うちのよく笑う娘の話
少し、娘の話をします。
娘氏は心身ともに重度障害があり、歩けない、口から食べられない、喋れない。
7年、娘の父親をやってきて、目線とか瞬きとか、体の動かし方、手の伸ばし方などから、何をしてほしいのかがわかるようになった。
娘の名前に込めた意味は「周りの人を笑顔にする子」「周りに愛を咲かせる子」
嬉しいことがあるときだけではなく、なんとなく部屋の環境が良いとか、電気がピカピカしていて楽しいとか、そんなときにとてもいい笑顔で笑う
ニコニコしまくっていてそれがかわいくて、デイの人達、支援学校の先生達にも「いやぁぁぁ!!かわいあなぁぁぁぁ♡♡」と大好評
名前のとおりに育ってくれたなと感じる
そんな娘を見ていると、まだ娘が生まれる前に、怪訝そうな顔をしたおじさんと高校生ぐらいの超ニコニコした女の子が腕を組んで歩いてたのを見て、「なぜ??」と思ったことを思い出した。
今思えば、その女の子は知的障害があり、うちの娘のようにパパが大好きで腕を組んで歩きたかったのかなと(失礼ながら顔の特徴も含めそのように見えた)。パパは嫌ではないけれど人前ではやめてほしそうな顔をしていた。
娘が生まれてから、他の障害を持つ子のことも知り、本当に色んなタイプの子がいることを知った。
当時は知らなかったから、2人を見て「なぜ?」としか思わなかったが、今見たら「幸せそうだなぁ」と思うんだろう。そういう意味でも、娘は私の価値観の幅を広げてくれた。
奥さんに「あのときの親子みたいに娘も腕組んで歩いてくれるかな?」と聞くと、「あそこまでしっかり歩けるようになると精神面ももっと発達するだろうから、パパ、嫌!って言われるかもしれんで?笑」と
もっと成長してもしなくてもいいから、いつまでもパパ好きって思っておいてほしいなという願望のお話でした
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