編み物をはじめたきっかけ
あみものことはじめ
これだけ作品を作っているとかぎ針一筋ウン十年と思われるかもしれませんが、母が手芸好きな影響で物心つく前から~というわけではなく、30代に入ってからのことでした。
第一子出産後、家にいる時間が多く
大好きな鳥を作りたいという思いからあみぐるみを始めました。
目的ではなく手段だったのです。
全く編み物をしたことがないというわけではなかったのですが、深い興味はなく、冬になるといそいそとセーターなどを編んでいる祖母や母を見て、根気がいる作業だなあ。なんか数学的?私には無理な世界だなあと思っていました。
毛糸のマフラーくらいは作ったことはあるものの、
あみぐるみの基本、輪編み(リング編みとも言う)円柱形に編んでいく作業に四苦八苦、肩こりに悩まされながら編み上げた筒状の立体にくちばしと目を付けると・・・どうでしょう。
かわいいインコさんじゃないですか。
(当時の作品は原始的でお見せできない代物ですが。)
初めは母に借りた金色のかぎ針を使って家にある刺繍糸で編みました。
毛糸なんてひと玉も持っていなかったので。(今は毛糸の山・・・)
刺繍糸で編むあみぐるみは手軽でカラフルで今も大好きです。
初心者あるあるですが
段替えでもたついたり、編み目が一定じゃなかったり色替えが難しかったり
増やし目、減らし目?とじ???
独学でがんばりながら、たまに母にアドバイスをもらい、
一日赤子の世話だけで終わる退屈な日々の自分を鼓舞するように(笑)
出来た作品は自慢げに食卓から見える位置に飾っていたものでした。
かぎ針の単純作業の繰り返しで出来る編み地、パーツを編んで
綿を入れて、とじて、縫って、刺繍して、目をつけて
命を吹き込むようで、
今でも作品が仕上がる時には思わず微笑んでしまうものです。
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