[Stonehearth:ACE]戦闘行動

ハースリングの戦闘について。Stonehearthにおいて戦闘とは、主に開拓村を防衛することである


非戦闘員の行動

歩兵、騎士、弓兵、僧侶の4職に就いたハースリングが戦闘員であり、それ以外は全員非戦闘員として扱われる。

非戦闘員が敵に気付くと、現在の作業を放棄して逃げる(ただし、短気持ちは逃げずに応戦する)。その索敵範囲はあまり広くないようで、一発殴られて初めて逃げ出すことがよくある……
逃げても少し走ったらうずくまってしまうのでその間にボコボコ殴られてしまう。

警戒モード

そんな脅威から非戦闘員を守るシステムが警戒モードである。警戒モードを発令すると、非戦闘員は作業を中断し、の周りに集まろうとする。旗とは、基本的にはゲーム開始時に立てた旗だが、他にも以下の旗をクラフトして設置すると集合場所として扱われる。

  • 木の安全旗(木工lv1:丸太x2、布x1)

  • 陶器の安全旗(陶工lv1:Molded Clay x2、布x1)

  • 石の安全旗(石工lv1:石x2、布x1)

複数の旗がある場合、どの旗に集まるかはたぶんランダム

警戒モード中は旗を離れず、さらに近付いた敵に攻撃するようになる。ただし、反撃されると一時的に怯んで逃げてしまうのは変わらず(これも短気を除く)。
旗から動かないという性質上、遠隔攻撃をしてくる敵に対してほぼ無力。それらが現れるまでには(おそらく最初に現れるのはゴブリン吹き矢兵)、本職の戦闘員を用意しておきたい。

ノーマルモードなら最初の数回ぐらいの襲撃は警戒モードだけでも撃退できるはず。何らかの理由で戦闘職を用意できなくてもしばらくは大丈夫。
ハードモードでは逆に、新米歩兵では最初の襲撃も持て余すので、敵を旗の周りに引き込んで、殲滅を非戦闘員に手伝ってもらう形で使うこともある。

戦闘員の行動

本命。戦闘職(歩兵、騎士、弓兵、僧侶)の行動について

以下に記述する行動は、「プレイヤー指示による移動」を除いて、すべて戦闘員の「職務」扱い。なので職務のスイッチを切っていると例えば積極的に敵を攻撃しなくなる。

戦闘の基本

特にプレイヤーが何も指示しなくても、戦闘員は敵に気付くとその敵を勝手に攻撃しに行く。攻め込んできた敵が町の中心に入るまでにはさすがに誰か気付くだろ?つまり戦力さえ足りてれば指示一切なしフルオートでも勝利可能。戦端開くまでの通り道にどれだけ損害あるかは知らねえ
※ただしノーマルモードに限る

非戦闘員と戦闘員が一緒にいる場合、戦闘員の方を優先して叩く(攻撃指示が出されている場合は指示が優先)。これは敵にとっても同じ。非戦闘員が先に接敵しちゃった場合も、戦闘員が後から現着すればすぐタゲを剥がせる

戦闘指示

上述の通り戦闘員は勝手にも戦ってくれるが、プレイヤーの指示によっていくらか思い通りに移動させることができる。指示できるのは移動地点だけで、行った後に何をするかは結局ハースリングに任せることになる。

画像3
▲ユニットウィンドウの左に並んでいるのが指示アイコン

戦闘員をクリックするとユニットウィンドウの左に指示のアイコンが出てくる。機能自体はバニラから踏襲しているが、ACEで見やすいように調整された。
上から順に、

パーティアイコン(旗)
これは指示ではなく、クリックするとパーティ選択状態に移行する。個人ではなくパーティ全体に指示を出したい場合に便利。
ちなみに旗の色は所属パーティによって異なる。

