スポーツ業界で働きたい人へ~スポーツビジネスに関わる人たち総まとめ~

こんにちは。W fundの高田です。C向けサービスを中心にシード・アーリーのスタートアップに投資をしています。C向けサービスの中でもエンタメ、スポーツに注力しているのは、W fundの特徴で、私は特にスポーツ投資を推進したいと考えています。

先日、以下のようなツイートやnoteを拝見し、自分も思うところがあり、筆を執っています。

自分は就職活動をしていた際、スポーツの仕事がしたいと考え、それを叶えるための業界、企業を選択しようとしていました。当時の選択肢と、実際に5年間、様々な形でスポーツビジネスに関わってから今持っている選択肢に差分があり、それをこのnoteでまとめようとしております。

新卒の就職活動をしていた頃、私が持っていた選択肢は以下の4つでした。

  1. スポーツ競技団体(日本サッカー協会、日本ラグビーフットボール協会等)、スポーツチーム(JクラブやBクラブ、プロ野球球団等)

  2. スポーツメーカー(アシックス、アンダーアーマー等)

  3. 広告代理店

  4. 他業界でスキルを磨いて、来るタイミングで起業

複数の要因で、3と4に絞って就職活動をし、最終的には3の選択肢に進むことにしました。こちらの話はまた別の機会にできればと思っております。

今持っている選択肢を整理するために、Jリーグが公表している「2021年度クラブ経営情報」を一部使います。

お金を生んでいる部分、お金を使っている部分に仕事は発生するため、こちらを引用しました。

競技周りは専門外のため、いったん除きます。アカデミー、スクール関連も競技周りに含めます。「スポーツ業界にかかわる人たち」というタイトルなので、ざっと挙げると

  • 選手

  • 監督、コーチ

  • 審判

  • トレーナー

  • 栄養士

  • スポーツメーカー

  • エージェント

  • 分析官(分析ツール提供会社含む) 等

上記等の競技周りを除くと、以下に集約できるかと思います。

  1. スポンサーシップ(表内では「スポンサー収入」)

  2. チケッティング(表内では「入場料収入」)

  3. 放送権(表内では「Jリーグ配分金」 ※Jリーグ配分金がリーグの放送権収入のみの分配かは不明)

  4. マーチャンダイジング(表内では「物販収入」「物販関連費」)

  5. 大会・試合運営(表内では「試合関連経費」)

  6. その他(例えば、ファンクラブ運営、SNS運用、HP制作等)

この6つに関連するプレイヤーを見ていくことで、私が今スポーツ業界に入ろうと考えた際に持ちうる選択肢を整理し、それが「スポーツ業界にかかわる人たち総まとめ」にもなるかと考えております。(「総まとめ」と書きながら、抜け漏れあると思います。コメント等でご教示くださいmm)

スポンサーシップ

  • スポンサー

  • 競技団体、スポーツチーム

  • スポーツメーカー

  • 広告代理店

  • 選手マネジメント会社

忘れがちですが、スポンサー側としてスポーツ業界に関わるという選択もあります。どんな業界や企業に入ったとしても、関われる可能性はあるということです。一方で、他業界の企業の中でスポーツ協賛を担当する人は一握りで狭き門であることも忘れてはなりません。

競技団体、スポーツチームはこの後全カテゴリーに登場しますが、スポンサーシップという観点では、営業チームが自身で、もしくは、広告代理店と組んでスポンサーセールスをします。スポンサーのニーズに合わせたソリューション型の営業になることが多いです。

スポーツメーカーも、競技周りだけではなく、自身で大会の冠スポンサーになったり、スポンサーになって物品を提供したりしています。

選手にスポンサーをつけるという観点で、選手マネジメント会社もここに含まれると考えています。

チケッティング

  • チケット会社

  • 競技団体、スポーツチーム

  • 旅行代理店

  • 広告代理店

お客様に試合会場に来ていただくために、チケットを販売する必要があります。チケット会社から、競技団体、スポーツチームへ出向・常駐して、チケット周りを担当する人もいます。

ダイナミックプライシングの導入を図る企業や、NFTとチケットを絡める企業なども出てきています。

今後よりCRMの観点が重要になってくると考えており、その点で広告代理店がかかわることも増えてくるとして、ここにも広告代理店を記載しています。

スポンサー、VIP向けの通常のチケットとは異なる、高価格帯のチケットも存在します。個室で試合観戦ができたり、近くで食事をとってから観戦できたりするもので、ホスピタリティプログラムなどと呼ばれたりします。大きな大会になると、ホテルとセットで考える必要もあるため、旅行代理店がかかわることもあります。

