玉露さんブログ: ライムガード
2013/12/24の玉露さんのブログ(2記事)はアルバム「RHYME GUARD」のセルフライナーノーツです。ファン視点で読んだ感想を書きます。
筆者はLEGACYとRHYME GUARDは相当好きなアルバムなので、本人解説は曲の解像度が上がりとても嬉しい内容でした。曲の解像度…というかICE BAHNというcrewを理解する上でも必読な内容でした。
アルバム「ライムガード」セルフライナーノーツ①
1本目の記事。1〜8曲目の本人解説です。
◆1.On
「ちなみにBEAT奉行が曲名の名付け親ですが最後まで「開会式」が良いとFORKと揉めていたとかいないとか。」マジか!!
◆2.宣誓
「ライブの一発目(ってかそこを想定して作った曲)にボムする御挨拶の類のものです」実際今でもそうですね。
「俺の2バース目の頭の「単語を羅列する」という手法思い付いた時はガッツポーズでした」カッコいいです!!
◆3.EYE OF THE RHYMER
「俺、はじめからあきらめてますから。女、子供が好むものは作らないのではなく作れないって。」
笑笑 私女性ファンだから大丈夫!!
「THE 片道燃焼」さんのくだりは読んでもちょっと分からない、ご友人の格闘家ということでしょうか?
◆4.GYPSY
「あのDJ YUTAKAが「お前等にやってもらいてー曲がある」ってくれたやつだぜ!?」なるほど。
◆5.寝言
これは解説なし笑
◆6.I LIKE IT
「このオケはBEAT奉行 一押しの物でございます。奴曰く「も~グルーヴが」と。」
私もICE BAHNの全ての曲の中で屈指のビートと思っております。
ICE BAHNの曲の制作の大まかな流れはこうだ。
1.まず御奉行様が中心となってオケを決める。
2.次にMC陣が中心となってリリックのテーマを決める。
3.御奉行様のメインループの上で各自FLOWする。
4.そのFLOWに合わせ御奉行様がオケを組み直す。
ってのが大雑把だが大体のパターン。
で、いつも「4.」でひともんちゃくある。
御奉行様は自らのオケをあまりいじりたがらない。
MC陣はそのRAPスタイルからやはりいじって欲しい。
ここに流行りだの今の流れだの曲全体の構成だのと
あ~でもね~こ~でもね~ なんやかんや ごちゃごちゃと。
俺はよほどの希望が無い限りここは基本的に傍観している。
お~お~お~やっとるがな。と。
音楽的なセンスは俺は他の三人に明らかに劣るので。
こんな詳しく解説してくれるのありがたい。KITさんは分かるけどFORKさんもそんな言うんだ?逆に玉露さん言わないんだ?
◆7.SATISFACTION
「FORKの最低さときたら」これ本当そう!笑
◆8.宵あざみ
これは実は俺が一番言いたかったメッセージの強い曲です。
確固たる信念、確信、ICE BAHNという見えないものへの揺るがない忠誠心が
自分の中でハッキリと確認出来たからこその内容だと捉えてもらって構いません。
このテーマは実は前々から温めていたものなのだが「本当にそうなのか?」
という自問自答が続いていた。答えは時の経過つまり経験、実体験でしか出てこない
というのも分かっていた。
で、今年蛇年年男このタイミングです。
皆に提案する時実は結構反対というか抵抗に遭うと想定していた。
でもこのテーマでどうしても書きたいし、KITとFORKがこのテーマで
どんなものをボムしてくるかきゃな~り聞きたかった
いや〜〜なんということでしょう、、、私もこの曲ビートもリリックも大好きなので、、、このように強い思いで書かれた曲ということに大変感銘を受けております。いつかライブで聴きたいです。
アルバム「ライムガード」セルフライナーノーツ②
→9曲目「HOT SNAP」〜OFF、玉露さんが好きなKITさんとFORKさんのライン
◆9.HOT SNAP
普段は仲の良い俺達だが夏だけは一緒に遊ばなくなる。特にFORKとは。
これはどういう意味?アウトドア派なのは玉露さんだけで、特にFORKさんは外に出ないという意味?
◆10.Clean Up
組合長について「CLEAN UPのゲストとして丁度横浜に来ていてライブ翌日にSOUND HILLS STUDIOに遊びに来た際にかましてくれた」
なるほど!
「NONKEYとオナチューでもあるBEAT奉行」そんな昔から?!
◆11.RHYME GUARD
スタジオライブ、生感の話に絞って書いているけど、リリックもICE BAHNの曲の中でトップクラスに良いと思う。全部詰まってるから。
◆12.ヒストリア
KITと逗子のシミズ電気でアイワの980円のマイクを値切ってから16年。
FORKと合流してICE BAHN名乗ってから12年。
決して短くない時間が流れてその中の相当数を共に過ごして来た。
「ICE BAHN」という実像がない物の名の下で。
当然、色々失ったと思う。色々。 こんな俺でもやっぱり考える時がある。
「ICE BAHN」がなかったらどんな人生を歩んでいたのだろうかと。
でも、いつも答えは同じ。いっつも。 恥ずかしいから書けないけど。
いやいやいや…ちょっと待って…なんですかこの名文は………!!!
