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ご結婚記念のボードに取り組み中。part.1「下地作り」

今回は、先日依頼を受けた「ウエディング・アニバーサリー・ボード」を手描きで仕上げる工程をご紹介します。

ちなみに依頼してくださったのはこの方。子どもが通う現地校で知り合った友人です。

以前、彼女のお子さんのバースデーボードを描いたことが、知らなかった世界へ目を向ける「きっかけ」になりました。

今回のボードはその隣に飾りたいので、同じような雰囲気で、とのこと。

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まず最初にすることは。

チョークボードに手描きしたようなラフな味わいに仕上げる予定なので、黒いキャンバスを「黒板」に見えるよう、下地作りから開始。

大まかなレイアウトを考えつつ、まずは黒板消しで消したように見える「白いよごし」をかけます。

よごしといっても、アクリル絵の具の白色で、チョークの消し跡に見えるように色をのせる感じ。

キャンバスを全面に濡らしてから、大きい絵筆でうすーく溶いた絵の具をさらっとのせていきます。

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白が入りすぎているな、と感じたら、色を入れる過程でグレー色をのせて、なじむように消していく予定です。

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こんな感じにベースの画面を作りました。

次は下描きに入ります。(でも描く前にじっくり考える)

ボードをしっかり乾かしてから、作業に入ります。

まず、チョークえんぴつで思いついたイメージをラフに描いていきます。

こんな道具を使います。(↓写真)
チョークえんぴつの白と、練り消しゴムは必須アイテム。
えんぴつけずりは無印良品の小さめサイズのものです。尖り方の微調整をしやすく、助かってます。
定規はアメリカで買ったので、インチとセンチの目盛りが両方ついていて便利。直線を引くときや、文字のラインをそろえたいときに必ず使います。

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今回のアニバーサリーボードも、文字の大きさと飾り方を変えて、楽しくにぎやかな画面を作ろうと思います。

彼女が盛りこみたい内容はすでにテキストでいただいているので、すべての内容のつながりに気を配りつつ、画面に配置したいな。

やっぱり「アニバーサリー」という言葉と、ご夫婦のお名前は一番大きくして、中央上あたりにしようかなぁ‥‥。

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決めた場所に文字が入りきらないとショックなので、最初から描きこみすぎないように注意しないと。

文字を入れこむ「スペース」とともに、全体のバランスをほぼ確定させてから一気に下描きする予定です。

まだまだアイディアを練りながら、位置を確認。

バランス=デザイン、という感覚ですね。

次回は現在進行中の「下描き」についてくわしくお伝えする予定です。

アトリエハルコ

追記:part. 2 はこちらからどうぞ。(アップしました!)

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