放送権

  • TV局

  • OTT(デジタル配信プラットフォーム)

  • 競技団体、スポーツチーム

  • 広告代理店

我々視聴者がTVやスマホでスポーツの試合を観ることができるのは、TV局やDAZN、スポーツナビなどのOTTが競技団体から放送権を購入し、映像を制作、放送・配信してくれているからです。

金額的なインパクトも大きく、世の中に与える影響も大きいので、スポーツ業界で働きたい人たちの選択肢にも入ってくるかと思います。

さらに、メタバース/XRといった最近ホットな領域との親和性も高く、今後の動向に注目が集まっている分野でもあります。

マーチャンダイジング

  • グッズ会社

  • 競技団体、スポーツチーム

  • 広告代理店

いわゆるグッズ関連の領域です。自分たちでグッズを販売する以外にも、ロゴや呼称などをお貸しする代わりに、ロイヤリティをいただくライセンシングという収益化もあります。

顧客単価を上げるという観点で、チケッティングとセットで考えることもあり、登場人物も似ています。

需要予測をすることが難しく、在庫切れや在庫あまりが発生してしまうため、それを解消できる企業があれば嬉しいとスポーツクラブの方からお聞きしたこともあります。

大会・試合運営

  • 競技団体、スポーツチーム

  • 制作・イベント会社

  • 各メディア

  • PR会社

  • 警備会社

  • 飲食ブース販売

  • 自治体

  • 広告代理店

  • その他

スポンサーシップやチケット、放送権を販売するには大会や試合を売り物にできるレベルに仕上げる必要があります。よって、大会・試合運営に関わる人たちも非常に多いです。

  • スタジアムやアリーナを競技に合わせて設営する

  • 観客が楽しめるブースや試合前後、ハーフタイムの演出を企画・実行する

  • 多くの人に知ってもらうために取材する、撮影する

  • その取材、撮影ができる体制を整える

  • 観客の動線を作る、警備も行う

  • 観客用の飲食提供体制を整える 等

現場に足を運んだことが何度もありますが、本当に多くの方々が業務をされていて驚きました。ここには挙げているのもほんの一部だと思います。

また、忘れてはならないのは、自治体です。大きな大会であれば、組織委員会が設置され、そこには自治体から出向される方も多いですし、その他の試合等も自治体の方々と協力せずに実行することはないと考えられます。それほどスポーツと行政は距離が近いのだと考えています。

その他

  • 競技団体、スポーツチーム

  • その他

最初に記載した通り、ファンクラブ運営、SNS運用、HPの制作等が挙げられます。内製化している競技団体、スポーツチームも多いという印象です。

ざっと書いてきましたが、スポーツ業界で働きたいと考えた際に持ちうる選択肢は、自分の中で随分増えたと感じています。

上記の整理には入れていませんが、1~6のどこかの特化している、もしくは幅広くかかわっている、スタートアップやベンチャーも多く存在します。

その他にも新しいカテゴリーを作っていっている企業もあり、領域で例を挙げるのであれば、

  • 投げ銭

  • コミュニティトークン

  • クラウドファンディング

  • ベッティング

  • NFT

  • ファンタジースポーツ 等

が挙げられるかと思います。

上記含む、スポーツテックと呼ばれる領域の企業で働くという選択肢もあれば、自分でそのような会社を作るという選択肢もあります。

自身がスポーツチームのオーナーになるという選択肢もあるし、オーナーになる(なった)企業の社員になって、スポーツチームに出向するという方法もありうるかと思います。このあたりの運と年収の関係などもまた別の機会に考えを書きたいと思っています。

いかがでしたでしょうか。スポーツ業界で働きたいという人に向けて、どのような選択肢を取りうるのかをざっとまとめてみました。

スポーツ産業は日本における成長産業です。市場の成長に合わせて、これからかかわり方もどんどん増えていくと考えています。一緒に市場を大きくしていける人も増えればよいなと感じています。

たくさん記載しましたが、とはいえ、スポーツ産業の中の人の話を聞いてみるのが、自身の解像度を上げるうえで最も良い方法なのではないかと考えております。7/22(金)14:10-18:00@オンラインでスポーツ業界の方々に集まっていただいてトークセッションをしていただきます。バックグラウンドも多様で、今の自分のスキルがどのように活かせるかという観点やこれからどのようなスキルを身につけていくべきかという観点でも、多くの学びがあると思います。下記にリンクを貼っておきますので、ご興味がございましたらぜひお申し込みください。無料です!
※リンクの表記が2020Summerになっていますが、2022年開催ですmm

長文読んでくださり、ありがとうございました!ご意見・ご感想、ツイッターやコメントなどでぜひお聞かせください!

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