日本は貧しくなったのか?【その1】

2021年1月2日付のREUTERの記事で
野口悠紀雄・一橋大学名誉教授が
日本が先進国から脱落する可能性を
論じています。
リモート化への遅れ、デジタル化
への遅れ、製造業依存の高さ、
高度サービス産業へのシフトの遅れ、
サービス産業の低生産性などが原因
として挙げられています。

また、実感として、日本の沈下を
指摘する声もあります。海外に
行っても、20年、30年前みたいに
豪遊できなくなった、というのです。
どんな遊びしてきたの?

まあでも、そうかもな、と思う
ことはあります。外国人観光客が
押し寄せてくる(まあ、今はコロナ
でいませんけど)ってことは、日本円
の価値がそれだけ安くなったってこと
ですし。

でも、本当に日本は沈下したのか?
貧しくなったのか、ということを
確かめてみたくなりました。
日本人である以上、日本が貧しく
なってしまうのは悲しいし。自分の
老後の生活は豊かであってほしい。
甥や姪の暮らしが、それほど苦労の
ないものであってほしい。
そのために、もし沈下しているなら
食い止めるべく頑張りたいですし
(あくまで、一個人として)。

で、とにかくまず現状分析をしてみる
ことにした。
日本が、ブイブイしていたバブル時代
から最近までホントに落ちぶれたのか。

そこで、まず「マクロ」な数字を見る
ことにしました。世界銀行のwebサイト
から誰でも入手できるGDPデータを加工
してみました。

画像1

日本は世界第2の経済大国ではなく
なった、と言われて久しいですね。
いまやその地位は中国に譲ったことが
データで確かめられました(もう多く
の人がやってますが)。

目立つのは、中国やインド、
インドネシアの伸びですね。韓国も、
30年かけてジリジリと順位を上げてます。

ただ、、、人口を全然考慮してないです。
そこで、人口あたりで割ってみたら、
というのを、だれでも入手できるデータで、次回やってみます。

おやすみなさい。