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熱海の崖に家を建てる 想いはカタチになる

熱海Case Study Houseプロジェクトに先んじて、お隣のオーナーさん敷地で面白そうな取組みが始まっています。資金調達はクラウドファンディング。目標金額の250万円をあっという間にクリアし、この日曜日(6月27日)のゴールにむけて邁進中。想いってカタチになるんです。今日はその話。

熱海の崖に家を建てようと思います。
名付けて、熱海Case Study House。
自腹でケーススタディしながら
今そこにある技術・アイデアを実装した
現代のCase Study Houseを目指します。

民間林活用のサステナブルモデルケース

熱海の崖に家を建てるシリーズ「森の整備の仲間探し」でも記載しましたが、熱海市の面積のうち約60%は森。重要な地域資源です。ところが、熱海市のニュースレターによると、「森林資源は豊富ですが、ほとんど手つかずで、防災や環境保全の観点からも好ましくない状態が続いています。」とのこと。森の整備は熱海市が抱える社会課題の一つなのです。

そんな中、副業木こりNPO「熱海キコリーズ」が立ち上がりました。50年前に植えたヒノキ放置林を間伐、出た材を地元に還元するため”森林浴フィールド”づくりに取り組もうとしています。

森を整備するには間伐が必要です。でも、間伐した材が価値を生まないと持続的な活動につながりません。間伐材で、こんな空間ができるんだ!とか、こんな活動につながるんだ!とか、それって楽しいね!というのは、ネットだけでは伝わらない。実際に行ってみて、触ってみて、感じてみないと。

今回の熱海キコリーズさんの取組みは、民間林オーナーさんの協力を得て、クラウドファンディングで資金を調達し、社会課題となっている森の整備のプラスの循環を始める、最初の一歩をつくるものなのです。言ってみれば、民間林活用のサステナブルモデルケースづくり。これぞ森の整備のケース・スタディ。

応援したくなってきませんか?

クラウドファンディングを横でみていて思うこと

我が家に敷地を売却してくださった方が民間林オーナーさんでもあるので、本件の進捗はなんとなく横で拝見していました。最終日を待たず目標金額の250万円を達成し、拡大目標である300万円も軽々と突破するなんて、実はちょっと驚いています。すごいよね、というのが正直な感想。

ベースには、熱海キコリーズメンバーの森に向き合う真摯さ、熱心さ、そして実績(技術力)が人の心を動かしたというのがあるのでしょう。それは間違いない。でもそれだけで、この結果は達成できません。関係者を巻き込む彼らの行動にポイントがあると思います。

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まずは、とてもマメな方々であること。
関係者の声掛けにフットワークよく対応し、いろいろなところに気軽に顔を出されています。私たちも特に約束したわけではないのに、何となく月に1回はキコリーズのどなたかにお目にかかっていたように思います。しかも会うと笑顔になっちゃう人達なんですよね。だから次も声がかかる。そしてそれに気軽に応える。人の輪が、次から次へと広がる。これって、できそうでできないことです。

リアルイベントの仕立てが上手。
木を切ってみたい人、作業道の整備に興味がある人、切った木を使って何かを作ってみたい人、木でつくった小物に興味がある人、森の植物に興味がある人。一口に森といっても、関わり方へのニーズは様々。
興味を持ってもっと取り組みたい人はメンバーになっているし、特定のイベントにだけ興味がある人もいる。出入り自由感があって、それも関係人口を広げるポイントになっているように思います。

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クラファンのリターンは、関係者の商品・サービスがたくさん含まれています。原価を考えると、必ずしもキコリーズだけにメリットがあるクラファンになっていません。
自分たちより先に、周りにメリットがあるように。たぶんそういう順番で物事を考える人たちなんだろうと思います。

Facebookでのイベント告知、日々の活動報告。メンバーのみなさんが"楽しんでいる感"が強いので、つい記事をウォッチしてしまいます。なんとなくキコリーズ・ファミリーになったような気がする、これもキコリーズファンをつくる理由の1つなのではないでしょうか。

そう、クラファンをいきなりやって、300万円超えを実現しているのではないのです。
彼らの取組みに接している多くの人が、熱海キコリーズのファンになっていて、ファンが応援してくれる環境ができていた。クラファン成功はその1つにすぎません。

日々の活動を大切に丁寧にしていれば、想いはカタチになるのです。何事も想いを持って取り組まないと!

木こり体験をご一緒しませんか?

かくいう私も、熱海キコリーズのファン。周りをうまく巻き込む彼らを先生に、森の整備の楽しさをみなさんとご一緒したいと考えています。

さてここで、私からみなさんにご提案です。

間伐、やってませんか?大丈夫、熱海キコリーズがついていますから。安全に最初の一歩を踏み出せます。道具は貸してくれます。
やったことがないことをやるって、ものすごく刺激的です。私が熱海の崖を買おうと思ったのも、熱海キコリーズのワークショップに参加したからなんですから。参加すると、ちょっとだけ世界が変わりますよ。

「未来に続く森づくりへの挑戦!熱海に「海の見える森林浴フィールド」をつくりたい!」を一緒に応援してくれる方の中から10名の方を「間伐体験ワークショップ」にご招待します。
〆切は27日(日)。あと2日しかありません。
応援の金額はいくらでもOK。
下線がひいてあるところがクリックできるようになっています。ぜひのぞいてみてください!

「間伐体験ワークショップ」参加希望の方は、クラファン応援した上で、ぜひぜひ、メッセージをくださいね。あ、10名を超えてしまったら、厳正なる抽選で当選者にお声がけさせていただきます。キコリーズを応援してくださった方と私は一緒に新しい体験をしたい。ワクワクしてきました!

まとめ

民間林活用のサステナブルモデルケースをつくる最初の一歩を踏み出すために、熱海キコリーズがクラウドファンディングに取り組んでいます。

ここまで読んでくださったのも何かのご縁ですので、ぜひあなたも「未来に続く森づくりへの挑戦!熱海に「海の見える森林浴フィールド」をつくりたい!」を応援しませんか。もしよろしければ私と一緒に熱海の木こり体験をしましょう。熱海の森でみなさんとお目にかかれることを楽しみにしています。


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