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イギリスのティー文化とアフタヌーンティー

アトリエ・グルマン クミコ料理教室です!

イギリス1年間の滞在でどっぷり感じたのが
「ティー文化」
でした。
日本ではイギリスからのティー文化として
オシャレなアフタヌーンティーが流行ってきましたが

イギリスでは
その華やかなイメージも一部含むものの、
それよりも
人々の日常に溶け込んだものです。

朝起きて
カフェインが強めの「イングリッシュブレックファースト」を飲み、
午前中のひとやすみに紅茶、
ランチの後に紅茶、
午後のひとやすみに紅茶、
夕食や、寝る前には、カフェインの少なめのハーブティーや紅茶。

午後、子供の小学校のお迎えのついでに公園に立ち寄ると
同じ学校のお母さんから
「お茶どうぞ」
と保温ボトルからマグにお茶を勧められたこともありました。
ミルクもビスケットもちゃんと持参していて
「さすがイギリス〜」
と感心したものでした。

思いっきりコーヒー党であった私も
イギリスでは紅茶にハマりました。

この日常に溶け込んだ「ティー文化」でも
ちょっと特別な
「アフタヌーンティー」。

ロンドンの有名ホテルの
華やかな「アフタヌーンティー」巡りも
楽しいのですが

イギリス人のお宅での
アフタヌーンティー
はとてもいい経験になりました。

私が住んだケンブリッジは大学町なので
短期限定での外国人が多く
そういった外国人にケンブリッジ滞在を楽しんでもらおうという
アソシエーションがあり、
そのイベントの一つに「アフタヌーンティー」があったので
参加させてもらいました。

リビングに入る前、鏡沿いに

そのメンバーのマダムの家で
まずはゲストが揃うまで
リビングでおしゃべり。
それぞれ自己紹介をしたり
家のインテリアの話をしたり。

そしてみんな揃っておしゃべりが弾んできた頃に
アフタヌーンティーのセッティングがされた
ダイニングに移動しました。


サンドイッチやヴィクトリアスポンジケーキは
手作り。

繊細さとは程遠い出来栄えながらも(笑)
マダムのおもてなしの心がこもった
美味しいものでした。
出された紅茶はイギリス人が日常に飲むカジュアルな紅茶。
それ以来が甘いケーキになんとピッタリで、何杯もいただきました。

アフタヌーンティーに人を呼ぶ、
となると
なんだかとても頑張らないといけないようなイメージでしたが
マダムのように
こうやって
日常の延長で
アフタヌーンティーでゲストをもてなすのは
とても素敵なことだなと思いました。


日本でアフタヌーンティーのことを語るときは
この「堅苦しくなく楽しくエレガント」なマダムをモデルに
素敵なアフタヌーンティー文化を伝えていければと思います。

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