見出し画像

大人の歯科矯正(ドイツで)

大学を卒業し、就職で東京に出て、22か23の頃まで私は虫歯とは無縁だった。(というか検診にも行っていなかったので“大きな問題ある”虫歯はなかったってことになるかな)

東京でストレスからか、虫歯発見、しかも乳歯!という!
本人全くわからず、知らず、の驚きの治療経緯でした。
そこから渡独し親知らずが急に出てきて多少の歯のトラブルがあり、それからこちらもまたストレスからか見える箇所に虫歯ができてきてしまった。
しょうがなく、たまたま通りかかるその歯医者に通い、しかし、就職後に虫歯になった歯も気がついたらかなり虫歯が進行し、その後のことはいいから抜こうと言われ、弱気になり引っ越しと共に、その歯医者からは去った。

そしてそれから10年も経たない頃、1度目の妊娠の時に、流産したタイミングでもう一つの虫歯で治療していた歯の一部が欠けた。
それがきっかけで歯の治療に専念しようと、コストはかかっても歯科矯正を選んだ。
その時にもう虫歯で侵されてしまった2本の歯は抜歯が決定、インプラントの予定にもなった。

紹介された矯正歯科では、これは、、、
歯並び、だけでなく噛み合わせも悪くて、、、
「オペが必要になると思う。」
とのこと。でもそれは保険適応になるということで、コストのことはしょうがない、と思っていたものの、なんとこの棚ボタ感。

漢方医療・治療、自然治癒、マクロビオティックなど色々取り入れていた私にとって(歯ではなく主にアトピー、喘息、鼻炎のために)この決断はちょっと自分でもびっくりだったのだが、手術に進む流れはとても自然だった。

小学校高学年か中学生の入りたての頃、母が一度私の歯並びを気にして矯正歯科に行ったことがあった。そこではやはり、歯並びの悪さで虫歯にはなりやすいだろうとそう言われたのを覚えている。
しかし、歯科矯正のバジェットが母の思うより高額だったため、断念。
ドイツでは10代の歯科矯正は無料、もしくはかなりの保険が降りると言われるため、ほぼ全員?!と言ってもいいほど皆通うのだ。
うちの夫もブラケットはつけなかたっらしいが、マウスピースをつけていた時期があったらしい。
私の歯のバランスは上がとにかくひどく、前歯の横の右も左も後ろに数ミリずれていた。そして前歯の並びがほんの少し、1ミリもないくらいに差があり、笑うとこの1ミリがために片方しか見えないことがあり歯抜けに見えたりしたのだ。
それがとにかく嫌で口を閉じるように心がけていた時もあったくらいだ。

そして、保険対応の時間がかかったものの、歯科矯正の治療が始まるわけだ。
その時すでに36歳、か37歳。
あまりのワイヤーの違和感と締め付けによる痛みで1週間はとてもナーバスだった。
そして、食べることがとても好きな私にとって、これはまるで牢獄にでも入ったような気分。。。コシのあるうどん(大好き!)などもってのほか、、、噛みきれず泣きそうになった。
そして、ガムや粘着性のものは禁止!とまで。お餅が食べれなくなってしまう涙

そんな初期を通り越してしまったら今度は慣れてくる。
もちろん、歯磨きの手間もすごいわけで、これは習慣化するのにとても大変であった。
半月ごとに歯のクリーニングをして、そこで歯の状態をチェックしてもらうのだが、最初はかなり指導され…だんだん慣れてくると褒められるようにもなった、にも関わらず妊娠出産を繰り返してしまったことで歯の負担も多少はあって虫歯が進行してしまう部分もあった。

少し長くなるのでまた後半編として分けて書いてみようと思う。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?