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FUTURE MR ENTERTAINMENT SHOW “TENPYO”を開催しました

総務省 令和2年度「地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」の一環として、最先端のテクノロジーでありローカル5GとMixed Realityを活用した新たな歴史文化体験の実証実験「FUTURE MR ENTERTAINMENT SHOW “TENPYO”」を開催いたしました。
本実証実験は、関係者向けに2021年2月27日〜3月1日まで実施されました。

MR(Mixed Reality)とは

最先端テクノロジーのMixed Reality(以降、MRと略す)とは、現実の世界にデジタルの世界を重ねる技術です。

ポケモンGOなどで使われているAR技術とよく似ているのですが、MRは現実の環境を生かしたり、ハンドトラッキングしたりといった現実の世界からデジタルの世界へ干渉することが可能なところなどが特徴です。

本コンテンツでは、Nreal lightというMR用のグラス型デバイスを使用しています。

FUTURE MR ENTERTAINMENT SHOW "TENPYO"とは

FUTURE MR ENTERTAINMENT SHOW "TENPYO" は、世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産のひとつでもある平城宮跡歴史公園にある史跡「復原遣唐使船」をステージとして、アクロバティックなダンスとMRグラスに現れるCG演出とインタラクティブな体験を融合する、新たな歴史的文化体験です

物語は700年代、日本を切り開かんと命懸けで唐へと出国した遣唐使たち。中でも阿倍仲麻呂は日本人でありながらも長安で重役となり、3代の皇帝へと仕えました。世界の先端をいく唐で30年以上の活躍をした仲麻呂は、妬まれるほどだったとも言われていますが、日本への帰国は叶わず遭難をしてしまい、その後再び唐へ戻ります。

そんな阿倍仲麻呂をモチーフに、遣唐使としての旅立ちと、日本への帰国を願う望郷の思いをショーを通して表現しています。

当時世界の先端をいく唐のように、FUTURE MR ENTERTAINMENT SHOW "TENPYO" でも現代の先端技術を駆使しながら音楽とエンターテイメントで表現しています。
通常の史跡見学では味わうことのできない、歴史空間への没入体験を実現いたしました。

■体験者の移動に合わせた映像変化
コンテンツ同期システムにより体験者の位置情報を統括しながら、舞台をインタラクティブに演出しています。
その一つとして、体験者が舞台を移動することで映像変化が起きる新しい体験を楽しむことができます。

このシーンでは右エリアにいる人が春の景色を、左エリアにいる人が冬の景色が現れます。
コンテンツ体験中にエリアを移動することで、春から冬へ・冬から春へといった季節の違いを楽しんだり、体験者が位置によって違う演出を楽しんだりすることが可能となりました。

季節

■ハンドジェスチャーを活用した新しい体験
体験の開始の合図や、次のシーンを進めるタイミングなどのさまざまな場面で体験者のハンドジェスチャーを活用します。

Nreal light自体にはまだハンドトラッキング機能が実装されていないため、弊社独自のハンドトラッキングシステムを開発しました。

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このハンドトラッキングによる蝶の演出は体験者同士で共有されているひとつの空間で表示されており、体験者がみんな同じ演出を楽しむことができます。

この二つのインタラクティブな体験を実現するため、コンテンツ同期システムが体験者の位置情報を取得し、一つの共有空間上に体験者をマッピングして管理しています。地図上を俯瞰した下図の、オレンジ色のアイコンが体験者の位置となります。

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グラス越しにCG映像を見るだけではなく、位置情報やハンドトラッキングシステムを組み合わせることで、MRならではのインタラクティブな体験を実現しました。

本実証実験は総務省 令和2年度「地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」の一環として関係者向けに2021年2月27日〜3月1日まで開催され、体験は終了しています。

株式会社アタリが制作する“MR SHOW”

MRの特性の”現実世界とのレイヤリング”を最大限に活かし、演技する人間やステージに対してもMRの演出を施します。
また、ユーザー間でのコンテンツ同期システムを用いることで、複数人で動きながら同じMR演出を鑑賞することを可能にしています。

舞台演出家ともチームアップしていますので、MR開発のみではなく、コンテンツ企画〜イベント実施まで一貫して請け負うことができます。

MR SHOWでは、ほかにもクラウドレンダリングを活用したさらに高品質なデータのビジュアライズや、高品質なストリーム映像、APIやセンサーなど、あらゆるテクノロジーを組み合わせて体験の幅をまだまだ増やす発展性があります。

もちろん弊社の得意とするバーチャルヒューマンとの組み合わせも可能ですし、もっとゲーム性にフォーカスしたMR謎解きなんかも楽しそうです。想像するだけでワクワクします。

そんなワクワクするMR × エンターテイメントが作りたい方はぜひご連絡ください。
contact@atali.jp

■スタッフ・キャスト

パフォーマー
阿倍仲麻呂 役:大舌 恭平(BLUE TOKYO)
月の女神 役:サイード横田仁奈
月の従者 役:鈴木陽平、仲宗根豊
遣唐使 船員 役:崎山清之 KIKKY、落合将人 MST、春日克之(BLUE TOKYO)、新井智貴(BLUE TOKYO)

コレオグラファー
野口量
伊豆牧子

アクロバット監修
BLUE TOKYO

衣装デザイナー
齋藤ひろすみ

ヘアメイク
有川曜平

音響作家
cargo(GOKU)

歌手
楠田莉子

ガイド音声
有野いく

演出
潤間大仁