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コロナ禍産後入院〜新生児自宅育児〜産後院編

今回はお役立ちグッズとエピソードに絞ってみました、それでも長くなってしまった。個人的備忘として書きますが、産前の読者の方のお役にも立てたら幸いです。

【出産入院・産後院 お役立ちグッズ】

※各病院が用意してくれそうな授乳・円座クッションなどは省きます
・ふりかけ(白米を食べるために)
・ペットボトルにストローを付ける用のアタッチメント及びストロー
・前びらきのボタン式パジャマ(GUのセットが安くて可愛くて重宝しました)
・ウエットティッシュの蓋(百均ので十分。いきなりオムツ替えが始まるのでお尻拭きの蓋として持っていきましょう)
・耳栓orイヤホン(相部屋だと特に要る)
・めぐリズムなどのアイマスク
・延長コード(これはマジで必要)
・S字フック(ベッドの縁に何がしか掛けられる)
・スマホスタンド(個室の人ならテレビ電話用に持っていって損はない)
・夜用ナプキン(産院でもらった分では足りないほど悪露が出た。なんぼ持ってってもいい)
・メディキュット(前回のブログにも書きましたが念のため)

【入院中 エピソード】

産後ハイと3時間に1度の授乳と慣れないおむつ変えでほぼ寝られないのに、沐浴指導や母子の健康観察、ミルクと排泄の時間をノートにまめにメモるなどと意外と忙しくて、まるで軍隊のようだった。マミーズブートキャンプ。
助産師さんは人によって、ものすごく親身になって下さる人もいれば超威圧的で怖い人もいた。まあ新生児という命を守る場だから多少ピリピリされるのはしょうがないとは思う。でも強めに言われた時とかは怖くて悲しくて普通に泣いた。産後のお豆腐メンタル。
また、体調不良で夜間授乳ができず新生児室に預けた時は「私って母親失格かも」と泣いた。今思うと全然意味わからん、それだけが母親の仕事ではないし、しんどい時は潰れちゃうくらいなら頼れるうちに頼れるだけ頼ったほうがいいに決まっている。
それでも、新生児室に赤ちゃんを迎えにいって授乳に行く時は、親バカが炸裂して「この部屋にいるどの赤ちゃんよりうちの子が可愛い!!」ときゅんきゅんした。これ、よくある話らしいね。笑
4人部屋だったのでうるさい・気を遣う等色々デメリットもあったものの、初産の身としては他の子とうちの子の違いもよく分かって面白かった。うちの子はミルクが足らん!と飲み干した後も怒って哺乳瓶を離さなかったのだが、向かいのベッドの人は「子どもがミルクを飲んでくれなくて・・・」とナースコールをしておりびっくりしたなど。ちなみにうちの子は3ヶ月過ぎて遊び飲みを覚えるまで、一度も出されたミルクを残さない、模範的な大酒飲みならぬ大ミルク飲みさんでした。当たり前ながら、産まれて数日でも赤ちゃん一人一人に個性があるんですよね。
産んだ日を除いて4泊5日で退院し、子は夫とやっと初対面できました。ブートキャンプは目まぐるしすぎて帰宅してからのリラックス具合が半端ではなかった。それでも、病院には正月早々のお産にもかかわらず無事に無痛分娩・産後のケアをいただいて、とてもお世話になりました。

【新生児自宅育児編 お役立ちグッズ】

・パナソニックの暗闇でも見れるベビーモニター(前回の記事でも書きましたが。ジーナ式やる人とベビーベッドの柵を上げ損ねそうな人には、これは必須だと思う)
・ペット用防水シーツ(オムツはこれの上で替え、汚れたら躊躇なく捨てるというのが良かった)
・ガーゼと、雑巾にしていいようなタオルをたくさん(吐き戻し対策)
・ベビーバス(ラッコハグを、なんと1歳8ヶ月になりそうな今も使っています)
・ウタマロ石鹸(うんち汚れに最強!)
・ベビーソープ(arauベビーを今でも使っています)
・IKEAのプレイマット(ジョイントマットはかなり間に汚れが溜まると聞いたので)
・布製のマット(プレイマットの上に敷けるイブルマット的なやつね)
・スワドルアップ(うちの子はこれで爆睡。クリオネみたいでかわいい。正規品のMサイズとおてて取り外せるファスナー付きLサイズの両方を買った。)
・Baby&Meのヒップシート付き抱っこ紐(新生児用パッドとともに使用。2歳くらいまで使えるから本当に重宝します)
・夜間授乳時に使える柔らかい光の間接照明
・ベビースケール(混合だったうちは母乳量が分かって良かった。普通に母乳が出る人や逆に完ミの人はいらないと思う)

