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英国のパンケーキデー 今年は2月21日です

アトリエ・グルマン クミコ料理教室です!

イギリスでは、日本知られていない風習がたくさんありますが、
イギリスの2月で思い出すのが
パンケーキデー。

これはキリスト教の伝統行事で、
正式には「告解の火曜日Shrove Tuesday」のことです。
その次の日から断食が始まります。

断食(40日間)を前に
家に残った卵や牛乳のストックを全部使い切るために
パンケーキを作ったそうで、
イースター(復活祭)まで食事制限をする、最後のご馳走です。

断食が終わるイースター(復活祭)の日にちは変動するので
このパンケーキデーも毎年変わります。
イースターの日曜日の47日前と決まっていて
2023年は2月21日だそうです。

パンケーキ、日本でいうホットケーキですが、
生地に水分が多く、薄く仕上げるので
厚めのクレープ、という表現が一番近いかもしれません。

何枚も焼いて
粉糖を真っ白になるくらい振りかけ、
レモンを絞ってシンプルにいただくのが
イギリス人のお友達たちのおすすめでした。
あるいは
ベーコンやマッシュルームのソテーなどに
添えて「セイボリー」でいただく人も。

また、パンケーキは形、色、熱(温かさ)どれも太陽を象徴していると言われており、冬の終わり、春の始まりを示しています。
イギリスの冬は晴れ間が少なくて暗く、寒く、長いのですが、
この時期まだ寒いものの
少しずつ日が長くなってきて、
人々になんとなく明るさが戻ってきます。

子供がお友達の家に遊びに行って
おやつやランチをご馳走になるのは
パンケーキの割合がとっても多かったです。
イギリスの家庭では
スコーンよりもパンケーキの方が
もっとポピュラーなのですね。

子供だけでも簡単に作れます。
友人のお母さんが写真をタイムリーに送ってくれました。

ロンドンで通った料理学校のニュースレターで
「パンケーキを作りましょう」
とレシピまで付けてお知らせがきました。
皆さんもどうぞ作ってみてくださいね。

材料は
ozs/125g flour 小麦粉
8 ozs/250ml milk 牛乳
4 ozs/125ml water 水
1 egg 卵
pinch salt ひとつまみの塩
1 tablespoon rapeseed oil 大さじ1のオイル

作り方は
1. Mix the milk and water together.
 牛乳と水を混ぜておきます。
2. Place the flour and salt in a mixing bowl and slowly mix in the milk and water until a smooth mixture is obtained.
 ボウルに小麦粉と塩を混ぜ合わせ少しずつ1を加え混ぜ、滑らかにします。
3. Add the egg and beat in thoroughly.
 卵を加えて溶き混ぜます。
4. Add the oil and continue beating until the mixture is smooth. If the mixture is lumpy, simply strain it through a coarse strainer. A few small lumps do not matter
 オイルを加え、全体的に滑らかなるまで混ぜます。ダマができたらザルで漉しましょう。小さなダマなら気にしなくても大丈夫です。
5. Cook on a hot – but not too hot – greased pan. Once first side is cooked, toss to cook other side. You will know that it is time to turn the pancakes when the top bubbles and the edges start to curl and look dry.
 油を引いたフライパンを熱すぎない程度に温めます。片面を焼き、ひっくり返して裏面も焼きます。小さな気泡ができてフチが乾き始めたらひっくり返すタイミングです。


クレープみたいですね
粉糖、蜂蜜とレモンでいただきます

(表紙の写真はHistoric UKよりお借りしました)


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