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アタリメ杯に優勝して気づいた"良いチーム"のつくり方【スプラトゥーン2】

こんにちは。ちゃびん(@chabin_afb)と申します。XP2100くらいで、持ち武器はプライムベッチューとバレリミです。中の人はサラリーマンで、一児の父です。よろしくお願いします。

2019年の5月にアタリメ団に加入して以来、すべてのアタリメ杯に参戦してきましたが、5回目の参加でついに優勝することができました。そこで、この記事では、優勝の要因は何だったのか?その要因はどのように作り出されたのか?について書いていきたいと思います。

「DJ Foo feat. しまむー&チャピ」が優勝できた理由

僕らのチーム「DJ Foo feat. しまむー&チャピ」は、チーム名の"ピ"担当のピポリン(@pipopipo00000)、"しまむー"担当のしまむー(@shimamura00)、"DJ Foo"担当のふーたん(@who840)、そして"チャ"担当の私、ちゃびんの4名で構成されています。
結成当時のウデマエは、順にS+6、S+3、S、Xの実力混成チームです。どのチームもおおよそ均等にウデマエがちりばめられるのはアタリメ杯の一つの特徴ですね。

「DJ Foo feat. しまむー&チャピ」(以下DJ Foo)が優勝できた理由は、一言で言えば"すごく良いチームだったから"だと思っています。
具体的には、
1. 戦術とか敵チーム対策などについて4人全員が同じくらい意見を出す
2. 全員そろっての練習時間や作戦会議が比較的多い
3. にもかかわらず、みんな負担に感じるどころか毎日楽しみにしてた
4. 練習試合の前に「この戦術試そう」みたいなテーマが誰ともなく出された
5. おかげでとても濃い練習ができた
といった具合です。試合中の会話を聞くと伝わるかもしれませんが、全員がすごく声出すし、フラットな関係でした。スプラのチームというか単純にスポーツのチームとして控えめに言って最高のチームだったと思います。

さて、ではチームのこういった雰囲気はどのように作られたのか、僕なりに考えた後にチームのメンバーからも意見をもらってまとめてみたところ、以下の3個でした。

1. 結成直後にゴールと熱量を一致させた
2. 全員が臆さず発言できる環境を作った
3. 互いの距離を近づけるちょっとした工夫をした

結成直後にゴールと熱量を一致させた

結成したその日に僕が「みんな今回どれくらい頑張る?以下の5通りくらいかなと思ってるけど。」と声を掛けました。その時のチャット画面を掲載します。

チームのコミット具合合意

僕がこれを聞いた背景は、熱量が一致していないと様々な問題が出そうだなと思ったことです。例えば、熱量が高い人はチームメイトにストレスを感じそうだし、熱量が低かったり仕事などが忙しくて参加率が低くなってしまう人は負い目を感じてしまうといったことです。なので、誰かひとりの熱量が高くてその人が他の人の分まで頑張るのではなく、一致させるのが大事だと考えました。
結果、「DJ Foo」は満場一致で「2. 仕事、家族、個人の予定(別ゲーム)等優先で、できる限り優勝目指す」になりました。これによってゴールが”優勝であること、コミット具合は”プライベート優先しつつ最大限”であることで合意が取れました。
それからこれはしまむーから言われてたしかにやっていたなと気づいたのですが、ゴール達成したらどんなわくわくすることがあるかを何度も口に出していました。
「このチームで最高級アタリメ杯出場して優勝しよう!」
「次回アタリメ杯の運営をやって、いろいろ試して最高の大会にしよう!」
みたいな。これにみんなが共感してくれて、頑張れたと言ってくれました。超嬉しい。

全員が臆さず発言できる環境を作った

どうしても戦術について語ったり、試合中に指示出ししたりするのは高ウデマエのメンバーになりがちなのですが、「DJ Foo」は違いました。ウデマエで言えば一番低いふーたんが試合中ヤグラの上から他の3人をうまく使って全方位を守って進めるといったシーンは練習でも本番でも何回もありました。これを実現するためにどんなことを工夫したか、チームメンバーの意見を集めてみると、こんなのが出てきました。

1. 相手を尊重する
2. すぐ直せるところだけコメントする(エイムキャラコンは無理)
3. ダメ出しで終わらない。必ず代替案を出す。そして↓
4. こうしろ、ではなくこうしたらどうだろう?からの試してみよう!

