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箕面瀧安寺・採燈大護摩供


七夕の7日、箕面山瀧安寺さんでは関西一円から山伏が集結して
「採燈大護摩供」が行われました。
11時前に滝道を進み、瀧安寺さんに着く頃には採燈大護摩供を見物に来た人達が既に大勢いらっしゃいました。 
開祖、役行者尊が68才で奥の院の天井が岳で昇天されたのを慶讃する行事です。


先日、高野山にお参りさせていただいた折り「どちらからお越しですか」とお坊さんにお声をかけていただきまして箕面からですと申し上げますと、瀧安寺さんや勝尾寺さんの話となりました。
「以前七夕の日に瀧安寺さんの大護摩供に参加させていただきました」とその僧侶が仰っていたので今日は興味津々で見物させていただきました。
心身ともに浄化されたような清々しさを感じました。


青空が広がりお天気は良好☀️
その上、木陰で見物でき、極楽の余り風も相まって涼やかでした。
とはいえ、山伏は炎天下の中汗だくになりながらの護摩供です。
私の前にいらした、おそらく(瀧安寺?)のご住職が檀家さんに
「この地を開祖の役行者や空海が訪れたことは間違いのないことです」と話しておられました。


 女性の山伏も数名おられました

天長9(832)年空海が初めて高野山で法要を行った万燈会での願文で

「虚空尽き衆生尽き 涅槃尽きなば 我が願いも尽きん」

(この世に宇宙がある限り、生きとし生けるものの命がある限り、私の願いと祈りは尽きることがない)と書き記しました。


千年以上の時を超えて役行者や空海、多くの山伏(修験者)が歩んだ、まさにその地を同じく踏み締めていることに不思議な感覚です。



また「山伏問答」が歌舞伎・勧進帳を観ているみたいでした。
(8分と長くなり、1分に編集は難しかったのでまたの機会に載せます)


地獄の鬼のようにも、憤怒の仏様のようにも見えるのが不思議です


素敵な七夕の一日でした❤︎


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