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リコーダーってどんな楽器?

みなさんこんにちは。群馬県高崎市のサロンコンサート会場、アトリエミストラルのオーナー櫻井です。

いにしえのうた 第2回「リコーダー邂逅」は6月11日

さて6月11日の「いにしえのうた」シリーズ第2回公演「リコーダー邂逅」が近づいてまいりました。

チラシ

リコーダーってどんな楽器?

日本人なら誰でも知っている楽器といっても過言ではないでしょう。小中学校の音楽の授業で吹きましたよね。

私物です(Amazonで買ったプラ製)

しかしリコーダーというのは、れっきとした古楽器です。
今回のコンサート「リコーダー邂逅」で演奏してくださる中村栄宏さんにリコーダーの解説文を書いていただきました。

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リコーダーについて
日本のみならず、世界的にも学校教育で用いられるイメージが強いリコーダーですが、その歴史は古く、現存する最も古い楽器は、14世紀ごろのオランダの遺跡から見つかっています。17世紀中期には現在とほぼ同じリコーダーの姿になり、ヨーロッパ中で流行、ヘンデル、バッハなどの有名な作曲家もリコーダーの曲を残しています。しかし18世紀ごろからのクラシック音楽黄金期の150年間は人気が落ち、楽器そのものが忘れ去られてしまいます。20世紀に入り17世紀ごろの音楽が流行すると、再びリコーダーが注目されるようになりました。1960年代に入るとこの楽器のもつ、様々な音が作曲家の目に留まり、無調無拍子のいわゆる前衛的な楽曲も作曲されるようになります。そのため、他の楽器とは少し異なった状況ですが、レパートリーは、「古楽」と「現代音楽」が中心で、その数は莫大です。

よく知られているリコーダーは樹脂製ですが、本来リコーダーは「木管楽器」に分類されます。大小さまざまなサイズがあり、古くから様々な木材を使って作製されていました。指で穴を押さえて音を変える基本的な奏法はどれも同じで、奏者が集まって様々な楽器を使い分けて演奏すると、こちらも莫大なレパートリーを演奏できます。

日本国民のほとんどが演奏したことがあるにも関わらず、その本質が知られていない楽器、という稀有な楽器でもあります。この楽器から奏でられる「知っているようで知られざる音」、お楽しみに!

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たくさんの種類のリコーダー

ソプラノとアルトがよく知られていますが、ソプラニーノやテナー、バスなどの他、ピッチの違いや、素材の違いなど実に様々な種類があります。

中村さん所有のリコーダーの一部
ヘッダーの写真も中村さんにご提供いただきました

プログラム
リコーダーという楽器のレパートリーが「古楽」のみならず「現代曲」も多いということは初耳でした。
6月11日にアトリエミストラルで開催のコンサートのプログラムでも、古楽と現代曲が聴けます。

J.v.エイク /笛の楽園より
林光  / ソナチネ (1947) 
J. S. Bach / 無伴奏チェロ組曲第一番
吉嶺史晴 / 無伴奏テナーリコーダーのためのララバイ(2019)  他

リコーダーの楽しみ方

実はオーナーの櫻井も、趣味でリコーダーを最近始めたところです。数人で集まって簡単なコラールやジブリの曲や童謡などを楽しんでいます。
楽器は安価な樹脂製ですが、十分楽しめます。アルトリコーダーの二重奏やテナーやバスも入れて四重奏も。
でもやはり、本物を聴いた方がいいですよね。楽器そのものの音色が違うし、リコーダーの可能性を感じさせてくれます。

リコーダーを小学校で吹いた楽器と思っている方、是非アトリエミストラルに足を運んでみませんか?

中村さんは若手奏者として大変有望で、昨年日本に帰ってきてから全国で演奏活動をしていらっしゃいます。目の覚めるような技巧と、豊かな音楽性はきっとご満足いただけると思います。

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チケットはHPまたはメールからご予約ください。

メール(ご予約のお名前、コンサート名、枚数をお知らせください)
mistralmusica@icloud.com


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