多分どのチームも最初は高ウデマエ帯のメンバーが直すべき点とか武器編成とかについて意見を出しがちになると思います。「DJ Foo」も最初はS+6から一気にXに上がったピポリンや元々Xの僕、次いでS+3のしまむーの発言が多かったように記憶しています。でも、発言の度に上記のような配慮をすることで、徐々に全員の発言機会が均等になっていきました。
特に最後に挙げた、こうしたらどうかな?って問題提起したらすぐに次の練習試合とかさんぽで試してみるのはすごく良かったと思います。これによって指摘が的外れでも試してみてダメだったら「ダメだったね」で終わりますし、意外とこの試行で新たな発見があったりして有益だったからです。

互いの距離を近づけるちょっとした工夫をした

ピポリンの呼びかけで、最初に全員の呼び名を決めました。ピポさんではなく、ピポリン。しまむらさんではなく、しまむー。ふーたん、ちゃびちゃん。地味だけどこれで一気にチームメンバーの距離が近づいたと思います。さすがチーム1の陽キャ、ピポリン。

そして、これもピポリンの趣味がきっかけなのですが、全員がイカラジオにハマりました。毎日クリアしては「#今日のイカラジオ」ハッシュタグをつけてTwitterに投稿するのをルーティンにして、ふーたんと僕なんか自発的に1日1クリアのノルマを課して頑張っていました。この投稿すべてにコメントをしていたピポリンの努力には本当に頭が下がりました。よほどイカラジオ流行らせたいんだなぁ、と(笑)。
余談ですが、大会本番前にみんな緊張していた時に、全員でイカラジオやってて気づいたら緊張がほぐれていた、みたいな効果もありました。みんなイカラジオやろう!

あとは、これはほかのチームもやっていることかもしれないけど、Discordでチーム専用鯖を立てました。これはしまむーがやってくれました。また、鯖内に動画スレと書庫スレを作って、そこにYoutube動画を集約させたり、敵チームの情報やマップの場所の呼び方とかを書いた書類を集めたりしてくれました。これによってみんなで共同でドキュメントを作っていく感じになって、みんながチームに貢献できている感が醸成できたように感じています。調整さんで週ごとにみんなの予定を取りまとめてくれたのもありがたかった。

まとめ

良いチームなら優勝できるかというと当然そんなことはないのですが、優勝するにはチーム力が必要なのは間違いないと思います。特に個々人のウデマエで差が出ない大会ではなおさらです。
良いチームを作るにはどうすればよいのか?振り返ってみて思うのは、以下のような工夫です。
1. チームを結成したらまずはゴールとそのためにどれくらい頑張るかを合意しましょう。そして、ゴールの先のわくわくする未来を示し続けましょう
2. 全員が等しく発言、関与できる環境を作りましょう。最初に環境づくりを頑張るべきは高ウデマエのメンバーです
3. 互いの距離を近づけるちょっとした工夫をしましょう。ニックネーム、イカラジオ、専用鯖と専用スレ管理オススメです!

いかがでしたでしょうか。これを読んで、アタリメ団楽しそうだな、アタリメ杯出てみようかな、次のアタリメ杯のチーム作るときはメンバー全員でこの記事読もうかな、なんて思っていただけたら最高です。

おまけ

アタリメ杯の練習期間と大会本番を通してのメンバーの感想と、最高にシビれた準決勝の動画を置いておきます。

ピポリン: 前の大会の時もそうだったけど、チームで優勝目指して練習する事は何より自分の財産になる。それは単にゲームの実力もだけど、チームメンバーとの繋がりと信頼を築ける事が何より貴重な事だと思う。そしてそれはスポーツとして真剣に取り組むからこそ得られるものなので、アタリメ杯のシステムは素晴らしいものだと思う。それを改めて実感した大会だった。関わってくれている全ての皆に感謝!

しまむー: 私個人としては圧倒的な前線力を目指しました。
ですが現実を受け入れてプレイ以外にこのチームで貢献できることはないか?と考えて書庫の充実を頑張った努力が実を結んで優勝できたと思いました。
これは対抗戦で相手をしてくれたチーム、俯瞰視点の動画撮影のご協力、アドバイスの為だけに集まってくれたAFBメンバー、前回・前々回チームのコメントに大変助けられました。本当にありがたいと感じました。
大会を通して、チームや個人の成長を感じられると、楽しい!!ってなることが分かったので、次回大会の運営でもそういった点を目指していきたいと思っています。

ふーたん: 優勝の瞬間は、喜びよりもほっとした気持ちが強かったです。練習中の小さな一勝に盛り上がったり、良いプレーをチームメンバーに喜んでもらえるのが楽しみでした。
まだもう少し、このチームで活動できることが嬉しい。

ちゃびん: このチームで優勝した瞬間最初に思い浮かんだのはHunter × Hunterのこのページでした。まさにこんな感じでした。

大切なものは

準決勝の動画

おわり。


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