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人物紹介 戒藍皇国

物語の主国・戒藍皇国(カイランコウコク)に生きる人々。随時更新。
三ツ之御霊御暦を創世記とし、龍を絶対的な創世主とする"龍の民"。
【龍の詩】本編漫画はこちら(自宅サイト)

◇ 最終更新 20230314:巫邊辰津朗を追加

◇ 街の人々

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廉介 -レンスケ-
・皇暦1303年 皐捌23年生まれ/男/174cm
・イメージ植物:楓「追憶」
・赤味の栗色の髪、橙色の瞳
影村家領下色街に住む若者。ゐ原と共に長屋暮らし。何でも屋を生業としている。
非常に素直。人相の割に人懐こく、疑うことを知らない。頭は良くないが、何かと考え込む癖がある。
幼い頃に母親が蠱物に手を染め蠱死。物心つく前から見知らぬ男女の夢を見続けている。

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ゐ原 -カナハル-
・皇暦1300年 皐捌20年生まれ/男/180cm
・イメージ植物:柳「我が胸の悲しみ」
・海松色の髪、深い緑色の瞳
影村家領下色街に住む若者。廉介と共に何でも屋を生業としている。煙管を常備。
面倒見が良く頼りになるが、賢い故か疑い深い。人に対する関心の差が激しく滅多に他人の顔を覚えない。
出身は他家領下。凌とは色街に来る前からの知り合い。死神を御家人として認めていない。

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凌 -リョウ-
・皇暦1301年 皐捌21年生まれ/女/154cm
・イメージ植物:勿忘草「私を忘れないで」
・烏の濡羽色の髪、菫色の瞳
影村家領下色街に住む若者。売れっ子の遊女だが、廉介とは恋仲。
気が強く、好き嫌いが明確。酒癖が悪い。廉介には極端に甘く、ゐ原にはつっかかる。
身体は売らないことを身上としている。あと一歩触れられない美女として、男性の羨望の的。

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箙 -フク-
・皇暦1264年 皐柒元年生まれ/女/151cm
・イメージ植物:紫苑「君を忘れない」
おばちゃん。影村家領下色街の人。廉介とゐ原の家の近所に住んでいる。主婦、何でも屋の常連。
廉介の母とも交流があり、出産にも立ち会った。蠱物騒動の後、廉介の保護者となった。
ゐ原と凌のことも、色街に来たばかりの頃から面倒を見ている。三人の母替わりとも言える。

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目付衆 お頭
影村家領下色街に駐在する目付衆のお頭。
駐在して長く分け隔てなく人に接する為、警戒心の強い色街の民衆にも慕う人々が多い。
廉介とゐ原を気に入っており、高く評価している。多少の無礼は許す。

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目付衆 副頭
影村家領下色街に駐在する目付衆の副頭。
穏やかで、書き物を好む。影村家への書簡のほぼ全てを書き上げている。
廉介が学問所(義務教育)に通っていた頃、余りに字が汚い彼を見かねて詰所で補習をしていた。

◇ 武族(御家人) - 影村家

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影村 丙 -カゲムラ ヒノエ-
・皇暦1304年 皐捌24年生まれ/男/173cm
・イメージ植物:立葵「高貴なる野心」
・白銀色の髪、夜色の瞳
龍の位・影村家頭主。龍頭。幼少期は生まれつきの篤い病に伏し、その生命を遂げたとされていた『月の御子』。
現在は国内外から『鬼神』(オニガミ)と恐れられている。微笑みを絶やさず楽観的で自由奔放、"楽しいこと"を好む。
反面、軍事・政治に於いては信賞必罰を徹底し非情も厭わない。知識欲と向上心が強い。しばしば抽象的な言動も。

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死神/神君 -シニガミ/シンクン-
・生年不明/女/168cm
・イメージ植物:彼岸花「独り立つ」
・烏の濡羽色の髪と僅かに深緋色の髪、緑青を伴う深い色の瞳
出生不明。影村四傑の一、影村忍び衆。かつて三ツ国から追われた戦さ場荒らしにして丙に刃を向けた罪人。
寡黙、表情は乏しい。幼少の頃の記憶はほぼ無い。『死神』という名は彼女を詠った民間の詩から定着した。
『神君』は彼女の起用に反発する声に抵抗し、彩寧と十郎太が半ば無理やり"一字名取り"に則り呼び始めたもの。

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影村 彩寧/彩子 -カゲムラ サイネイ/サイコ-
・皇暦1298年 皐捌18年生まれ/女/152cm
・イメージ植物:茉莉花「温情」
・茶褐色の髪、茜色の瞳
一字名は彩(サイ)、御捧名は彩寧(サイネイ)。影村四傑の一。影村の宮族出身、丙の親族。丙の世話役として武族に移った。
明るく快活、心配性で少々短気なところもある。家事やお遣いを好み、侍女に混じり率先してこなす。
早駆けを得意とし『疾風(ハヤテ)の将』と謳われ、古弓の名手であることから『皇神憑き』(スメラノカミツキ)とも呼ばれている。

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松尾 十郎太 -マツオ ジュウロウタ-
・皇暦1300年 皐捌20年生まれ/男/186cm
・イメージ植物:梅「忠義」
・赤墨色の髪、千歳緑色の瞳
影村家の将。影村四傑の一。澤江茂信が起こした“凶ツ島の乱”の戦の最中に、孔爍に見込まれ拾われた。
名は孔爍が名付けたもの。豪快で天真爛漫、軽薄に見えるが影村家に固く忠誠を誓っている。酒好きの笑い上戸。
槍を操り『轟火の将』と謳われる剛腕。ある想いから、戦では着物を左前にして着ている。

