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風景画がもたらす心の癒しと創造性

画家のキナです
この夏はフランスに来ています
次のプロジェクトに向けた制作と話し合いのために、フランスロワール川沿を拠点に各所へスケッチへ出かけています

その一箇所にオーヴェル=シュル=オワーズ(Auvers-sur-Oise)という村があります

みなさん絶対に知っているあの有名な画家が愛した村です



彼の名前はフィンセント・ファン・ゴッホ



オーヴェル=シュル=オワーズは、フィンセント・ファン・ゴッホが最後の日々を過ごし、数々の傑作を制作した地でもあります。彼の作品には、この地域の美しい自然や村の風景が独自のスタイルで描かれており、多くの人々に感動を与えています。

フランスのイル・ド・フランス地域圏ヴァル=ドワーズ県に位置する美しい村(コミューン)です。この地域は、パリの北西約30キロメートルに位置しており、自然の豊かさや風光明媚な風景で知られています。


Auvers sur Oise / Kina Sato


オーヴェル=シュル=オワーズは、ロワール川沿いに位置し、豊かな田園風景や美しい川の風景が特徴的です。またこの地域は、19世紀末から20世紀初頭にかけて多くの有名な画家たちが訪れ、美しい風景を描き残した場所としても知られています!観光客が多く、美しい風景や歴史的な遺産を楽しむことができました。

また、ファン・ゴッホや他の画家たちの作品に触れることで、芸術の魅力を堪能することができるでしょう

オーヴェル=シュル=オワーズの豊かな自然と芸術的な遺産は、この地域を特別な場所にしました!


今の時代になって彼の絵の持つ特別な力が現代人を癒していると感じています。特に風景画の人気はどの世代にも注目されているのではないでしょうか。

私は、昔の画家による風景画を鑑賞することが実際に精神的な健康に影響し、さまざまな心理的メカニズムが関与していると思っています。


まず、19世紀〜20世紀に描かれた風景画は、美しい自然や静寂な場所がしばしば描かれています。こうした風景は、観る人の心を豊かな感動と共に包み込みます。美しい風景を見ることで、脳内で幸福ホルモンが分泌され、リラックス効果が生まれるのです。その結果、心地よい安らぎを感じ、ストレスや不安を和らげる効果が期待できます。

また、昔の画家が描いた風景画には、しばしば穏やかで落ち着いた雰囲気が表現されています。このような絵を観ることで、観る人の心に積極的な感情が喚起されることがあります。ポジティブな感情の増すことで、心が軽やかになり、幸福感や希望を感じることができるでしょう!

昔の画家が活動した「場所」も大切だと考えています。
絵の詳細を知ることで、過去の時代や文化とのつながりを感じさせます。観る人は、その風景を通じて歴史的なコンテクストに触れ、ノスタルジアを感じることがあります。ノスタルジアについて調べると、「過去の良き思い出や帰属感を喚起し、心に安定感をもたらす」ことが知られています。

風景画だけではありませんが、画家の描く絵には美しい風景や歴史的な背景だけでなく、芸術家の創造性や感性が込められています。このような芸術的な表現は、観る人の創造性を刺激し、新しいアイデアや視点を生み出すことがあります。自分自身のアートワークを想像することで、芸術的な才能の発展につながるかもしれません。IT企業などは積極的にオフィスにアートを取り入れているのはこのためです。


さらに、風景画を鑑賞する行為自体が、マインドフルネス(心の安定と集中)を促進する助けになります。絵に集中することで、観る人は現在の瞬間に意識を向け、心を静めることができます。そうした心の集中は、日常のストレスや心配事から解放されるため、心身のリフレッシュに役立つのではないでしょうか。

写真ではない、画家の描く風景というのは、その土地の歴史や文化を表現しています。こうした絵を観ることで、観る人は新たな知識を得ることができ、文化的な学びや理解が広がることでしょう。文化的な背景に触れることは、自己のアイデンティティを確立する手助けになるかもしれません。


ゴッホの風景画に限らず、昔の画家による風景画を観ることは、リラックス、マインドフルネスなど精神的な健康に寄与する要素として重要な役割を果たします。


昔の画家たちが描いた風景画は、私たちの心と精神に豊かな感動とインスピレーションをもたらす、尊い宝物として大切です。



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