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5/9 vsマルセイユ EL(ホーム)

アタランタ総評

 デローンとコープマイネルスを1列ずつ下げ、ルックマンを先発させた。ホームの後押しもあり、前半から積極的にゴールを意識し、縦に速く攻めていった。点が欲しい時間帯に先制し気持ち良く前半を終えると、後半も早い時間帯に追加点を獲得。集中力の高いディフェンスでエリア内に侵入される場面も少なく失点の気配はないため、程よく選手交代で選手を休ませつつ締めに入ると、終了間際にトゥーレのEL初ゴールが決まり完全にシャットアウト。完勝でクラブ史上初の欧州大会決勝進出を決めた。これからも過密日程となるがここまで来たならば優勝を狙いたい。

スタメン

ムッソ GK 6.5
 エリア内での被シュートが0だったため活躍の機会は少なかったが、随所で良い飛び出しを見せた。

デローン RCB→DMF 6.5 🟨
 ハリット、エンディアエがポジションチェンジする中でもジムシティと連携し対応した。ボランチに移ってからもボールカットは冴えていた。突破されそうになった場面もイエロー覚悟でしっかり止めた。

ヒエン CB 7.5
 スピード、フィジカル、危機意識でオーバメヤンを完封、全く仕事をさせなかった。自分のマーク相手を相手陣まで追いかける様は完全にアタランタの守備スタイルに適応したようだ。

ジムシティ LCB 6.5
 エンディアエに裏を取られループシュートを打たれた場面はヒヤッとしたが、それ以外では集中力高く安定した守備だった。

ザッパコスタ RWB 7.0
 積極的に仕掛け、右サイドを突破していき、シュートやラストパスまでこぎつけた。珍しく中央に位置する時間もあり、効果的にビルドアップに関与した。

エデルソン DMF 7.0 🟨
 安定した反則ギリギリのタックルでボールを刈り取り、中盤の繋ぎ役として活躍した。前線への長短のパスも効果的で、特にザッパコスタへのスルーパスは絶妙だった。

コープマイネルス DMF→OMF 7.0
 ボランチの際は3列目から、トップ下に移ってからは2列目からポケットまで飛び出して行きチャンスメイクした。試合終了間際まで体力が尽きることなくゴールを目指し続けた。

ルッジェーリ LWB 8.0 ⚽️
 幾度となくパスカットし、相手の右サイドからのチャンスの芽を摘み続けた。後半にはカットインから豪快なゴールを決めた。右足で枠内に打ったシュートを初めて見た気がする。

デケテラーレ RCF 7.0 👟
 相手の死角となる位置でボールを受け、積極的に前を向き運んで行き、アシストも記録した。惜しいシュートも何本かあった。

ルックマン LCF 8.0 ⚽👟
 ELでは久々の先発起用に応え、素晴らしい個人技から先制点を決めた。サイドに張ることが多く中央にコープマイネルスやデケテラーレが動くスペースを作り出していた。2点目のアシストも絶妙な落としだった。

スカマッカ ST 6.5
 創造性の高いポストプレーで攻撃を演出していった。絶好機にラストパスが回ってこず、悔しがることもあった。コーナーからバーを叩いたシュートは決めたかった。

途中出場

スカルヴィーニ RCB 6.5 56min⤴
 パスカットでマルセイユのカウンターの芽をことごとく摘んでいた。

ミランチュク RCF 6.0 56min⤴
 右サイドから攻める時間が少なく、チャンスが回ってくることはなかったが、ボールを失わないようとする努力は見られた。

パシャリッチ DMF 6.0 61min⤴
 集中を切らさず守備をやりきった。両足からパスを供給できる技術は相手もコースを読みずらそうだった。

エルビラル LCF 7.0 76min⤴ ⚽
 相手のミスから持ち味のスピードで振り切りダメ押しゴールを決め、試合を気持ちよく締めくくった。

ハテブール 6.0 76min⤴
 最近では珍しくフェイントから右サイドを突破するシーンがあった。

マルセイユ総評

 前節からオーバメヤンの位置を変更、サイドからより中央に近い位置に陣取らせたことにより、ヒエンにマークされることになる。するとスピード、パワーで完封されシュートを打つことすら許されない。カウンター時の帰陣も遅く、簡単な形から先制点を許す。前節の主軸であったロングボールからの速い攻めもアタランタの高い集中力により起点から潰されてしまう。ホームの声援がないとここまでダメかと思うほど攻守にメリハリのないプレーで、チャンスといえばエンディアエのループシュートとヴェレトゥのフリーキックくらいであった。後半にはショートカウンターから2点を追加され完敗。リーグ戦での不調を挽回することはできなかった。

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