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アタランタスタッフ紹介1

 3回目となると投稿はアタランタのスタッフ、つまりはコーチ、メディカル、スカウト、オーナー陣営の人たちについて書いて行きます。ただ、人数がかなり多いので何本かに分けて投稿します。では早速行きましょう!

アシスタントコーチ

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Tullio Gritti🇮🇹(62)

 Grittiは、アタランタでアシスタントコーチとしてガスペリーニ監督を支えています。

 Grittiはミラノのオルティカ出身で、サッカー選手としての道を選び、77/78シーズンにデビュー、トリノ、ブレシア、エラスヴェローナなどのチームを渡り歩き、1993年7月現役を引退しました。

 引退後、コーチとして働き始めたのは2001年7月で、Triestinaというチームでアシスタントコーチに就任しました、その後トリノを挟んで2004年7月からジェノアでテクニカルコーチに就任します。そして就任2年後にGrittiに転機とも呼べる出来事が起こります。ジャン・ピエロ・ガスペリーニがジェノアに就任したのです。Grittiは2010年11月にガスペリーニのジェノア退任に伴ってジェノアを退団しますが、2012年の9月ガスペリーニがパレルモ就任時にフリーだったGrittiをテクニカルコーチとして招聘され、ガスペリーニの右腕となっていきます。

 しかし、このときのパレルモのオーナーは、パウリシオ・ザンパリー会長といって、パレルモオーナー時代に15年間で39回もの監督交代を行い、監督を切るのが早いことで知られた方で、今回も例に漏れず、2013年2月4日にガスペリーニ監督が解任、それに伴ってGrittiも退団しました。ただここからが面白く、なんと同じ月の28日にガスペリーニ監督がパレルモに再び招聘されるという普通では考えられないことが起き、Grittiも再びパレルモに呼ばれました。ただ結局2回目のガスペリーニのパレルモ政権も長続きはせず、2013年3月11日にガスペリーニ監督解任に伴いGrittiも退団しました。

 その後2013年9月から2016年6月までジェノアでガスペリーニのもとアシスタントコーチとして働き、2016年6月、ガスペリーニのアタランタ就任に伴いアタランタに加入し今に至ります。

 アタランタとの契約は今の所2022年6月30日までとなっていて、これはガスペリーニと同じです。今後Grittiがアタランタに残留するかは全てガスペリーニ次第といっても過言ではないでしょう。

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Jens Bengsbo🇩🇰(62)

  Bengsboは、2018年10月より、アタランタでアシスタントコーチとして働いていますが、フルタイムアタランタで働いているというわけではありません。彼は月2週間働くというパートタイム契約でアタランタと契約しています。

 Bengsboは残りの2週間をコペンハーゲン大学で働いています。Bengsboは1984年にコペンハーゲン大学を卒業し、1994年にコペンハーゲン大学で理学博士号をとり、2003年には、生理学及びスポーツ科学の教授になっています。Bengsboはスポーツ科学の世界でも名を馳せていて、サッカーのトレーニングなどで用いられるYO-YOテストを生み出したのは他ならぬ彼です。

 ここからは、Bengsboの過去を振り返って行きましょう。ここまでの話だけだとBengsboとサッカーの接点が見えてきませんがBengsboは、75/76シーズンから87/88シーズンまでデンマーク国内でディフェンダーとしてプレーしていました。現役の間に大学を卒業しているんですね。その後前述したように、コペンハーゲン大学で学びながら2001年7月から2004年6月まで、ユベントスでマルチェロリッピ監督もとでアシスタントコーチとして働きました。また、2001年7月から2003年6月の期間はガスペリーニがユベントスのユースで指揮をとっておりのちのアタランタへの就任に大きく影響しているのは間違いありません。2004年7月からはAEKアテネで医療部門で働きつつ、2016年8月までデンマーク代表のフィトネスコーチとして働いていました。

 そして2018年10月アタランタのアシスタントコーチとして契約しました。2019年夏には、ローマから招聘の話があったようですが断り、契約を延長しました。この契約延長の際には、アタランタとガスペリーニ監督がパートタイムでの仕事に理解を示してくれているといっていました。

 またBengsboは、教授として本も多数出版していて、スポーツ科学に関することからサッカーの戦術についての本まで幅広く出版しています。

最後に

 今回は少し短いですが、疲れてしまったのでスタッフ紹介は以上とさせていただきます。まだまだ紹介したい人が沢山いるので頑張って書こうと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考資料





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