攻撃指示(赤い剣のマーク)
指定した敵を攻撃する。本来ハースリング各自の判断で攻撃相手を決めるところを上書きする。
だいたい集中攻撃のために使える。敵方に僧侶みたいな早く片付けたい奴がいるときよく使う(ただし、集中攻撃として使うなら敵ユニットを選択して指示する方が簡単。下の方に記載)。
敵ではなく地形に対して指示するとその地点まで移動する。移動経路上で敵を発見した場合、移動より遊撃を優先する。

移動指示(緑の矢印マーク)
指定した地点まで移動する。上と違い、途中敵を見つけても構わず移動を優先する。HPが減ったハースリングを逃がすのに使うことが多い。
ちょっと忙しいが、タゲ持った騎士を動かして被弾を減らしつつ弓兵に攻撃させる、いわゆるマラソン(kiting)や「退き撃ち」みたいな戦術も可能。弓兵の周りをぐるぐる回ろう。ジラなど団子になると危険な敵、アンデッドなど極端に足の遅い敵に特に有効

防衛指示(白の旗手のマーク)
指定した地点を防衛地点として、その場をじっと守り続ける。パトロール場所を上書きするようなもの。接敵しない限りは飲食、睡眠は勝手に取る

キャンセル(Xマーク)
上で与えた指示をキャンセルする

集中攻撃指示

画像2
ユニットウィンドウの左にも指示アイコンが並ぶ

敵ユニットをクリックすると、ユニットウィンドウの左に指示アイコンが出てくる。戦闘員のものとは違い、その敵を集中攻撃するためのアイコン。
操作上はその敵に対して「攻撃指示」を出すのと同じことだが、「現在選択している敵を攻撃したい!」と思ったときに、直感的にコマンドにアクセスできるためとても便利。
上から順に、

全パーティで攻撃(白背景に赤い剣)
1~4パーティに対して攻撃指示を出す。

パーティで攻撃(各パーティ色の旗が背景)
対応するパーティに対して攻撃指示を出す。

キャンセル(Xマーク)
上で与えた指示をキャンセルする

訓練

交戦状態でなく、戦闘指示もない場合、レベル1~2の戦闘職は専用の設備を使って訓練できる。訓練中は、実戦よりは少ないが、それなりの経験値を獲得できる。
訓練は、必要設備を配置した上で「訓練を許可/禁止する」スイッチ(デフォルト:許可)を許可にすることで実行できる。このスイッチはレベル3になった時点で消える。

画像1

必要設備は職によって異なる

歩兵騎士
訓練人形が必要。人形に対して人数制限はたぶんない。大勢で囲んで叩く絵面はまさしくリンチ

  • 訓練用ダミー(木工lv2:丸太x4、ふきわらx4、布x1、糸x2)

  • 陶器の訓練用ダミー(陶工lv2:粘土x1、ふきわらx4、大きなかめx1、小さなかめx1)

  • 石の訓練用ダミー(石工lv2:石x5、毛皮x3)

最序盤では少し重い材料かもしれないが、人形をクラフトした職人または技師がいれば、人形の耐久が1/4ぐらいまで減った段階で修理してくれる。修理中は訓練の手が止まるので、叩きすぎてぶっ壊す心配はない。
もしその空き時間にも訓練したければ、人形を複数設置するといい。技師以外だと修理のスピードがけっこう遅いので、訓練する人数が多いと難しいかも。

何らかの理由で修理できる職人がいない場合、人形はやがてぶっ壊れる。

弓兵
訓練[マト]が必要。近接職とは形が変わっただけで、設備としての特徴はほとんど変わらない。弓兵の基礎攻撃力が高い関係か、耐久が人形よりちょっぴり高い(人形=1000に対して的=1200)

  • (木工lv3:丸太x3、小麦の大きな束x1、糸x1)

  • 陶器の的(陶工lv3:Molded Clay x4、ふきわらの大きな束x1、繊維x1)

  • 石の的(石工lv3:石x5、繊維x12、毛皮x1)

