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ビジネスで使っているカラー、なぜこの色なのですか?ときかれたら

企業や店舗には、コーポレートカラーがありますね。それぞれの理念やコンセプトを表すカラーです。私のアトリエにもそれらしき(企業じゃないので)カラーがあり、webページや名刺にもテーマカラーとして、マゼンタ(赤紫)を使っています。

カラーの仕事をしているので、必ず名刺を出すと「この色にはどのような意味があるのですか?」ときかれます。

その答えは、「カラーの勉強をしてくださった方みんなさんに実りあるように、そして、みなさんの学びを現実のものにできるようなお手伝いをしたいとの思いを込めています」です。

私自身、もともと紫色が大好き。だから、テーマカラーは紫を使いたいところですが、スピリチュアルなイメージが強くなるのが?でした。

カラーセラピー自体、スピリチュアルに感じられたり、実際にそういう部分もありますが、色を読み解くことは、実はとても理論的です。そして、私のアトリエには、カラーセラピーのセッションを受けに来られる方だけでなく、勉強のために来られる方も多く、カラーに関する資格を習得して、それを仕事にしたいと考えるみなさまにとっては、現実的なことも大切です。

そこで、「マゼンタ」を選んだのです。

「マゼンタ」の意味

カラーセラピーの勉強では、マゼンタには「献身的」「犠牲心」「人の役に立つこと」「つなぐ」などがあり、木の実が熟した色を表すことから「成熟」「実り」などのキーワードがあります。

赤紫は、紫でも赤がたくさん入った色です。先ほど記した色のキーワードの意味も大事ですが、赤が青よりも多いことが、マゼンタに決めたポイントです。

赤には、「現実性」「形にする」という意味があります。紫の中の青の感性的な部分を赤で現実にすることを表しているのです。それが「実り」であり、現実的に仕事に役立つことにつながります。数多くの講座を受けるということは、自己投資です。学びというタネを撒いてくださったら、ちゃんと水を与え肥料を入れて芽を出し葉っぱをつけて花を咲かせて、実を収穫するところまで見届けたい思いがあります。その一連の流れをカラーせ表すと「マゼンタ」なのです。

学び始めて「カラーセラピーって難しいですね」「カラーリーディングは知識がいっぱい必要ですね」と言いながら、「だから私にはできないような気がします」と言う方もいらっしゃいます。そのような時に「タネを撒いてもすぐに実はつかないですよね」と言います。タネを撒いたあと、大切に育てることで大きな実をつけてくれます。そのために私も一緒に水やりもしますし、剪定や肥料入れもお手伝いしたいと考えています。

テーマカラーの意味が説明できると

このような思いで使っているテーマカラーですが、私は「理念」を先に言葉にして、それをカラーで表しています。

逆に「うちの会社の名刺の色コレなんですが、合ってますでしょうか?」と使っているカラーでいいのかどうかを尋ねる方も結構多いのです。「なんとなくそんなイメージ」で決められたカラー。また、「好きな色だから」の場合もよくあります。このような時には、先ずはカラー意味を解説します。多くは、「そうそう、そんな会社です」とか「私の性格がそうです」などとお答えになります。だから「なんとなく」はそれほど間違ってはいないのです。このようなお話をしていると、やはり自分の会社のカラーの意味、しっかりと知っておく方が良いですね、とおっしゃいます。なので、逆バージョンの「今、使われているカラー」の意味を持たせることを依頼される場合もあります。

色彩心理からの意味を使うと、カラーで企業理念を伝えることができます。誰にでもその意味が伝わりやすいカラーを選ぶのもひとつ。でも、ちょっと説明が必要なカラーなら、初めてお会いした方との会話の中で、印象に残りやすいとも言えます。そして、自信を持って自社のコーポレートカラーの説明ができると良いですね。

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