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機能の存在を知り、理解する

パソコンやスマホ、車、各種アプリなど、身の回りにあるありとあらゆるモノが、次々と高性能、多機能になっていっている。しかし、こうしたモノの性能向上に、我々が十分についていけているとは言えないだろう。つまり、高いお金を出してあるモノを買ったとしても、その機能の一部しか使っていないということが、しばしばあるだろうということだ。

そのような例の一つして、Excelが挙げられるだろう。Excelには何かを計算したり、何らかの数値を処理したり、結果をグラフなどで表現したりといった、とにかくたくさんの機能が盛り込まれている。しかし、実際に使いこなすことができる機能はその一部だろうし、ましてや普段から使用するような機能は、もっと少ないだろう。

Excelにはデータ分析というツールがある。恥ずかしながら、私はこの機能の存在を最近まで知らなかった。このデータ分析を用いると、95%信頼区間や残差を求めたり、カイ2乗などの検定を行えたりする。こういった便利なはずの機能も、それらの機能の存在を知っていて、かつそれらの意味が分からなければせっかくの機能も使いようがない。何か知りたいことがあってネットで検索しようにも、そのためには検索に適した言葉を知らないといけないという状況に近いだろうか。

AIについても、現状では使用者がなんらかの言葉を投げかけることで、それへの回答がなされるようになっている。引き出しが多くなければ、いかに素晴らしい機能を備えたモノが誕生しても、その機能を活かすことはできないだろう。その引き出しを増やすためには、やはり広く勉強をして、視野を広げておくことが必要になると思う。

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