友だちが少ない。

◆変化するコミュニケーション

私は、友だちが少ない。
シャイな性格というのもあるが、友だちになるほどの関係になろうという人がいないというのもある。
裏を返せば私を友だちにしよう、という人もいないということになるけれど。

◆繋がるカタチ

2000年代に入って急激にその勢力を増したSNS。
TwitterやFacebookだけでなく、探せば色んなSNSがある。
日本人のほとんどがアカウントを持っているLINEだって、立派なSNSのひとつ。
これがまた、苦手なんです💦。

大して仲良くもない人とグループで繋がったり、とりあえず交換する?
みたいなノリになると、期待してしまうんですよね。
あ、これで友だちが増えるのかな?って。
だけどきっとこれは都合の良い勘違いなのだと思う。

◆期待すると裏切られる

これはもう、人間界に生きていれば仕方のないことなんですが、それでも期待しちゃうじゃないですか。
繋がるということは、何かきっかけがあったということだから。
同じ資格を持っていたり、情報交換のツールにしたり。
それこそ決して無駄ではないんですけどね。

そもそもグループLINEの解釈の仕方が違うのかな?
と思ってしまうこともしばしば。
でもまぁ、道具の使い方は人が決めることですから。

◆デジタルからアナログへ

と、いうわけでSNSはもう疲れました。
本当の友だちと繋がって、アホな話をして有意義に過ごしたい。
期待して裏切られて、反応に困った、なんて顔をされるのはもう嫌です。

そもそもコミュニケーションというのは敬意や尊重で成り立つもの。
相手を慮ってこそ、言語的に、また非言語的にコミュニケーションが取れる。
こういう仕事をしていると、感覚的に敏感になってしまうんですよ。
それが決めつけや思い込みと言われてしまえばそれまでなんですが、人の無意識な反応というのは本当に面白い。

◆理想化と脱価値化

これは防衛機制の一つ(セットなので一つとします)なのですが、セラピーをしている時に起こることのひとつです。
当然にして私たちは、人の心を聴き、開く能力を持っています。
相談者はそれがまるで魔法のように見えることがあるらしく、セラピストを美化しすぎることがあるんです。
これが理想化。

時が経ち、これも当然人と人の相互作用ですから、合わないなと感じることもあります。
どちらが絶対的に悪いというわけではないのですが、責められてしまうのも仕方ないですね。
そんな時、相談者はセラピストを価値のないものとして判断します。
そして相手を貶めるようなことを平気で口にします。
これが脱価値化。

でもまぁ、仕方ないです。
心の動きが言語化されてしまうだけなので。

だとしても、傷つきますけどね!
傷ついたとしても、切り替えるのが私たちの隠れた能力。
そこで立ち止まってうずくまっていたら、前に進めないですから。
どんなに悪態をつかれても、自分を信じるしかありません。

◆寸断された世界で、どのようにコミュニケーションを取るか

これを書いているのは1月6日なのですが、翌日にでも緊急事態宣言が発令されるのではないか、と世の中に不安が広がっています。
今日は何をしていてもソワソワして、何も手に付きませんでした。
アナログコミュニケーションが大切なのはわかっていますが、感染症を引き起こす疑いがあるので現実的に難しいですよね。

残された道は、発信です。
発信して、アンテナを張っている人の目に留まる。
その時、結果がどうなるにしても、是非繋がってほしいのです。
元々の友だちではないのですから、意見が合わないのは当然。
だとしても、一瞬でも同じ次元にいたのだとしたら繋がってほしいと思います。
発信して、『いいね!』や『リツイート』をしましょう。
そうすることで、お互いに高め合うことができます。
もちろんミュートやブロックだってしてもいい。
自分の板で好き勝手なことを発信すればいい。

ただ、意見が合わないからといって、あからさまに批判したり誹謗中傷するのだけはやめましょう。
それは誰かを傷つけるだけでなく、自分自身さえも傷つけることになります。

夢というのは、最大の個人情報と言われています。ただ、解釈を抜きにしてはただの脳内作用です。夢に興味のあるあなたに解釈していただいてこそその価値が出ます。