「このKITとFORKのバースには自分、胸が熱くなったっす。すげ~なったっす。うす。」
これ4/27にライブ見に行く前に読めば良かった、ヒストリアやってたから!泣
◆13.OFF
す、すごい。全編にわたって奉行さんのことを素直に絶賛している…!
◆玉露さんが好きなライン
まず玉露さん本人から、KITさんとFORKさんの好きなラインを聞かせていただいて宜しいのですか?!ありがたすぎるのですが?!?!という文章。そこを選ぶんだ?というのも含めて全部良い。
・「どっと騒ぐよりシュールが良い」
とんねるずよりおぎやはぎが好きな彼です。
奴そのものです。ここを見誤ると痛い目をみます。
マジで分かる。見誤る…ことあるのかな?私は画面越しで見ててもそう感じたから、多分直接話せばすぐ人柄伝わると思った。実際たったの15分くらい話しただけでもめちゃくちゃその要素出てて、FORKさんってこういう人だよなあと感じた。私のような愛あふれる善良なファンに対しても手加減なく毒混ぜてきたから、そこが好きだなと思った笑
・「一蓮托生全員道連れ」
3MCで10年以上やって来たクルーって皆さん知っていますか??
当然FORKというMCはソロでも通じるMCだ。
クルーで売りだしてから各ソロを売りだす。その手法を当然否定はしません。
むしろそれが正攻法であり本来あるべき姿だと思います。
だが違います。ICE BAHNは。ICE BAHNは他とはここが違います。ICE BAHNは。
このライン、アルバムで俺が一番好きなラインです。はい。
これヤバすぎる…本当にヤバい、ICE BAHNというcrewの本質と玉露さんとFORKさんの関係性が如実に出てしまっている…なんですかこれは…濃度高すぎる……!!
「当然FORKというMCはソロでも通じるMCだ」を、UMB2006優勝した時とか、ダンジョン出演後の2017年以降ではなく、2013年の玉露さんが言ってるのが良すぎる。2013年って音源の制作とかライブ活動は地道にしていたものの、そんなFORKさんだけ取り立てて世間から評価受けてる時期ではないはず。そこでこのように言うのは、世間の評価のアップダウン抜きに、FORKさんはソロでも活躍できるほどの実力があると玉露さんはずっと認めているということの表れだろう。それがまず良すぎる。
FORKさんによる玉露さんリスペクト発言は、私は随所で見て知っている(2000年代のインタビューでも最近のでもずっと一貫している)。一方の玉露さんもこんなはっきり言っちゃうんだ…というのがヤバい。my name isのインタビューで、バトル後の玉露さんの最大限の褒め言葉は「まあまあだな(+指笛)」だとFORKさんが話していた。それを見て、玉露さん2歳上、リーダー、あまのじゃく…という印象を持ったが、ココではめっちゃストレートに表現してるのがヤバい。(1行読んだだけですごい語ってるが大丈夫でしょうか…)
「このライン、アルバムで俺が一番好きなラインです」とか感動しすぎて言葉にならない。FORKさんのcrew愛が玉露さんに刺さった事実がヤバい、そしてその玉露さんが吐いた言葉がファンである私に刺さるという…
ただ、FORKさんの言う「一蓮托生全員道連れ」はcrewに限らず私とかリスナーのことも含むと思って聴いていたが。この曲聴いて喰らったならお前もずっと道連れだぞ、という意味かと思って聴いていた。これは私がリスナー視点だから、FORKさんから自分に向けられた言葉だと感じちゃうってことなんだなあ。そう言われたい、みたいな。ヒストリア自体crewソングということを考えればメンバーに言ってるのか、これは。
で、FORKさんの部分で感動した後にKITさんのはピックアップしてるラインが全部面白いから困る笑
「命の銀河は猪木のビンタから生まれる」「馬鹿に はい? って言う」「マダムもパイパン」「脱人間」そこ選ぶの???笑笑
・「ガブッ パツンパツン たるんだ分 多分 ガツンッ ギャフン」
説明求む。
ここ私も何?って思って聴いてたけど玉露さんですら分からないの?笑
・「俺が喋ればHIP HOP」
ザッツラ~~~~イ!!!
・「この先何の不安も無いみたい俺のIBライフ」
ME TOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!
これはKITさんのリリックの中でも私も特別好きなやつ!!
ブログに「サンヒルズ」と「SOUND HILLS STUDIO」どっちも表記出てくるけどどっちが正しいの??二つは別のもの??
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