カール・ロジャーズの幼少期とキリスト教
志望大学院の過去問を見て、難しそうだなと感じて、もう一度勉強をすることを決めました。
それで、以前のテキストを探してみたものの見つからない。
引っ越しのときに色々捨てたもの中にあったのかもしれないな。
仕方なく、放送大学のテキストを購入してみました。
版が新しければ、内容も現在に沿ったものにアップデートされているだろうし、まあいいか。
過去問でうまく説明が出来ずに気になっていたロジャーズのところから読み始めました。
面白いなと思ったのは、ロジャーズの幼少期からの生涯が書かれていたこと。
今まで読んできたテキストは、手法なら手法、検査法なら検査法、研究法なら研究法ってかんじで、あまりそれ以外の要素が入っていないものでした。
その背景がわかると、手法そのものの理解も進むというか覚えやすくなる気がします。
ロジャーズ=来談者中心療法って覚えていたけど、それを開発するまでの経緯って言うのがあるわけだからね。
そこがわかると、なるほど、だから来談者中心療法なんだね!って腑に落ちるというか。
この本を読むまで全然知らなかったんだけど、ロジャーズの両親は厳格なキリスト教徒で、隣人とあまり交流をしなかったそうです。
その影響で、彼は「かなり孤独な少年だった」らしい。
私の母はクリスチャンで、私も子どもの頃に友人たちと交流することを制限されていたから、ロジャーズの言う「孤独な少年」というのが容易に想像出来る。
そうはいっても、私には妹と弟がいたので、孤独な子どもたち同士で遊ぶことが出来たけど、ロジャーズには兄弟がいたのかしら?
私の母が所属している団体が特に厳格なのかと思っていたけど、キリスト教っていうのは、全体的に同じ宗教のコミュニティ以外の人たちとは距離を置くことを推奨しているものなのなんですかね。
最近、ヨガ関係の人から、子どもたちの手が離れる頃になると、女性は自分の人生を考え直すっていう話を聞いて、私にとっては、それが色々と学ぶことなんだけど、母は人生を考え直して宗教に入ったのかなと、ふと思った。
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