〜別に後で買えば良かったもの〜
・ベビーカー(産前に買ったものの、生まれて4、5ヶ月間は使わなかった。産後に選びにいくでもよかった)
・バウンサー(生後1ヶ月後からしか使えない)
・搾乳機・母乳パッド(自分の母乳量と相談して決めましょう)

【新生児自宅育児編 エピソード】

退院後2週間ちょっとくらい、家で3人で過ごして3泊4日の産後院へ行った。その前後は3ヶ月間育休をとった夫と二人きりで、慣れない育児に奔走。ちなみに育休中とはいえ毎日1時間ほど仕事をさせられており、激ムカついた。出産プレゼントをいっぱいいただいたけども、それより夫の時間をくれよと喉元まで出かかった。まあここで言うてしもうているがな。笑
「3時間に一度の授乳」って聞くと、間の時間は寝れるんでしょう?と思っていたけど、思ったより新生児は寝ないし問答無用で泣いて叩き起こされるので、常にびっくりするほど寝不足でした。まとまって時間が取れないから寝れても細切れで、ちっとも疲れは取れないし。しかも産後で身体はボロボロなのに。
深夜残業や夜勤で鍛え抜かれた社畜(私を含む)や看護師の友人も、「新生児育児は仕事と同じレベルかそれよりもしんどい」と口を揃えて言っていました。

新生児の親への禁句は以下です。
・「また泣いてるの?おっぱいたりてないんじゃない?」
 →黙れ小僧。それで「確かにね!おっぱい足りてないのかも」と納得する
 母親は世の中に一人もいません。思いつくこと全て試して、それでも
 泣き止まないのが赤子だよ。
・「ママは赤ちゃんの泣いている理由や言いたいことがわかっている」
 →わかんねえわ。わかると豪語する人はシンプルに勘違いか嘘つきです。
・「生後2、3ヶ月になったら楽になるよ!」
 →あと1、2ヶ月もこの生活するんですか?それまでに過労死しそう。。

【産後院編 エピソード ~そもそも産後院とは~】

あまり日本には根付いていないカルチャーですが、韓国とかではかなりポピュラーらしい、退院後母子が回復と授乳することに専念させてくれ母体を休ませてくれる施設。最近日本でも流行ってきているところだが、なんといっても高いのがネック。
先輩ママの紹介で詳細を調べてみると、区がいくつかの産後院と提携しており、デイケア・宿泊サービスを安価に提供してくれていた。わたしはある大きな病院が経営する助産院に3泊4日、母子で入院しました。今思えば、もうちょっと長くステイしても良かったかも。
ママを育児に専念させてくれる場所で、3食+おやつ付き、基本母子同室だけどしんどかったら預かってくれるようなシステムでした。
なによりおっぱいマッサージ・授乳レッスンをじっくり助産師さんにしてもらえたのがプライスレスな体験だった。大学病院では助産師さん達みんな忙しすぎてピリピリしてて聞きづらかったので。。。
また、産後ちょっと家で過ごして困っていたこと(泣き止ませ方、おひなまきの正しいやり方等)を気軽に聞けたのもとてもよかったので、退院後即時産後院に入らず家でちょっと経験を積んで行って正解だったと思います。

【コロナ禍の功罪】

前回、妊娠中の記事にも書いた通り、産後面会禁止はコロナ後も未来永劫続いて欲しい。笑
産後院でも同じく面会禁止だったけど、それも母子だけでのんびりできて嬉しかった。

【おわりに】

新生児育児は保護者があまりにも寝られなくて、個人的には出産や妊娠期間に比べても圧倒的に大変で妊産期の中で最もトラウマな時期だったのだけど、この世にいる人たちみんな、こんなに手間暇かけて育ててもらっていたふにゃふにゃの時期があったからこそ、今までずっと人類が繁栄してきたんだな、、、とぼんやりした頭で、ふと感慨に耽ったことを覚えています。
当時、家が狭すぎたのと、コロナが怖くて実母にも助けを得られなかったので、育休を取得した夫と二人っきりで超しんどい新生児育児を乗り越えたことで、戦友的な絆がかなり深まった上に、お互いに育児・家事のしんどさを全く舐めない姿勢が染みついたと思う。
男性育休がもっとポピュラーに、ひいては当たり前のことになりますように。そして男性が育児に「参加」とか「手伝う」とか、まして「イクメン」とかいうふざけた表現が、一刻も早くこの世からなくなりますように。子を育て家事をするというのは、赤ちゃん様やお子様の前では皆等しく、保護者の当たり前の義務ですよ。
すべての赤ちゃんが幸せに育ちますように。そのためにも、全ての保護者が全身全霊で元気に子育てに取り組めますように!

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