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「曇り夜空は雨の予報」…なんて切なげで儚げでそそられる歌詞なんだ。

歌詞で妄想はよくする。偏愛する遊びの1つ。戯言w
自分と重ねるというか、経験した似てることを思い浮かべるとその物語に入れてしまう気持ち。歌は、だからきっとそれぞれの人の歌になっていくんだと思う。

歌詞(SHISHAMO「曇り夜空は雨の予報」)
キミの能天気なところ
時々本気で腹立たしく思うよ
平気で一生とか言えるところも
平気で絶対とか言えるところも
いつも未来の話ばっかするから
つい、わたしも
何だか本当にずっと一緒に居られるんじゃないかって

キミは星の見えない曇り夜空見上げて
明日は雨が降るのかな、なんて
私は明日なんてどうだってよかったから
ただ繋いだ手と手 見つめてた
これだけがただ、真実だと思うから

何度も何度も抱きしめるのは
もういっそひとつになってしまいたいから
何度も何度も抱きしめるのは
離れてもぬくもり覚えていたいから

二人写った写真が欲しいと
素直に君に言えないのは
私、君に幼い女だと思われたくないから
今夜は眠れないよ

キミは星の見えない曇り夜空見上げて
明日は雨が降るのかな、なんて
私は明日なんてどうだってよかったから
ただ繋いだ手と手 見つめてた
君に恋をした
あの瞬間 きっと本当の私見つけたの
これだけがただ、真実なの
分かるでしょう?


だと。
シーンと心情とが出てくるから、ドラマみたいに映像が切り替わる。歌のすごいところだ。

相手の話に、これって私も入ってる未来なのかな?って考えてたらもうだいぶ好きだろうな。内容にもよるけれど、全部一緒ではないし、どうなるかわかんないから、心地いい方で解釈しとこって思うかもな。
そしてサビにくる歌詞がそもそも切な儚綺麗すぎてギュッとされる。
無くなりそうだから覚えてたいぬくもりとか、確かなものは自分の中にあるとか、そんないま見えてる光景がここにもタイトルにも集約されてる気がしてしまう。

”君は星の見えない曇り夜空見上げて”
存在はしてる星が曇ってることで今見えてない。微かに見えるのかもしれない。そこにあるのは確かなんだけど。
夜で暗くて静かな空に、自分の星(気持ち)があるのはわかってる、でも…そうだね綺麗だねって相手の星(気持ち)を一緒に確かめられるほどの雲間はなさそう。それが別れなのか、まだそこに至ってもないのかはわからないけれど。並んでる自分は今の気持ちを確信してるし、どこか伝われって思ってる気がする。そんな妄想をさせられた。

しかも、タイトルは雨予報なんだな…。これも予報だからこそ、またいい。
天気なんてそもそも変わるもんで、どうなるかわからない。だからいい。
さらに思いにふけってしまうのであった。