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影村 千也 -カゲムラ センヤ-
・皇暦1306年 皐捌26年生まれ/男/177cm
・イメージ植物:杜鵑草「秘めた想い」
・濃藍色の髪、黄金色の瞳
影村家の将。影村四傑の一。東方の田舎の村の出身で、兵錬の際に孔爍に引き抜かれ養子になった。
丙とは血の繋がらない兄弟となるが、丙の武勇と才覚を大いに尊敬している。真面目で実直、冗談が通じにくい。
双刀を操り、智略も振るい『雷明の将』と謳われる。書の腕も一流で、影村家の筆役も務める。

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影村 孔爍 -カゲムラ コウシャク-
・皇暦1267年 皐柒4年生まれ(享年51歳)/男/175cm
・イメージ植物:燕子花「伝えるもの」
丙の実父。影村家先代頭主、先代龍頭。リ・ユ共戦協定宣布の戦で戦死、亡骸の行方は不明。
温和さも武人然とした厳格さも持つ品行方正な人。巫邊恩侍とは古くからの盟友で、共に史学者としても有名。
二つ名は『青神』(アオノカミ)。聖主とも評され、巫邊家滅亡後の窮地にあった国内を立て直した。

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影村 逸仁/逸姫 -カゲムラ ハエヒト/ハエヒメ-
・皇暦1271年 皐柒8年生まれ(享年52歳)/女/158cm
・イメージ植物:沙羅の樹「儚きもの」
一字名は逸(ハエ)、御捧名は逸仁(ハエヒト)。佐原家の武族出身、影村孔爍の妻、丙の実母。
孔爍死後、自身が頭主に立つことはせず丙を頭主に立て、影村家を裏から支えた。生来の病弱な体質もあり、病床に伏せ逝去。
巫邊露条と共に『慈聖二女』(ジセイジジョ)と謳われた。『慈聖の青女』(ジセイノアオメ)。

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蝙蝠 -コウモリ-
・影村家の忍び衆を束ねる者。代々実力のある者が継承している。
・皇暦1328年現在に就いていたのは男性であり、死神が影村家に降り忍び役に就き始めた頃から任を共にしていたが、敵国の間諜と通じている旅芸人を追ったのが最後の姿となった。
・その後は女性が継承。

◇ 武族(御家人) - 巫邊家【20230314更新】

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巫邊 恩侍 -イチコベ オンジ-
・皇暦1270年 皐柒7年生まれ(享年36歳)/男
・イメージ植物:月見草「自由な心」
先代龍の位・巫邊家の元頭主、先代龍頭。ある日、謎の死を遂げる。
影村孔爍とは若い頃からの盟友。共に史学者としても名を馳せた。
二つ名は『緑神』(ミドリノカミ)。影村孔爍と共に『緑青二神』(リョクセイニシン)と謳われた。

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巫邊 露条/露姫 -イチコベ ロジョウ/ツユヒメ-
・皇暦1267年 皐柒4年生まれ(享年45歳)/女
・イメージ植物:桔梗「とこしえの愛」
一字名は露(ツユ)、御捧名は露条(ロジョウ)。藤見家の武族出身、巫邊恩侍の妻。
先代龍頭、巫邊家の最終頭主。恩侍の死後、頭主に立つと奇行が目立つようになり、居城・御巫城を鎖城。七ツ夜の大火で死したとされる。
影村逸仁と共に『慈聖二女』(ジセイジジョ)と謳われた。『慈聖の緑女』(ジセイノリョクメ)。

巫邊 辰津朗 -イチコベ タツアキラ-
・?
・イメージ植物:紅弁慶「守る」

◇ 武族(御家人) - その他御家

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武井 彦丸 -タケイ ヒコマル-
・皇暦1312年 皐捌32年生まれ/男/166cm
・イメージ植物:竜胆「愛しいあなたの悲哀」
・樺茶色の髪、紫黒色の瞳。
五行御家の水の位・野澤家に仕える。小姓。
皇暦13126年 皐玖10年に起こった燵波家討伐で先鋒を務め戦果を上げ、現在は伍長も務める。

◇ その他

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軍皇 -グンオウ-
戒藍皇国を統べる、姿見せぬ頂き。座位している者の正体は明かされない。
初代は建国主であり建国の“龍の子”であった皇神・玄明院染倭野。
皇暦1328年現在では第59代となる。

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玄明院染倭野 -ゲンメイインソメイノ-
・皇暦前30年前後~?(没年不明)/女/?
戒藍皇国の建国者であり初代軍皇。建国の"龍の子"。『皇神』(スメラノカミ)。大弓(現在でいう古弓)の名手。
異民族との戦いに長いこと参陣しており、建国に至る大戦では"龍の子"として、龍の民の総大将となり奮戦した。
建国後に国の体制を整えると間も無く隠居し孤独に死したとされ、正確な没年は分かっていない。
国の最北端に聳える古世山(コゼヤマ)に眠っているとされ、また古世山の周辺地域が玄明院氏の領地だった記述が史書に残されていることから、山そのものが染倭野を祀るものとして今現在も信奉されている。

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世売り -ヨウリ-
・生年不明/男/147cm
・イメージ植物:連翹「願い」
・烏の濡羽色の髪、瞳は装束で見えない。
影村家御用達の旅芸人。女方、歌唱、舞、楽器と一通りこなす。
演舞中は老若男女が惚れ惚れする儚さを湛えるが、口を開くと只のお喋り好きな生意気な少年。
「詩」を運んでいる。


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