【前編】借金の返済方法と再浮上の際のマインド

🐯の最大の武器は強運の持ち主である事だ。しかしその運は天性のソレではなく苦労した分、神様から贈り物(お情けなのかも)をいただいたのかもしれない。

借金のピークは3店舗の運営をしていた頃。
・20日に銀行への返済金
・月末に3店舗分の家賃
・10日に従業員給料
・15日に材料の支払い
毎月これらに悩まされいていた。特に給料と材料費の支払いである月の中旬は特に憂鬱だった。

人はお金がないと心はすさむ。
人にやさしくできない。
だから従業員は🐯の元からみんな離れていった。慢性的な人不足で臨時休業の店舗もあちこちで起こってしまった。
休みもお金も無いし。最悪の事態も頭をよぎった。

販促もしたいが金も人も居ない。人が入ってきても🐯が優しくないからすぐ辞める。売り上げの一部も抜かれた事もある。
カメラに映っていたが指摘できなかった。指摘したらスタッフはまた辞めるから。地獄のスパイラルである。

話は変わるが借金がピークの時に九死に一生の体験を得た。
高速道路を走行中、前のトラックからくしゃくしゃの物体がふわっと風に煽られ前方30メートルの所に落ちてきた。回避できずにタイヤが当たったがそれは鉄くずだった。あと5秒ほど前を走っていたら死んでいた。

その時に🐯は運がよかったと実感した。車は少し傷ついたのに。

次の日🐯はメインで働いていたお店を半日閉めて作戦を本部と練った。
それらを即行動に移した

①見栄を張るのを辞めた
↪🐯の借金980万円の内30万円がカードローンだった。
3店舗目を出す際の敷金が無いと言えずにまた借りてしまった。1店舗の時は即返せたがこの時はずっと返せずにいた。金利も13%くらいだったかな?自転車操業だった。(銀行の融資700万よりもカードローンの返済の方がずっとキツかった)カードローンの借金を本部の社長に打ち明けたら激昂されたが借用書なしで30万円をすぐ貸してくれた。お礼を言った後すぐカードローンの借金を返しハサミで切った。これ以降カードローンの借金は一度もしていない。

また、幸運にも3店舗中1店舗が独立志向のスタッフがいたため業務委託という手段で店を格安でレンタルした。🐯が経営の才能がないのだから見栄を張らずに経営の規模を縮小するのは極めて合理的だった。家賃の安い1店舗は別のオーナーさんと期限付き共同経営という策を取った。とはいえ🐯はその店にスタッフはほぼおらず週2回程応援に行く形としていた為経営権はほぼ向こうが握っていた。

3店舗でヘロヘロ経営だった🐯の店舗は実質的に1.2軒くらいに縮小した。
大きな後退ではあるが収入は減るが支出も少なくなるためずっとその状態で経営をするよりもマシである。そこから再起のチャンスをじっと伺った。

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