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放浪の末

 放浪の末、忘れ去られた天文台の遺跡にたどり着いた。久しぶりの来客に空気がざわめいた。ここが探し求めていた私の居場所だと確信した。私はここで星々の囁きに耳を傾け、その物語を書き留めることに、残された時間を費やそう。

空想綺譚抄 2021.2.18

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