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カナダで戦争孤児のおばあちゃんと出会った(Hollyhock, コルテス島)

コルテス島のHollyhockで開催された、スーザン・オズボーンさんのワークショップ&コンサートの思い出を書きます。スーザンさんは、長野オリンピックで「上を向いて歩こう」を歌った方で、現在、シアトル沖のオーカス島にお住まいです。ギターを弾きながら、のびやかで澄んだ歌声を披露して下さいました。

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歌のワークショップといっても、上達が目的ではなく、聞けばすぐ覚えるフレーズを皆で楽しく歌うような、楽譜なしに純粋に歌を楽しむイベントでした。自称音痴の方や、宿泊にきて偶然プログラムを知ったという方もいて、私も気楽に参加できました。

写真のおばあちゃんは、カナダのビクトリアでアマチュア合唱団に参加しているそうです。実はドイツの戦争孤児だったと、他の方から伺いました。子供時代に親を失い、言葉も違う異国で育っのがどんなことなのか、私には想像もつきません。その話題に触れてよいのか分からなかったし、英語も片言なので、ご本人からは伺いませんでした。おばあちゃんは、何とも言えない優しい笑顔と包容力で、私を包んでくれました。思い出したら、たまらなく会いたくなってしまいました・・・今もお元気だと嬉しい。

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Hollyhockについて少し書きます。ここに泊ってみたいというのがそもそもの始まりでした。Hollyhockは、レシピ本も出しているほどお料理が美味しい(基本ベジタリアンです) 私もこんなところで、一夏アルバイトしたいと真剣に思ってしまいました。

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ビュッフェの朝食

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私の泊った部屋がある建物。敷地内には様々な施設が点在し、テント泊する人向けにキャンプサイトもあります。

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簡素で居心地の良い部屋でした。

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鹿さんも時々訪ねてくれました。

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サンクチュアリ

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Hollyhockはタチアオイ(立葵)の意味です。 ほかにも様々な花が咲き乱れるガーデンは、まさに天国のよう。

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野菜も作っています。

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どの野菜もツヤツヤで、めちゃくちゃ元気!

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一人・カップル・お友達・ファミリーでetc、年齢も様々な人が訪れます。

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色々なプログラムが用意されていますが、何もせず、ただ居るだけでも心身が満たされます。

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帆船クルーズにおでかけ

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時折、オルカがぴょんと跳ねて挨拶してくれました。人間も海へダイブ~!

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こんな気持ち良い日に、泳がないって法はない^^

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広い敷地を思い思いに散策。 

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皆が楽しみにしている、週に一度のオイスターバーベキュー。

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浜辺に香ばしい香りが漂い、色々なソースでパクパク頂きました。

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お腹一杯食べても、まだまだ大丈夫。

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滞在中に、長崎の原爆投下の日を迎え、歌のクラスの皆さんが祈って下さいました。

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帰りは時間の節約を兼ねて、水上飛行機で滞在先のバンクーバーへ。プロポーズがHollyhockで、毎年訪ねているというカップルとお別れ。いつか、子供さんと来るのかな。

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9年前の滞在でしたが、今改めて平和の大切さをかみしめています。自分の内側も外側も平和でありたい。 

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最後に、心が洗われるスーザンさんの美しい歌声をお聴きください。