まだまだ蠍座軌道のふりかえり。からの『冬虫夏草』
まずお詫びというか反省も込めて注意事項。
わたくし「蠍座レメディ」と称して「チコリー/レッドチェストナット/ハニーサックル」という蠍座軌道のレメディ3種+「ゴース」をミックスして飲んでいましたが、本を読み返していたらこんな注意書きが...
ひとつの軌道にある3つのエッセンスを全て「同時に」使用することに対しては注意を払ってほしいということです。この場合は、特別な規則を考慮する必要があるからです。そうしないと、極端な反応が現れる可能性があります。
(『バッチフラワーニューセラピーⅠ 12の軌道』より)
よくよく考えてみれば、ある感情の下から現れるもう一つの感情とは、極端な陰と陽の性質を表していたりするので、全部を一気にとったらどこに落ち着いていいかわからなくなりそうだから、ひどい状態は悪化してしまうのかもしれない。
「玉ねぎの皮を剥くように」ひとつずつ癒されていく必要があるのというのはそういうことかなぁと体感した次第。
知らぬが仏、だったらいいのですが、まとめてとってみようというのは餓鬼のような根性であったと反省。知らなかったら反省する必要もないのか...
それでも、間違ったレメディの取り方をしてることで感情の波が激しくなっていたような気もしなくはなく。
同時にどこかで、感情の波が激しいとはこういうことか〜、ということをはっきり自覚できたようで、その経験は無駄ではなかったと思います。
まぁ本当に深刻な状態ということよりは、人体実験的な側面もあったからこそ。
でも、良い大人は真似をしないでください笑。
蠍座は私のホロスコープの「1ハウス」の主成分。
「メンテナンスレメディ」を選ぶ定義に従えば、「1ハウスに天体があり、アセンダントと異なるサインであれば採用する」ことになっていて、天王星があったから選んでみた。
でも、「心身」に働きかけるフラワーレメディのこと、トランスサタニアンは果たして採用して良いのだろうか?その辺の言及はなかったなぁ。
ただし私のホロスコープではオーブ4度月とコンジャンクションしており、月は射手座0.15°という微妙な位置。蠍座の影響はなくはないだろう、ということで採用。
ここにも書いたように、チコリーをメンテナンスレメディに加えてみたら、出てくる出てくる「自己愛」的な感情。
抑えていたよねぇ、もう手に負えないくらい。手に負えないから抑えてた。
でもそれを他人に向けるのは嫌だからレッドチェストナットの状態に置き換えてた。
と、そのレッドチェストナット状態ももはや過去のハニーサックル案件なのだ、
というところまで見えてきてからの、ゴース的絶望。
それを癒すための蠍座ブレンド。
のつもりだったんだけど、一気に飲むと、癒されるべきところが癒されないまま次々課題(となる案件や感情)が押し寄せてくる感じ。
そうすると、他のレメディが必要かも、って思って、1ハウス=「自分自身」に確信が持てなくなる。
蠍座の「自己愛」テーマとしては致命的。
天王星だからショック療法的に効いているといえば効いていたのかもしれない...
自分でそれにオッケーを出せれば、それはそれ。
そうか!なのに確信が持てなくなってきたから「セラトー」か。
こういう読み解き方もできる。
いやいやまだまだ出てきますし手放すのは簡単じゃない。
「よくなる」という期待もせず続けることも大事だよなぁ。
『冬虫夏草』〜『家守綺譚』後日談
蠍座ブレンドの反省も活かしつつ、
セラトーの軌道は小説の主人公を引き合いに出して書いてみました。
そこからしばし現実逃避。後日談のおはなし『冬虫夏草』を読んでいました。
『家守綺譚』の主人公にして新米精神労働者たる綿貫征四郎が、鈴鹿山中で繰り広げる心の冒険の旅。
ー『冬虫夏草』帯文より
「しばし現実逃避」って書いたけど、ずっと心のことばっかり考えているんだから、物語に触れる方がずっと現実的だ。
しかもふわふわしてた綿貫が旅に出るという。
ホロスコープを魂の旅路に見立てた時に双子座の次に蟹座がくるような、
だったらクレマチスだから相変わらずふわふわしているんだけど。
で、『冬虫夏草』でも「12の軌道」の旅の続きができるんじゃないかな〜なんて期待もなかったわけではなかったんですけど、「オオアマナ」という和名にて「スターオブベツレヘム」が登場した以外は、双子座の軌道の続きに留まっていました。
あるいは、タロットカードが描く魂の旅路。
主人公は【0 The Fool】のようでありながら、
足元にいるはずの犬を探しにいくというのがまた面白い。
そういえば双子座の軌道ではサインの深堀ができていなかったなぁと思い、
私の8ハウスに関わってきそうなところだけ覚書。
・最初の人間のサインであり、知性と社会的関係の領域である。
・落ち着きなく動き回る知性の性質が常に未知の領域を探求し絶えず刺激を求め続ける
・光と影の二面性、知性本来の二面性、物質世界と精神世界の間の分離
・外部で起こっていることと関係なく内部での知性のおしゃべりが続く
・メルクリウスはトリックスターであり、時には自分さえ騙す
・医療占星術では、双子座は腕、手、肩、肺を支配している
『占星術と神々の物語ーホロスコープの中の原型』より
そうそう、双子座のルーラー水星も、獅子座太陽とコンバストしてるからね、
言葉を使うことやコミュニケーションにものすごく苦手意識がある。
逆を言えば、きれいな言葉や上手い話に騙されやすいのかもしれない...
両方あるな〜、そんな二元性を統合していった先に8ハウスを超えれるのか。
だから私は永遠の探求者「ワイルドオート」なんだと納得。
そのぐるぐるから抜け出すことが必要なんだな。
でもまずは、「精神労働」に楽しみを見出している自分も認めなくては。
何事もバランス...
『冬虫夏草』の物語は、綿貫が他者と関わりながら自分の道を歩き続けて行く(ゴローを探すという名目によって己を奮い立たせる使命感が必要だったにせよ)冒険譚でもありもどかしさを感じる場面も多々ありつつも、読み切ることによってあるいは蟹座的な見守る心を発揮していたのであって、読者自身も心の成長を遂げている、そんな効果もあるんじゃないだろうか。
「右手がしていることを左手は知らない」(前掲書)という言葉があるそうで、
気晴らしも必要。
私よく「こんなことばっかりしてていいのかなぁ」って思っちゃう癖がある。
極端なんです。ちょっとだけやめてみればいいのに笑。
というわけで今日はこれからボディメンテナンスに行ってまいります。