歩兵よりも上級職な扱いなせいで材料は人形より重いかも。
修理のメカニズムは人形と同じなのでそちら参照

僧侶
設備と言っていいのか分からんが…僧侶は羊飼いの連れてきた(要羊飼いlv3)を相手にして魔法を練習する。羊以外の動物だとだめらしい。
回復魔法の練習なので何かを壊す心配はない

セプター装備中でも訓練はヒツジのところで行う。しかし魔法が使えないせいか訓練中はボッ立ち。(ヒツジを殴らないだけマシ……)

パトロール

戦闘も訓練もしないときにする行動。このときの索敵範囲はけっこう広い。気がする。
パトロール中も微量ながら経験値が入る。これだけで最大レベルに到達することは一応可能

巡回場所は指定がなければ農地ゾーン、収納ゾーン、収納アイテム(チェストとか)を配置した場所。その周辺をぐるぐる回ることになる。

パトロールはパーティー単位で行うが、1パーティーにつき参加できるのは最大6人。7人目以降は自由行動する(だいたい運搬作業を手伝う)。

僧侶の回復行動

書物を装備した僧侶は回復魔法を使える。HPが減った仲間がいればその回復を最優先するという特殊なルーチンで行動する。

その仲間とはパーティーの味方はもちろん、非戦闘員も家畜もゴーレムも含む。ただし「治療を要望中」でベッドに寝ているハースリングと、一度ダウンしたハースリングは例外で回復できない
回復のクールタイム中、あるいは全員のHPが全快のときに、攻撃などの戦闘行動をとる。

戦闘中でなくても関係なく回復は行う。例えばブリザードなどで多くの人がDOTを受けているときや、飼料がなくなって家畜のHPが減り始めたときなどに回復に駆けずり回る僧侶を見ることがある。

パーティー

パーリーピーポー

じゃないぞ念のため
「分隊」とか「小隊」とかに訳した方がイメージ近い。
ゲームを進めるだけなら全員第1パーティーでも十分なんとかなる。人によっては要らない機能かも。

戦闘指示は本来一人一人バラバラに出せるけど、複数の戦闘員をパーティーにまとめると、パーティーメンバー全員にまとめて指示を出せるようにもなる。
それ以外でも、パーティーは基本的に一緒に行動する。仮にメンバーがバラけた位置にいても、そのうち誰かが接敵したら全員がその戦場に向かう。またパトロールはパーティーでまとまって行う。ただし食事や睡眠は各自のタイミングで取る。「おしゃべり」などでも隊列から頻繁に脱落する

逆に言うと、戦闘員に別々の行動をさせたい場合に、パーティー分けが必要になる。
具体例を挙げると、第一パーティーに敵陣に攻め込ませている間、街を守る部隊が欲しければ、第二パーティーを用意する必要がある。さらに実戦に参加させず安全に訓練だけさせていたい新兵がいる場合、彼を第三パーティーにすると期待した行動をしてくれるはず。

パーティーは4つ用意されていて、任意のタイミングで人員の付け外しが可能。なお転職したタイミングでは自動で第1パーティーに所属する

防衛設備

戦闘員の代わり、というか補助的に自動で外敵を攻撃する設備。

指示さえすれば柔軟に移動できる戦闘員とは異なり、攻撃範囲に制限があるので有効に活用しようと思ったらキルゾーン(killbox)の設計が重要。
簡単に言うと、敵の進行ルートを限定するようにして、そのルートを攻撃するように配置する。

基本的には戦闘員に突っ込ませるほうが強いゲームなので、無理してキルゾーンを用意する必要性は薄い。少なくともノーマルモードならなくてもクリア可能
ハードモードの苛烈な襲撃に対して補助的に利用できると効果的。

設備には砲塔と罠の2種類がある。
それぞれに対して設置数制限がある。技師と罠師の職能によって増加する。

砲塔

射程内に入ってきた敵を攻撃する自動砲台。射手を配置する必要はない。
弓兵の矢弾と同じく、砲塔の弾丸も壁や地形等を貫通できない。高台に配置すると射程が少し伸びる。ただし高すぎると角度が付きすぎて射撃できない

