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9月11日 晴れ@佐渡

前回書いてから、すっかり時間が経ってしまった。

今日は佐渡にいる。新潟港からジェットフォイルに乗って1時間、両津港から車で40分の今まで行ったことのない地域に入っていく。

秋の米の収穫に向けて、棚田がなんともきれいだ。

今回は取材でとある学校にお邪魔した。
小学校1年生から中学3年生まで、同じ校舎で学ぶ。
生徒数は17名。うち12名が転校生。

その学校は、総合学習の時間で小中学生が大人と一緒に「地域おこし」のプロジェクトを企てて、名刺をもち、地元の大人たちにアポを取っていく。
民泊、移住促進、その他地域おこし、まちづくりを本気で推進している。

そこには自分のやりたいこと、地域課題、取り巻く環境を含みこんだ上で、マクロ、ミクロの視点をもってみんなで協議している。
自分が中学生のときには想像もしなかった世界線が、ありありと存在していて、忖度なく心の声で議論しているのを見て泣きそうになった。

こんなにも自己探求して、言語化できて、素直に意見を聴けて、柔らかく応答できるなんて。

たくさんたくさん学びがあった。
子供扱いなんてしない。対等に話せる人として。

「聴す」

「ゆるす」。
相手の話を真摯に聴く、傾聴する。ありのまま、存在自体を受け入れることだから「ゆるす」のだ。
生徒のみなさんの話を聴いて、本当にそう思った。

ローカルの地で、「情報=言葉」を「対話」を通して聴していくこと。
これがいかに大切で難しいことか。

今日も自分に応答していこう。

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