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ドーナツの真ん中には何がある?

あなたは目にしたことがあるだろうか。
胸にキラリと光るSDGsのピンバッジ。
ドーナツの真ん中には、何があるのだろう?

これは私の体験談です。

小雨の降り出したある夏の夕方のこと。
通勤帰りの電車から降りて、商店街を歩いていた。
そのとき、進路を妨害した(?)とかいう理由で、地元の方と思われる50代後半くらいのスーツ姿の男性が私に難癖をつけてきた。
怒りの表情を浮かべ、執拗に迫ってきた。

突然のことに驚き、たじろぐ。
後ずさりをしたかもしれない。

目についたのは男性の薄い頭皮とメガネの奥にある負の感情。
そして左胸にキラリと光るSDGsのピンバッジ。

私もSDGsについては興味があり推進しているので、とっさにこう思った。
いったい、その胸のSDGsには何の意味があるんだ?
自分の属している団体や企業がSDGsを推進しているから仕方なく着けています。ではなく、個人個人が地球の危機的状況に気づき、行動を改めてゆくのが本来の目的ではないのか。。
ポイ捨てをしない、ゴミはできるだけ出さない、他人に対して嫌がらせをしない、そしてそれを見過ごさない、など。
基本的な17の目標の全てを理解しているわけではないけれど、他者利益が根底にあることくらいはわかる。

もちろん、バッジを付けていなくてもSDGsの活動に参画している人もたくさんいる。高齢者に席を譲ったり、身体に障害を持つ方に声をかけたり。
それはいわば、躾のようなものなのかもしれない。

福祉は英語で<welfare>と表現する。
ただこの場合は障害を持つ方に対して手を差し伸べるという意味になる。
表面的な障害ではなく、内面、つまり精神的な疾患を持っている方も今や多くいる。診断を受けていなくても、深刻な悩みを抱えている方もいる。
もはや、自分以外の方へプラスの気持ちを届けるのは<wellbeing>と表現する。

今より少しでも楽に生きる。
それは私が開業以来掲げてきたテーマでもある。

SDGsのドーナツの真ん中には何があるのだろう。
あなたには何が見えますか?

そこにはきっと、愛が詰まってるのだと思います。
愛を以て接する。

夢というのは、最大の個人情報と言われています。ただ、解釈を抜きにしてはただの脳内作用です。夢に興味のあるあなたに解釈していただいてこそその価値が出ます。