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「骨格が歪む」という言葉を聞いたことがありますか?

人の身体は地球の重力下で活動し続けています。
(地球に存在する万物はすべて、ですが)どんなふうに伝えようと思うと、ついつい壮大な言葉で説明しがちなところは、ご容赦ください。

この重力の「重さ」を呼吸したり動くたびに、最大限負荷を感じないように衝撃緩衝し、その力をいなしているのが骨格です。2足歩行を実現させた人間の、最大の要所は脊柱。
椎骨という名の小さな骨が、上下に重なり合ってできています。

脊椎(背骨)はヒトの体を支える、いわば大黒柱のような役目をしています。ヒトは二足歩行を獲得する進化の過程で、脊椎の機能を重力に抗して体を支える機能へと大きく進化させてきました。たとえばチンパンジーの脊柱は軽い後湾曲の単弓性の構造であるのに対して、人でははっきりとしたS字構造をしています。ヒトは完全に後ろ足だけで移動可能になるために、四足の状態から身体を直立させようとして後方に引き起こす背筋群と殿筋群を非常に発達させ、骨盤の上にある腰椎部は前方に湾曲することになりました。このため脊柱全体がS字状構造になったと言われています。
https://www.wakitaseikeigeka.com/diagnosis/?p=358

子どもの頃は成長期でもあるので、柔軟に動ける背骨。
その背骨の椎骨のひとつひとつが、骨格が老化することによって動きを鈍らせます。動きが鈍れば鈍るほど、動かなくなればなるほど、ひとつのつながりである身体全体へ実は大きな影響を及ぼします。背骨が可動していれば動かさずに済む場所を動かして、今まで通りの活動を維持しようとするんです。
そうして、背骨が動けなくなることで骨が担っていた重力という名の力の負荷を、周りの筋肉が補ったり本来動くべきではない関節などを少しずつ外して動くようになることで、身体のシルエットの崩れや今までなかった場所にお肉がつく、顔が大きくなってきた気がする、ぎっくり腰になるなどさまざまな症状として現れます。

骨格ボディメイクで起きる、身体の変化

骨格ボディメイクは、背骨を中心とした施術(セッション)で身体の骨格構造を変化させるという手法です。筋筋膜の癒着を解放して骨格構造を、元ある姿へ戻す。筋肉の拘縮や、筋膜の癒着が酷ければその分だけ痛む場合もあります。(その後にすっきりとした感覚がありますが、内出血が起こる場合もあります。)

セッションでの変化は、人によりさまざまですが、内側に巻いていた巻き肩が改善する・身体全体が後ろに引っ張られるような感覚が出てきたり、身体が軽い、歩くことがとても楽になる、呼吸が楽になるなど、とてもたくさんのご感想をいただいています。

初期にお越しいただいた頃のクライアントの後ろ姿。セッション後は背中がコンパクトに。
継続して通うことで脚の長さやウエストラインが変化していき頭身バランスが変わってくる。

骨格ボディメイクを始めると、自分のからだの可能性に言いようのない信頼感が生まれると私は感じている。
ダイエットをしても、トレーニングジムに行っても、エステに通っても、効果が持続しない。変化したと思ったら元に戻る。これでは払ってきたお金も、自分の時間も報われない。

そんな思いを何度もしてきたことがある人にこそ、受けてみてもらいたい。
写真では厚みや立体感が分からない。だからこそ、ぜひ自分の身体で体感してほしい。そして、骨格が整うことで2次的な作用も起こる。

よく眠れるようになる

私自身が、出産後に起きた変化でいちばん気づきにくく、辛かったのが「睡眠」だった。赤子がいる状態では個人差があるが2〜3時間に一度の睡眠ということも。そうすると、3歳頃まで毎晩ゆっくり眠れる状態ではなくなってしまうことも。子育てがひと段落したと思って、寝ていても実は睡眠が浅くてしっかり眠れていないことがあるのだ。それに気づけるか気付けないかは、恐ろしいことに背骨の後弯ができあがって眠りが改善してからしか知り得ない。ジリジリと少しずつ老化していく骨格の状態に、気づけるか気づけないかは、自分への「気遣い力」にかかっているとも言える。

スポーツ全般の動きに改善がみられる

背骨の回旋運動が主体のゴルフはもちろん、骨はあるべき位置にいることで圧縮力が高まり、ジャンプ力の向上などさまざまな場面で変化を引き起こす。そして、声帯も筋膜・筋肉だからこそ声の変化や歌を歌うなど発声の面でも効果を感じる方がいる。

今まで何をしても、結局続かなかったという方へ
運動を始めてもすぐに体のどこかに痛みが出る。頑張っても報われた感じがしない。自分は何をやってもだめ。という評価をしがちな方がいたら、自分の骨格構造を見直してみてほしい。客観的に見るというのが何よりも大事だ。

だからこそおすすめなのは


自分のからだを客観的に見るために写真に撮ってみる

まずは自分を知るところから始めてみてください。
そこで見えてきた自分の姿が、今のあなたの状態。横から見て、身体よりも前側に頭が出てきているとしたら、骨格老化が進んで肩が内巻きの巻き肩になっていたり、頭部の重みを保持するのに首や肩こりの症状が出てきているかも知れません。

身体は嘘をつかないから

からだと向き合うことから、少しずつ始めて見ることで見えてくる自分があります。
そして、何か心が不安定だな、最近クヨクヨしてしまう、とか周りの人に当たってしまうとか、幸せを感じづらいというこころの状態があるとしたら、それはもしかしたら身体の状態が地球の重力下で「生きづらい」骨格構造になってしまっているからかも知れません。
健やかさはこころとからだの両面から考えると、バランスよく構築できるから、まずは小さなところから。自分と向き合う時間をつくってみてください。

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