  • カブ射出機(技師lv2:丸太x2、鉄のインゴットx1、軟質金属x1、青銅の歯車x2、カブのバスケットx1)※弾数15 ※Asc限定

  • 金色瓢箪砲(技師lv2:丸太x2、鉄のインゴットx1、軟質金属x1、青銅の歯車x2、金色瓢箪のバスケットx1)※弾数15 ※RC限定

  • サツマイモ連射機(技師lv2:丸太x2、鉄のインゴットx1、軟質金属x1、青銅の歯車x2、サツマイモのバスケットx1)※弾数15 ※NA限定

  • 砲塔(技師lv3:丸太x2、鋼のインゴットx2、簡素な機械部品x1、鉄の歯車x2、砲塔用弾薬x1)※弾数20

規定の弾数があり撃ち切ると補給が必要。このとき砲塔の種類に応じた弾丸用アイテムが必要になる。なお補給は技師の仕事である

  • カブのバスケット(農地で栽培)※カブ射出機の補給に必要

  • 金色瓢箪のバスケット(農地で栽培)※金色瓢箪砲の補給に必要

  • サツマイモのバスケット(農地で栽培)※サツマイモ連射機の補給に必要

  • 砲塔用弾薬(技師lv3:羽x1、丸太x1、軟質金属部品x3)※砲塔の補給に必要

近付いてきた敵にダメージを与えるブービートラップ。
すべて1発撃ち切り。使用後は砲塔と同様に補給が必要になる。イメージとしては修理の方が近いか。

吸い込み範囲は見た目より広いようで、攻撃される前に罠が発動する。ダメージは高いが、発動後は技師が修理するまで無防備。敵の通り道に配置する関係で壊されやすい。

  • 家畜の罠(技師lv1:丸太x2、鉄のインゴットx1、簡素な機械部品x1)

  • おとり罠(技師lv3:丸太x2、簡素な機械部品x1、木の粗雑なバックラーx1、模造刀x1)

  • 固定罠(技師lv3:鋼のインゴットx1、青銅の歯車x2、簡素な機械部品x1)

使い捨て防衛設備

ACE0.9.6で、技師が必要ない防衛設備が追加された。"Disposable"=使い捨ての名前が付いているのが目印。このタイプの設備は現在、Engineer’s Guild の商人から購入するしか入手方法がない。栄光の暖炉にアップグレードすると、この商人を呼ぶための施設のレシピをアンロックできる。商人データについては別記事へ▼

このタイプの防衛設備は技師がいなくても設置できる。ただし制限はあり、砲塔と罠をそれぞれ8個ずつまでしか設置できない。なお他の(技師が必要なタイプの)設備とは独立している。そのため、設置制限に引っ掛かったときに追加で設置できる兵器としては便利。
簡単に置けるかわりに弾薬の補充ができず、撃ち切った時点で残り耐久値に関わらず自壊してしまうことに注意。再設置するには、新しく買って置き直すしかない。入手機会がかなり限られていることを考えれば、メインの防衛ラインを任せるのは少し無理がある。

即席キルゾーンの例

超簡単な例。
崖上/崖下などに敵部隊がスポーンし、そのままだと町に到達できないとき。このような時は、ハシゴなどを掛けると、そのハシゴがそのまま敵の侵入経路になる。ハシゴを実際に掛ける前に、掛けた後で敵が通るであろう地点は予想できるはず。その地点を攻撃するように罠や砲塔を設置しよう。
一番簡単なのは、ハシゴの出口に罠を設置すること。

また場所によっては砲塔の射撃が届くような配置になるかも。その場合は射線が通る場所に砲塔を置くだけで自動で殲滅してくれる。
ただし相手に弓兵がいる場合は撃ち返される。砲塔が壊されるだけならまだいいが、砲塔を設置や修理しに来たハースリングが撃たれてダウンさせられると悲惨。

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