけ使うのもよいでしょう。
自分のPCなので、アプリケーションのインストール制限もありません。ほとんどの液晶モニターには映像入力が2系統あります。学校の共有パソコンは接続したまま、液晶モニターを共有するのです。いわば、学校の環境をハックするわけです。
これにはさまざまな利点があります。
学内Wifiにつなげば、ネット接続も問題ありません。コンセントから給電できれば、電気代も個人で払う必要がなくなります。書類をプリントアウトする作業も、ひと工夫すれば学校の共有複合機が使えて便利です。
学校の複合機からプリントアウトする際の料金設定は、コンビニのコピー機などと比べて、非常に安く設定されているのが一般的です。たとえば、ある私立大学では、A4サイズで白黒プリントする場合、1枚あたり3円となっています。たいていのコンビニは1枚10円なので、約1/3で済みますね。
今日のまとめ
-自分のPCやキーボード・マウスを持ち込み、液晶モニターだけを使えば、大学に設置されている共有パソコンのスペックは作業に影響しなくなる
-「実質0円大学生活」のコンセプトにもとづき、学校の環境を活かしつつハックすれば、さまざまな面でコストセービングにつながる可能性がある
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