引っ越し準備で涙が止まらなくなった話。
引越し2日前のこと。
荷物をただひたすら段ボールに詰めて行く作業の最中、突然涙が溢れて止まらなくなった。
自分で買ったもういらないもの、人からもらった捨てられないもの。出演したラジオの進行表や、必死に書きなぐった取材ノート。
思い出が詰まりすぎた棚の中。
少しずつ綺麗になっていくのがなんだかとっても切なくて。
これまでの当たり前の生活が間も無く終わることを残酷に思い知らせてくるようだった。
自分で決めたこと。
これから始まる新しい生活はもっとわくわくするはず。
帰ってこようと思えばすぐに帰ってこれるんだし。
必死にそう言い聞かせても、堪えていた涙が溢れてきてしまってからはもうどうしようもなかった。捗らなすぎてイライラして小指ぶつけたりして、いろいろ散々だった。笑
4年半過ごしたこの部屋も、この街も、出会った人も、愛おしくてたまらない。
すぐ近くに家族がいて、大好きな友人がいて、先輩がいて、慣れ親しんだ店があって、居心地の良い帰る場所がある。そんな環境でアナウンサーという特別な仕事ができて、私は周りの人に、この環境にどれだけ支えられていたんだろう。どれだけ甘えていたんだろう。なんて幸せだったんだろう。
今さらかもしれないけど、わかっていたつもりだけど、本当にありがたくて、嬉しくて、どうしようもなく寂しくて。
18歳で地元三木を離れる時も、4年間過ごした京都を離れる時も、ここまでの気持ちにはならなかったのにな。
この街が、ここで過ごす私の大切な人達が、どうかずっと健康で幸せでありますように。
そんな気持ちで、東京2日目の夜を過ごしています。
さぁここから。
私には私のやるべきことがある。
新しい部屋は全然片付かないけれど。
自分らしく、自分のペースでゆるくやっていこう。
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