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伊豆山日記【1】 7/3からの日々

私の住まいのある、大好きな伊豆山が被災した。
ちょうどオンライン取材を受けているときに、スマホに着信やメッセージがたくさん届き、一緒のスペースにいた夫がバタバタとどこかに出て行った。緊急速報でスマホが一斉に鳴る。

知人からのメッセージを見て、伊豆山にただごとじゃないことが起きたことがわかった。「家が流れていった」というメール。
夫に電話をすると、実家が避難してきているという電話。すぐネットで検索すると、言葉も出ない衝撃的な画像が流れ続けていた。

義実家と隣の伯母の家族が避難所にいるので、携帯の充電器を持って慌ててかけつける。その時はまだ、ことの自体がそこまでわかっていなかった。

続々と避難所に人が集まってきて、とにかくネットや市役所からの情報を集める。とにかく知人や友人が無事であってほしい思いでFacebookをひたすら見ている時間だった。

もう記憶がないくらい現実味がない時間が流れていた。
とにかくしっかりしなくちゃ。落ち着かなくちゃ。
そればかり自分に言い聞かせていたように思う。

避難所からCLUBに戻り、夫と二人になり、話をし始めると、涙が出てしまうので、何度も涙ぐみながら、ただただ起きた出来事に呆然としている時間があったようにも思う。

そして、道路が通行止めになり、私たちは帰宅困難者となるのである。
そう、一度だけ山越して、荷物を取りに行ったが、滞在時間15分。
また街中に戻り、生活をしている。
友達の宿のご好意でしばらく住まわせてもらっている。

まだまだこれから。
今は、まだできることが少ないので、
来るべきときに備えて準備するのみ。

また近況などもnoteにつづって行きたいと思います。

2021.7.3の熱海伊豆山の災害により、コロナ禍であることも含め、熱海で働く若者たちの環境はより悪化していきます。そんな若者の自律支援にいただいたお金は使わせていただきます!いつもサポートありがとうございます!