見出し画像

活動①手仕事とぬらし絵

私の活動について皆さんに知っていただきたく紹介させてください。
私が活動をしようとしたキッカケは、『私が子どもたちと一緒に(もちろん大人も)感じることを共有したい!という思いと近くにシュタイナーの手仕事とぬらし絵を習う場所がなかったから』です。

そのため現在次男が通っている岡崎フリースクール『大地の学校ロータス』にて月1回手仕事とぬらし絵のワークショップを開催しています。

私は手仕事とぬらし絵をとしくらえみさんに師事し、現在はブラッシュアップのため2023年6月から1年間手仕事教師養成講座を受講中です。

手仕事

手仕事をすることは、人間に備わった五感をフルに使わざるを得ません。そのため自分の中と外でのバランス感覚、自分と他者との関わり方など物を通して知らず知らずのうちに感覚を研ぎ澄ませる事ができるのです。

また作り方(How to)だけを教えるのではなく、どのようにしてこの材料は自分の手元までやってきたかのストーリーを伝える過程を大切にしています。それにより物はどうやって作られるのか最初から最後まで分かるようになります。知った上でじゃあ僕はこう作りたい、私はこれを入れて作るなど自分オリジナルな物を創造してゆく事ができます。

残念ながら今の子どもたちは意識して手仕事をするぐらいが(ゲームばかりしている子どもは特に)ちょうど良いのかもしれません。出来るだけお家にいる時にも、子どもと一緒に服のお直しをしたり、子どもにご飯の支度を手伝ってもらえると良いですよね。

ぬらし絵

ぬらし絵は、手仕事よりももっと専門的なのでシュタイナー学校以外では中々経験する機会がないかもしれません。基本は赤、青、黄色の透明水彩を使いパレットは使わずに水にぬらした用紙にそのまま色をおき、自分の色を作ってゆきます。
色と色が水を通して混ざり合い、分け隔てなく見事に調和してゆくのです。一度体験したら終わりではなく、何度も何度も色を体験するうちにゆっくり心に浸透してゆくのではと思っています。

低学年であればあるほど自由な発想で躊躇なく大胆に色を混ぜる事ができ、その子の色が現れます。どうしたらそんな素敵な色が出るの?と感心してしまうぐらいに。好奇心のまま色を重ねてゆくと暗い色になってゆくのですが、それさえも学びになります。恐れて色を混ぜないよりも断然良いと思います。それを失敗と取るか、学びと取るか。

残念ながら多くの大人の場合、まず考えるのは『どうしたら綺麗に描けるのか?失敗したくない。』との恐れが出がちで、自由とは程遠い頭で考えた色しか生まれません。大人もぬらし絵を体験されると、大人がいかに頭でっかちになっているのか体感されると思います。子どもと一緒にぜひ大人もぬらし絵されると色々と気づきがあると思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?