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違うよ・・の先を教えて欲しい!

「”つま先がどこまで開くかは人それぞれだけど
股関節はしっかり開いて(回して)欲しい”
そう言われるけど どうしたらいいかわからない」

先日のレッスンではこんな質問がありました。
さて、あなたならどう答えますか?

こんにちは、AT Dance さちこです。

つま先180度とか言わないのは良い先生ですね。
大人ダンサーには身体の都合がいろいろあります。

とはいえ 「開いて」と言われても
生徒さんとしてはやってるつもりなのです。
どう違うかがわからないと直しようがないでしょ。
その先が欲しいんですよ!

「もっとこうよ!」
なんてがんばらせるのはお勧めできません。
それではダンスに使えないし、身体を痛めます。
生徒さんの身体を守るのは 先生の大切な役目。
ダンスレッスンでどこかを痛くするのは”あたりまえ”ではないですからね!

まずは アレクサンダー・テクニーク。
頭と脊椎 軸側のコーディネーションを見ていきます。
全ての使い方の基礎ですね。

その上でターンアウトにするときの動きを確認しました。
股関節だけでなく 膝がどう動くかも含めて
実際に動きながらイメージを具体化します。

さらに脚全体のアンデオールの流れを手でガイドします。
多くの人が 膝を伸ばそうとして押し込むことで
アンデオールに逆行しているんですよね。
伸ばす膝の方向づけは前なのですよ!

「今までにない感覚!」
「全然違うことをやっていました」

身体で体験し違いを実感してもらえたようです。

ダンスレッスンではそんなに時間を割けないから
「しっかり開いて」で終わっちゃうのだと思う・・けど!

そこに具体的な骨の動きや動く場所 
アンデオールのときの方向性がわかっていれば
伝え方も変わるし 生徒さんも悩まずに済むと思うのですよ。

できていないことを指摘するのは先生じゃなくてもできます。
先生の役割は 楽しいダンスタイムを作るだけでなく

・できるようにしてあげること
・もっと質の高いものに磨いてあげること

そのためのアドバイスをするのがお仕事だと思うのですよ。
だからこそ ダンス自体の知識や技術だけでなく

・身体の主な構造を理解している
・骨で動きを説明できる
・全体のつながりで動きを観察できる
・身体のバランスシステムを理解している

このあたりはクリアしていて欲しい!
だってその方が教えやすいですよ~
生徒さんも理解しやすいから もっと早く上手くなります。
お互いがハッピーでしょ♪

もちろんあなた自身にも相当に役立ちます(^^)b

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