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ライオンのひとりごと(3)〜やっぱり、本が好き

本が好きです。世の中にそういう人はゴマンといるでしょうし、あえて言わなくてもいいことだけど、それも本が好きな人あるある、ふとしたきっかけで、どこに向けたらいいのかわからなかったその愛が溢れ出てしまう。そしてひたすらインプットしていた反動で、語り出したら止まらなくなったり、文章にしたためたくなる。いや、本当の本好きはそんなことも考えずずっと読書していられるのかも。

そんなことを語りたくなったきっかけは、「7日間ブックカバーチャレンジ」のバトンが私にも回ってきたこと。知ってる方も多いと思うけど、しばらくFacebookとは距離を置いてる私は、ちょっと調べてみた。

7日間ブックカバーチャレンジの、目的とルール
●読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する
●本についての説明はナシで表紙画像だけアップ
●都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする

ということらしい、「読書文化」というちょっと胡散臭い言葉と、それなのにカバーだけって?と、頭の中でハテナが飛び交ったけど、そう小難しく考える人がいるから読書離れが起きるのかも、と考えを改めたのと、純粋に信頼してる友人からのバトンだったから、受け取ることにした。あと、受け取る人が困らないように、ルールを改変した。

7日間ブックカバーチャレンジ マイルール編
●大切な友人から来たバトン、渡す側にも受け取る側にも楽しんでもらえるようにつなぎたい
●本のバトンから連想した手持ちの本の写真を撮り、バトンを回してくれた友人と、次に回す人の紹介文とともに、本を薦めるコメントを載せる
●次の人が参加するかは自由
※7日間、は縛りの理由が分からないので割愛

チェーンメール説もあるけれど、おこもりのこの時期、本をじっくり読むことも、人に紹介してもらうことも悪いことはないんだと思う。
内容もさることながら、断捨離が個人的なテーマのこの頃、物質的な本というモノの価値は、良い面も悪い面見直さなければならない時でもあるのかなぁと思う。
でも、ウェブで手軽にいろんな情報も人様が書いたものも読める時代にあっても、本という一つの物質の持つ色形や質感や重さ、一枚一枚ページをめくる行為などなど、時間と空間との親密感は、インターネットのそれと比べ物にならない。

たった今も本を読んでいて(『ゆるい生活』群ようこ)、こないだめまいに見舞れた時に読めたらよかったのに、と後悔もあったのだけれど、これがネット上のものだったら当時は「めまい」でめちゃくちゃ調べたけど今はもう検索したりしないワード。情報がどこかにあっても見つけることはできなかった。
本だったら、どうだろう。もし何となしに読んでいて、たまたまでも心に引っかかっていたら、めまいに襲われたあの時に対処できたかもしれない。事後であっても、万が一まためまいがやってきた時に対処できる術が頭の片隅にあるということ。そもそもの要因もわかったから、もはやめまいを予防することだってできるわけだ。

めまいという実体験も伴うからこそ私にとってこの読書の重みが増したわけだけど、何気なく手に取った本という偶然性も加わったりすると、大げさに言えば感動だって生まれてくる。デジタルでもあるかもしれないけど、それが本というアナログなツールだからこそ生み出せる、実体験を伴う感動。

最近はネットで文字を追うことが多く、読むことに少々疲れていて、つい軽く読めるエッセイ集ばかり手に取っていたようだ。内容も身近なことだから共感しやすいのもいいのだけれど、そろそろ壮大な長編小説なんかも読みたくなってくる頃。そうだ、飛行機でトールキンの映画を観たところなので『指輪物語』とかいいかもしれない。さすがに長すぎるかな...




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